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公開番号2025091958
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207530
出願日2023-12-08
発明の名称加飾積層体、転写シート、加飾部材、及び移動体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 5/00 20060101AFI20250612BHJP(光学)
要約【課題】立体感を有し、且つマットな質感が表現された加飾積層体及び加飾部材を提供する。
【解決手段】加飾積層体10は、表側面11と裏側面12と、を有し、且つ賦形層20と拡散層90と、を備える。賦形層20は、凹凸構造25が形成された賦形面20aを有する。加飾積層体10は、少なくとも1つの単位光学要素13を有する。単位光学要素13において賦形面20aは、複数の傾倒面26Aと、隣り合う傾倒面26Aを接続する複数の接続面26Bと、を含む。傾倒面26Aの法線方向に対する角度が、傾倒面26Aに接続する接続面26Bの法線方向に対する角度よりも大きい。拡散層90は、入射した光を拡散させる。加飾積層体10の表側面11における入射角85°での鏡面光沢度G(85)の、加飾積層体10の表側面11における入射角20°での鏡面光沢度G(20)に対する比率である比率G(85)/G(20)が、2以上30以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
表側面と、前記表側面に向かい合う裏側面と、を有し、且つ賦形層と、前記賦形層よりも前記表側面に近い位置に位置して前記賦形層と向かい合う拡散層と、を備える加飾積層体であって、
前記賦形層は、凹凸構造が形成された賦形面を有し、
前記加飾積層体は、入射した光を前記凹凸構造に応じて反射、屈折および/又は回折させる、少なくとも1つの単位光学要素を有し、
前記単位光学要素において前記賦形面は、前記加飾積層体の法線方向に沿って延びる基準線に向かう方向に並び且つ前記基準線に向かって傾倒する複数の傾倒面と、隣り合う傾倒面を接続する複数の接続面と、を含み、
前記傾倒面の前記法線方向に対する角度が、当該傾倒面に接続する前記接続面の前記法線方向に対する角度よりも大きく、
前記拡散層は、入射した光を拡散させ、
前記加飾積層体の前記表側面における入射角85°での鏡面光沢度G(85)の、前記加飾積層体の前記表側面における入射角20°での鏡面光沢度G(20)に対する比率である比率G(85)/G(20)が、2以上30以下である、加飾積層体。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記複数の傾倒面は、レンズ面であり、
前記複数の接続面は、ライズ面である、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項3】
前記加飾積層体の前記表側面における入射角60°での鏡面光沢度G(60)が、70以下である、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項4】
前記表側面の側からJIS Z 8722:2009に準拠して測定した全光線反射率(R
SCI
)が10%以上である、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項5】
前記拡散層は、バインダー樹脂と、前記バインダー樹脂中に分散された光拡散材とを含有する、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項6】
前記拡散層は、入射した光を拡散させる凹凸面を有する、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項7】
前記加飾積層体は、前記賦形層の前記賦形面を覆う輝度調整層を備える、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項8】
前記輝度調整層は、蒸着膜である、請求項7に記載の加飾積層体。
【請求項9】
前記賦形層の前記賦形面は、前記裏側面と向かい合い、
前記輝度調整層よりも前記裏側面に近い位置に位置して前記輝度調整層に接する第2輝度調整層を備える、請求項7に記載の加飾積層体。
【請求項10】
前記複数の接続面は、前記加飾積層体の法線方向に対して角度をなす、請求項1に記載の加飾積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加飾積層体、転写シート、加飾部材、及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の内外装製品(インストルメントパネル等)、家電製品、住宅等を加飾するための加飾積層体が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、表面に凹凸模様が設けられた加飾積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2020-179517公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような加飾積層体には、様々な意匠表現を可能にすることが求められる。とりわけ、加飾積層体には、立体感を有する意匠を表現することが要望される。その一方で、加飾積層体には、艶の抑制されたマットな質感を表現することが要望される場合もある。立体感を有し、且つマットな質感が表現された加飾積層体によれば、高級感をともなった豊かな意匠表現が可能となる。
【0005】
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであって、立体感を有し、且つマットな質感が表現された加飾積層体及び加飾部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[14]に関連する。
【0007】
[1]
表側面と、前記表側面に向かい合う裏側面と、を有し、且つ賦形層と、前記賦形層よりも前記表側面に近い位置に位置して前記賦形層と向かい合う拡散層と、を備える加飾積層体であって、
前記賦形層は、凹凸構造が形成された賦形面を有し、
前記加飾積層体は、入射した光を前記凹凸構造に応じて反射、屈折および/又は回折させる、少なくとも1つの単位光学要素を有し、
前記単位光学要素において前記賦形面は、前記加飾積層体の法線方向に沿って延びる基準線に向かう方向に並び且つ前記基準線に向かって傾倒する複数の傾倒面と、隣り合う傾倒面を接続する複数の接続面と、を含み、
前記傾倒面の前記法線方向に対する角度が、当該傾倒面に接続する前記接続面の前記法線方向に対する角度よりも大きく、
前記拡散層は、入射した光を拡散させ、
前記加飾積層体の前記表側面における入射角85°での鏡面光沢度G(85)の、前記加飾積層体の前記表側面における入射角20°での鏡面光沢度G(20)に対する比率である比率G(85)/G(20)が、2以上30以下である、加飾積層体。
【0008】
[2]
前記複数の傾倒面は、レンズ面であり、
前記複数の接続面は、ライズ面である、[1]に記載の加飾積層体。
【0009】
[3]
前記加飾積層体の前記表側面における入射角60°での鏡面光沢度G(60)が、70以下である、[1]又は[2]に記載の加飾積層体。
【0010】
[4]
前記表側面の側からJIS Z 8722:2009に準拠して測定した全光線反射率(R
SCI
)が10%以上である、[1]~[3]のいずれかに記載の加飾積層体。
(【0011】以降は省略されています)

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