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公開番号2025109324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003127
出願日2024-01-12
発明の名称会話評価装置
出願人個人,個人,個人
代理人個人,個人
主分類G06F 40/279 20200101AFI20250717BHJP(計算;計数)
要約【課題】会話のリスクを精度よく評価すること。
【解決手段】本開示である会話評価装置は、会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、取得した会話データから意図データベースに基づいて意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した文字列箇所のうち除外データベースに基づいて除外フレーズが含まれる文字列箇所を除外した対象文字列を特定する特定部と、対象文字列に基づいて会話データを評価する評価部と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定する特定部と、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する評価部と、
を備えた会話評価装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の会話評価装置であって、
前記除外フレーズは、前記意図フレーズの語尾に他の文字が連結された文字列からなる平叙文の語尾を含むフレーズである、
会話評価装置。
【請求項3】
請求項2に記載の会話評価装置であって、
前記除外フレーズは、前記意図フレーズの語尾を含むフレーズである、
会話評価装置。
【請求項4】
請求項1に記載の会話評価装置であって、
前記意図フレーズは、会話者による会話相手に対する確認、指示又は依頼のいずかの意図表現のフレーズである、
会話評価装置。
【請求項5】
請求項1に記載の会話評価装置であって、
前記評価部は、前記会話データにおける前記対象文字列の出現状況に基づいて、前記会話データを評価する、
会話評価装置。
【請求項6】
請求項5に記載の会話評価装置であって、
予め設定された名詞が登録された名詞データベースを備え、
前記特定部は、取得した前記会話データから前記名詞データベースに登録されている前記名詞を特定し、
前記評価部は、前記会話データにおける前記名詞の出現状況と前記対象文字列の出現状況とに基づいて、前記会話データを評価する、
会話評価装置。
【請求項7】
請求項6に記載の会話評価装置であって、
前記評価部は、前記会話データに出現した前記名詞の数と前記対象文字列の数とに基づいて、前記会話データを評価する、
会話評価装置。
【請求項8】
請求項6に記載の会話評価装置であって、
前記評価部は、前記会話データに出現した前記名詞の内容と前記対象文字列の内容とに基づいて、前記会話データを評価する、
会話評価装置。
【請求項9】
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
を備えた情報処理装置が、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定し、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する、
会話評価方法。
【請求項10】
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
を備えた情報処理装置に、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定し、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、会話のリスク度合いを評価する会話評価装置、会話評価方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電話を用いた通話による詐欺などの犯罪が増加している。犯罪としては、例えば、犯罪者が通話相手の家族に成りすましてだまし、金銭の振り込みを要求する、といったいわゆる振り込め詐欺がある。そして、このような振り込め詐欺の場合には、犯罪者は通話相手の家族に成りすますことから、自身の名は名乗らず「俺」などと称呼することや、金銭の振り込みを要求することから、「お金」や「振り込み」といった特有のフレーズを含む通話を行うことが多い、という特性がある。また、他の詐欺行為などの犯罪時の通話にも、その犯罪の内容に特有のフレーズを含むことが多い。
【0003】
このため、上述したような電話を用いた通話による詐欺などの犯罪を抑制するために、特許文献1に記載のように、会話音声を認識して予め設定されたキーワードを抽出する、ことが行われている。そして、特許文献1には、抽出したキーワードの出現数などから、通話の不審度合いを評価して利用者に通知する、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-193479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した技術では、抽出したキーワードに基づいて不審度合いを評価しているため、仮に通話にキーワードが含まれない場合には、不審度合いを低く評価してしまう。その結果、通話の不審度合いなどのリスクを精度よく評価することができない、という問題が生じる。また、電話による通話に限らず、例えば、インターフォンを介した会話やドア越しの会話などいかなる会話においても上述した問題が生じる。
【0006】
このため、本発明の目的は、上述した課題である、会話のリスクを精度よく評価することができない、ことを解決することができる会話評価装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態である会話評価装置は、
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定する特定部と、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する評価部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である会話評価方法は、
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
を備えた情報処理装置が、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定し、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
会話者による意図表現のフレーズである予め設定された意図フレーズが登録された意図データベースと、
前記意図フレーズを少なくとも一部に含む平叙文のうちの少なくとも一部からなるフレーズである予め設定された除外フレーズが登録された除外データベースと、
を備えた情報処理装置に、
取得した会話データから前記意図データベースに基づいて前記意図フレーズが含まれる文字列箇所を抽出すると共に、抽出した前記文字列箇所のうち前記除外データベースに基づいて前記除外フレーズが含まれる前記文字列箇所を除外した対象文字列を特定し、
前記対象文字列に基づいて前記会話データを評価する、
処理を実行させる、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0008】
本開示は、以上のように構成されることにより、会話のリスクを精度よく評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示における通話評価装置の構成を示すブロック図である。
本開示における通話評価装置に記憶される意図データベースの一例を示す図である。
本開示における通話評価装置に記憶される除外データベースの一例を示す図である。
本開示における通話評価装置による通話データの処理の様子を示す図である。
本開示における通話評価装置による通話データの処理動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態1>
本開示の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、図面は一例であり、本開示は、図面に記載される内容に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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