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公開番号
2025092826
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208170
出願日
2023-12-11
発明の名称
工事車両の運行管理システム
出願人
株式会社鴻池組
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/09 20060101AFI20250616BHJP(信号)
要約
【課題】工事車両同士のすれ違いを支援する工事車両の運行管理システムを提供する。
【解決手段】往路を走行する工事車両a
1
と復路を走行する工事車両b
1
について、自車の位置情報をGNSS2に発信する位置情報発信手段3と、GNSS2経由で送られてくる工事車両a
1,
b
1
の位置情報を受信して管理する管理サーバ4と、管理サーバ4から工事車両a
1,
b
1
に対し、待避所イでの待機の要否に関する指令を伝達する待機指令伝達手段6と、待機指令伝達手段6からの指令を受信する待機指令受信手段7とを有する。管理サーバ4において予め管理サーバ4に入力された待避所イの位置情報と、管理サーバ4が受信した工事車両a
1,
b
1
の位置情報をもとに、特定区間における工事車両a
1,
b
1
の通過時間が最適となるように、工事車両a
1,
b
1
の個々に対する待避所イでの待機の要否を算定して、工事車両a
1
又はb
1
に待機の要否に関する指令を発信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
工事車両どうしのすれ違いが困難な路線の特定区間について、往路を走行する1または複数の工事車両と復路を走行する1または複数の工事車両に対し、前記特定区間内に位置するすれ違いが可能な1または複数の待避所での待機の要否に関する指令を伝達することで、工事車両どうしの走行を円滑化するための工事車両の運行管理システムであって、
管理対象となる各工事車両について自車の位置情報をGNSSに発信する位置情報発信手段と、前記GNSS経由で送られてくる前記各工事車両の位置情報を受信して管理する管理サーバと、前記管理サーバから前記各工事車両に対し、前記1または複数の待避所での待避の要否に関する指令を伝達する待機指令伝達手段と、前記待機指令伝達手段からの指令を受信する待機指令受信手段と、
を備え、
前記管理サーバにおいて、あらかじめ前記管理サーバに入力された前記待避所の位置情報と、受信した前記各工事車両の位置情報をもとに、前記特定区間における各工事車両の優先度や通過時間が最適となるように、前記各工事車両の個々に対する前記待避所での待避の要否を算定し、各工事車両に待機の要否に関する指令を発信するようにしたことを特徴とする工事車両の運行管理システム。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
請求項1記載の工事車両の運行管理システムにおいて、前記位置情報発信手段及び前記待機指令受信手段は、前記各工事車両に設置されたまたは各工事車両の運転手が保有するモバイル端末にインストールされたアプリによるものであることを特徴とする工事車両の運行管理システム。
【請求項3】
請求項2記載の工事車両の運行管理システムにおいて、前記モバイル端末の表示手段には、前記管理サーバを経由して伝達される他の工事車両の位置情報および前記1または複数の待避所の位置情報が表示されることを特徴とする工事車両の運行管理システム。
【請求項4】
請求項1または2記載の工事車両の運行管理システムにおいて、各工事車両を含む一定領域にGNSSによる位置情報を利用したジオフェンスがそれぞれ設定されていることを特徴とする工事車両の運行管理システム。
【請求項5】
請求項1または2記載の工事車両の運行管理システムにおいて、各待避所を含む一定領域にGNSSによる位置情報を利用したジオフェンスがそれぞれ設定されていることを特徴とする工事車両の運行管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に単線で道幅が狭く、車両どうしのすれ違いが困難な中山間道路等における、工事車両などの大型車両どうしのすれ違い(譲り合い)を円滑化するための工事車両の運行管理システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
中山間道路は、一般に交通量が少ないこと等を想定して単線で道幅の狭い道路が多い。このような道路では、特に工事車両などの大型車両どうしのすれ違いが困難かほぼ不可能な区間が多く、このような区間で大型車両どうしがすれ違うには、すれ違う一方の車両が道路途中に設けられた待避所で一時待機し、他方の車両が通り過ぎるまで待つ必要がある。
【0003】
また、中山間道路は、幾重にも曲がりくねって先を見通せない区間が多いため、運転手は対向車両の有無や位置、台数などを事前に視認することができない。このため、中山間道路での対向車両との遭遇は、運転手にとって大きな危険を伴うだけでなく、対向車両とのすれ違い時の回避や待避に迅速に対応できないため、交通渋滞を招きやすいという課題があった。
【0004】
ところで、中山間道路等における車両の安全走行を支援する交通シテムの発明として、例えば、特許文献1に対向車両の存在を運転者に事前に報知する走行車両支援システムの発明が開示されている。
【0005】
簡単に説明すると、道幅が狭く視認距離の確保が困難な区間が連続して続く中山間地域の道路において、一方向側から接近する走行車両を検知する第一センサーと、他方向側から接近する走行車両を検知する第二センサーと、前記第一センサーと第二センサーの間に設置され、一方向側からの走行車両の接近を報知する複数の第一表示器と、他方向側からの走行車両の接近を報知する複数の第二表示器を備え、それぞれの検知信号が400MHz帯の特定小電力無線を用いた無線通信により通信され、前記複数の第一表示器は、受信する第一検知信号を、その一方側最先の第一表示器から他方側の第一表示器に順次転送していき、前記複数の第二表示器は、受信する第二検知信号を、その他方側最先の第二表示器から一方側の第二表示器に順次転送していくように構成されている。
【0006】
これにより、視認距離の確保が困難な区間が連続して続くような中山間道路においても、運転者は対向車両の存在を事前に視認することにより安全に走行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5301938号公報
特開2021-180015号公報
特開2010-092114号公報
特開2023-085812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1の走行車両支援システムの発明では、道幅が狭く車両どうしの譲り合いが困難か、ほぼ不可能な区間における車両の円滑な走行ができないため、車両どうしの譲り合い時の回避や待避に迅速に対応できないため、交通渋滞が発生しやすいという課題があった。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に中山間道路などの単線で道幅が狭く、車両どうしのすれ違いが困難か、ほぼ不可能な道路における車両どうしのすれ違いを円滑化した工事車両の運行管理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、工事車両どうしのすれ違いが困難な路線の特定区間について、往路を走行する1または複数の工事車両と復路を走行する1または複数の工事車両に対し、前記特定区間内に位置するすれ違いが可能な1または複数の待避所での待機の要否に関する指令を伝達することで、工事車両どうしの走行を円滑化するための工事車両の運行管理システムであって、
管理対象となる各工事車両について自車の位置情報をGNSSに発信する位置情報発信手段と、前記GNSS経由で送られてくる前記各工事車両の位置情報を受信して管理する管理サーバと、前記管理サーバから前記各工事車両に対し、前記1または複数の待避所での待避の要否に関する指令を伝達する待機指令伝達手段と、前記待機指令伝達手段からの指令を受信する待機指令受信手段と、を備え、前記管理サーバにおいて、あらかじめ前記管理サーバに入力された前記待避所の位置情報と、受信した前記各工事車両の位置情報をもとに、前記特定区間における各工事車両の優先度(現場入場車両優先、上り車両優先など)や通過時間が最適となるように、前記各工事車両の個々に対する前記待避所での待避の要否を算定し、各工事車両に待機の要否に関する指令を発信するようにしたことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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