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公開番号
2025091665
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207057
出願日
2023-12-07
発明の名称
画像形成装置及び画像形成方法
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/01 20060101AFI20250612BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】印刷物の金属光沢感を安定化させ得るようにする。
【解決手段】画像形成装置1は、ドットカウントdの値と印刷速度VPとの関係を表した印刷速度テーブル96を記憶部81に予め記憶させておき、印刷処理の実行時に、当該印刷速度テーブル96を参照し、その時点のドットカウントdに応じて印刷速度を調整する。これにより画像形成装置1は、ドットカウントdの値に応じて印刷速度VPを適切に増減させることができるので、トナー収容空間21の銀トナー残量の変動に関わらず、平均粒径DAの変動を極めて狭い範囲での変動に抑え、これに伴いFI値の変動幅を十分に小さく抑えることができる。これにより画像形成装置1は、トナー収容空間21内の銀トナー残量に影響されることなく、銀トナーTSを使用して印刷した画像において、安定した金属光沢感を得ることができる。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
光輝性現像剤が収容される収容部を含み、前記光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な画像形成部と、
前記画像形成部の動作を制御する制御部と
を具え、
前記制御部は、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤の残量が第1残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、第1線速度で前記光輝性現像剤像を形成させ、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤の前記残量が前記第1残量よりも少ない第2残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記第1線速度よりも低い第2線速度で前記光輝性現像剤像を形成させる
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記収容部に前記光輝性現像剤が供給され前記残量が前記第2残量よりも多い第3残量となった際に、前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記第2線速度よりも高い第3線速度で前記光輝性現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第3線速度は、前記第1線速度よりも低い
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部の制御に基づき、前記光輝性現像剤を前記収容部に供給する現像剤供給部
をさらに具え、
前記制御部は、前記収容部に収容されている前記光輝性現像剤の前記残量が所定の閾値を下回った場合、前記現像剤供給部により前記光輝性現像剤を前記収容部に供給させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記光輝性現像剤を使用した量を表す計数値を計数すると共に、当該計数値を基に前記残量を認識する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記収容部に収容されている前記光輝性現像剤の前記残量を検出する残量センサ
をさらに具え、
前記制御部は、前記残量センサによる検出結果を基に前記残量を認識する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成部は、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が付着される現像ローラと、
前記現像ローラに付着される前記光輝性現像剤の量を規制する現像ブレードと、
露光された静電潜像に対し、前記現像ローラによって前記光輝性現像剤が現像されることにより前記光輝性現像剤像が形成される像担持体と
をさらに具え、
前記制御部は、少なくとも前記像担持体の線速度を変更させることにより、前記第1線速度よりも低い前記第2線速度で前記光輝性現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成部により転写ベルト上に形成された前記光輝性現像剤像を搬送する転写部
をさらに具え、
前記制御部は、前記転写ベルトの線速度を変更させることにより、前記第1線速度よりも低い前記第2線速度で前記光輝性現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な画像形成部の収容部に収容される前記光輝性現像剤の残量を表す残量表示値を取得する残量取得ステップと、
前記残量表示値が第1残量である場合に、第1線速度とし、前記残量表示値が前記第1残量よりも少ない第2残量である場合に、前記第1線速度よりも低い第2線速度とする速度設定ステップと、
前記速度設定ステップにより設定された前記線速度で前記光輝性現像剤像を形成する形成ステップと
を含むことを特徴とする画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置及び画像形成方法に関し、例えば電子写真方式のプリンタに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置(プリンタとも呼ばれる)として、コンピュータ装置等から供給される画像に基づき、現像剤(トナーとも呼ばれる)を用いて画像形成ユニットにより現像剤像(トナー画像とも呼ばれる)を形成して紙等の媒体に転写し、これに熱及び圧力を加えて定着させることにより、印刷処理を行うものが広く普及している。
【0003】
また現像剤の中には、光輝性を持たせる等の目的で、シルバー現像剤(銀トナーとも呼ぶ)等のようにアルミニウム等のような光輝性顔料を含有するものがある。また画像形成装置においては、金属光沢感を得るために、シルバー現像剤の重量平均分子量と、光輝性顔料の大きさと、シルバー現像剤中における光輝性顔料の含有量とを規定することにより、高い光輝性(FI値)を有する印刷物を形成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-113783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながらこのような画像形成装置においては、光輝性現像剤を有する印刷物を印刷した場合、安定した金属光沢感を得ることが困難な場合があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷物の金属光沢感を安定化させ得る画像形成装置及び画像形成方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、光輝性現像剤が収容される収容部を含み、光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な画像形成部と、画像形成部の動作を制御する制御部とを有し、制御部は、収容部に収容された光輝性現像剤の残量が第1残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、第1線速度で光輝性現像剤像を形成させ、収容部に収容された光輝性現像剤の残量が第1残量よりも少ない第2残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、第1線速度よりも低い第2線速度で光輝性現像剤像を形成させるようにした。
【0008】
また本発明の画像形成方法においては、光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な画像形成部の収容部に収容される光輝性現像剤の残量を表す残量表示値を取得する残量取得ステップと、残量表示値が第1残量である場合に、第1線速度とし、残量表示値が第1残量よりも少ない第2残量である場合に、第1線速度よりも低い第2線速度とする速度設定ステップと、速度設定ステップにより設定された線速度で光輝性現像剤像を形成する形成ステップとを含むようにした。
【0009】
本発明は、制御部の制御により、画像形成部において現像ローラの回転速度を変化させて外周部分の線速度を変更し、これに応じて現像ローラの表面に付着している光輝性現像剤に関し、現像ブレードとの間を通過し得る当該光輝性現像剤の粒径を変化させる。具体的に本発明は、収容部において光輝性現像剤の残量が比較的多い第1残量である場合には、比較的高い第1線速度として平均粒径を増加させ、光輝性現像剤の残量が比較的少ない第2残量である場合には、比較的低い第2線速度として平均粒径を減少させる。これにより本発明は、光輝性現像剤における平均粒径の変動幅を縮小させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印刷物の金属光沢感を安定化させ得る画像形成装置及び画像形成方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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