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公開番号2025091532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206781
出願日2023-12-07
発明の名称電源装置の固定構造
出願人トヨタバッテリー株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】従来の固定構造では、簡易な構成により、衝突した際の電源装置の安全性を高めることが出来ない問題があった。
【解決手段】本発明の電源装置の固定構造は、電源装置11を車両に固定するための固定構造であって、電源装置11を車両に固定する第1のベルト21、24と、電源装置11を車両に固定し、第1のベルト21、24よりも高い伸縮性を有する第2のベルト22、23と、車両を構成する車体部材、及び、車両に衝突した衝突物が第1のベルト21、24を押し込む力に対向する方向の少なくとも一方に先端が向くように構成された鋭角部を備える切断部材と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源装置を車両に固定するための固定構造であって、
前記電源装置を車両に固定する第1のベルトと、
前記電源装置を車両に固定し、前記第1のベルトよりも高い伸縮性を有する第2のベルトと、
前記車両を構成する車体部材、及び、前記車両に衝突した衝突物が前記第1のベルトを押し込む力に対向する方向の少なくとも一方に先端が向くように構成された鋭角部を備える切断部材と、
を有する電源装置の固定構造。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記切断部材は、前記電源装置の筐体から前記第1のベルトに向かって突出するように設けられる請求項1に記載の電源装置の固定構造。
【請求項3】
前記切断部材は、前記第1のベルトを固定するボルトの周囲に設けられる請求項1に記載の電源装置の固定構造。
【請求項4】
前記切断部材の鋭角部に対向する位置に前記車体部材が設けられる請求項3に記載の電源装置の固定構造。
【請求項5】
前記電源装置は、前記車両に固定された状態で前記第1のベルトにより押さえ付けられる位置にサービスプラグを有し、
前記電源装置は、内部に設けられる電流経路の導通と遮断とを切り替えるスイッチを有し、
前記サービスプラグは、前記第1のベルトによる圧力がかけられた状態で前記スイッチを導通状態、前記第1のベルトが切断された状態で前記スイッチを遮断状態とするように弾性部材により前記電源装置の筐体に支持される請求項1に記載の電源装置の固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、車両に電源装置を固定するための固定構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の電池セルを積層した状態でバッテリケースに収納するバッテリモジュールが電源装置として多く提案されている。このようなバッテリモジュールは車両に搭載される際に、車両に固定される。しかしながら、衝突等の衝撃が加わった際には電源装置の破損を防止するために電源装置の車両への固定を開放する必要が生じる。そこで、電源装置を固定する技術の例が特許文献1、2に開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の水素タンク支持装置は、水素タンクを強度を有する容器の内部に、同容器の内壁面に対して適当な隔離距離を設けて固定し、同容器がある規定値以上の衝撃を受けた場合に同固定部が切断されるような構造又は強度とし、前記容器の内壁面を、前記水素タンクが前記規定値以上の衝撃を受けて前記固定部が切断した後、前記水素タンクが同内壁面に衝突して減衰振動を起こす構造とした。
【0004】
特許文献2に記載の電源装置の固定構造は、電源装置を車両に固定するための固定構造であって、前記電源装置を前記車両に固定させるベルトと、前記車両に加わる外力に応じて変位することにより、前記ベルトを切断する切断部材と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-297724号公報
特開2009-279950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の水素タンク支持装置は、固定部が切断した後に水素タンクを受け止めるための容器を準備しなければならず装置が大きくなる問題がある。また、特許文献2に記載の電源装置の固定構造では、ベルトが切断された後に電源装置を一定の場所に留めて置くことができない問題がある。つまり、特許文献1、2に記載の技術では、衝突に起因する衝突荷重が生じた際に簡易な構成により電源装置の固定を開放しつつ、一定の範囲に留めておくことが出来ない問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により、衝突した際の電源装置の安全性を高めることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる電源装置の固定構造の一態様は、電源装置を車両に固定するための固定構造であって、前記電源装置を車両に固定する第1のベルトと、前記電源装置を車両に固定し、前記第1のベルトよりも高い伸縮性を有する第2のベルトと、前記車両を構成する車体部材、及び、前記車両に衝突した衝突物が前記第1のベルトを押し込む力に対向する方向の少なくとも一方に先端が向くように構成された鋭角部を備える切断部材と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電源装置の固定構造によれば、簡易な構成により、衝突した際の電源装置の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる電源装置の固定構造の概略図である。
実施の形態1にかかる電源装置の固定構造の第1のバンドに関連する構造を説明する図である。
実施の形態1にかかる第1のバンドが切断される状態を説明する図である。
実施の形態1にかかる第1のバンドが切断された後の第2のバンドの状態を説明する図である。
実施の形態2にかかる電源装置の固定構造の概略図である。
実施の形態2にかかる電源装置の固定構造の第1のバンドに関連する構造を説明する図である。
実施の形態2にかかる第1のバンドが切断される状態を説明する図である。
実施の形態3にかかるサービスプラグの配置例を説明する図である。
実施の形態3にかかるサービスプラグの第1の具体例を説明する図である。
実施の形態3にかかるサービスプラグの第2の具体例を説明する図である。
実施の形態3にかかるサービスプラグの第3の具体例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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