TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025088719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024174751
出願日2024-10-04
発明の名称水素燃焼反応用触媒、それを用いた触媒組成物、およびそれらを用いた水素燃焼方法またはメタンの製造方法、ならびにその触媒組成物の製造方法
出願人国立大学法人北海道大学
代理人個人,個人
主分類B01J 27/232 20060101AFI20250604BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】新規の水素燃焼反応用触媒を提供する。
【解決手段】炭酸銀(Ag2CO3)、酢酸銀(CH3COOAg)および酸化銀(Ag2O)からなる群から選択される少なくとも1種を含有する水素燃焼反応用触媒。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭酸銀(Ag

CO

)、酢酸銀(CH

COOAg)および酸化銀(Ag

O)からなる群から選択される少なくとも1種を含有する水素燃焼反応用触媒。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
炭酸銀(Ag

CO

)および酢酸銀(CH

COOAg)からなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1に記載の水素燃焼反応用触媒。
【請求項3】
金属酸化物担体と、
前記金属酸化物担体に接触した、請求項1または2に記載の水素燃焼反応用触媒と、を含む触媒組成物。
【請求項4】
前記金属酸化物担体に接触した、ニッケル、鉄、コバルトおよび銅からなる群から選択される少なくとも1種を含むCO

還元反応用触媒をさらに含む、請求項3に記載の触媒組成物。
【請求項5】
前記金属酸化物担体は、アルミナ、ジルコニア、チタニアおよび酸化亜鉛からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項3に記載の触媒組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の水素燃焼反応用触媒、又は請求項3に記載の触媒組成物を、容器内に配置する工程と、
前記容器を80℃以上450℃未満に加熱する工程と、
前記容器内に水素および酸素を供給する工程と、を含む水素燃焼方法。
【請求項7】
請求項4に記載の触媒組成物を、容器内に配置する工程と、
前記容器を80℃以上350℃以下に加熱する工程と、
前記容器内に水素、酸素および二酸化炭素を供給する工程と、
を含むメタンの製造方法。
【請求項8】
請求項4に記載の触媒組成物を、容器内に配置する工程と、
前記容器を80℃以上350℃以下に加熱する工程と、
前記容器内の圧力が0.1~20MPaとなるように前記容器内に水素、酸素および二酸化炭素を供給する工程と、
を含むメタノールの製造方法。
【請求項9】
請求項4に記載の触媒組成物を、容器内に配置する工程と、
前記容器を80℃以上350℃以下に加熱する工程と、
前記容器内の圧力が0.1~10MPaとなるように前記容器内に水素、酸素および二酸化炭素を供給する工程と、
を含むホルムアルデヒドの製造方法。
【請求項10】
請求項4に記載の触媒組成物を、容器内に配置する工程と、
前記容器を80℃以上350℃以下に加熱する工程と、
前記容器内の圧力が0.1~10MPaとなるように前記容器内に水素、酸素および二酸化炭素を供給する工程と、
を含むギ酸の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は水素燃焼反応用触媒、それを用いた触媒組成物、およびそれらを用いた水素燃焼方法またはメタンの製造方法、ならびにその触媒組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
水素の燃焼反応は、以下の式(1)によって示される。


+ 1/2O

= H

O + 284kJ・・・(1)
【0003】
式(1)に示されるように、水素を燃焼させることにより、高いエネルギーが得られる。
【0004】
より効率的に水素を燃焼させるために、触媒の利用が考えられる。特許文献1では、表面分子水素を水素ラジカルへと解離する水素酸化触媒(HOC)と、表面分子酸素を酸素ラジカルへと解離する酸素還元触媒(ORC)と、を含む触媒組成物を開示している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
特表2020-531268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されるような技術では、担体の他に、HOCとORCの2種の材料を必須とすると共に、HOCがパラジウムまたは白金などであり、供給不足及び/又は高コストなどの懸念があり、それに代わる新規の水素燃焼反応用触媒が求められている。
【0007】
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、新規の水素燃焼反応用触媒を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様1は、
炭酸銀(Ag

CO

)、酢酸銀(CH

COOAg)および酸化銀(Ag

O)からなる群から選択される少なくとも1種を含有する水素燃焼反応用触媒である。
【0009】
本発明の態様2は、
炭酸銀(Ag

CO

)および酢酸銀(CH

COOAg)からなる群から選択される少なくとも1種を含有する水素燃焼反応用触媒である。
【0010】
本発明の態様3は、
金属酸化物担体と、
前記金属酸化物担体に接触した、態様1または2に記載の水素燃焼反応用触媒と、を含む触媒組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

国立大学法人北海道大学
眼底画像処理装置および眼底画像処理プログラム
26日前
日東電工株式会社
がん送達用医薬組成物または免疫賦活用組成物
19日前
日本電信電話株式会社
階段型数モードファイバ及び光伝送システム
21日前
株式会社日立製作所
回転ガントリ、及びそれを用いた粒子線治療システム
11日前
株式会社日立製作所
バイオマーカ算出装置、粒子線治療システム、およびバイオマーカ算出方法
24日前
国立大学法人北海道大学
水素燃焼反応用触媒、それを用いた触媒組成物、およびそれらを用いた水素燃焼方法またはメタンの製造方法、ならびにその触媒組成物の製造方法
5日前
東レ株式会社
複合半透膜
1か月前
株式会社サタケ
バグフィルタ
14日前
東ソー株式会社
ケトン捕捉剤
1か月前
株式会社西部技研
ガス吸着装置
26日前
プライミクス株式会社
攪拌装置
6日前
株式会社源兵衛
液状廃棄物処理具
19日前
東レ株式会社
濾過方法
1か月前
東レ株式会社
濾過方法および濾過装置
26日前
株式会社フクハラ
CO2分離方法
6日前
株式会社村田製作所
触媒装置
21日前
東ソー株式会社
カルボニル化合物の捕捉剤
7日前
ワシノ機器株式会社
複式ストレーナ
1か月前
株式会社LIXIL
液体供給システム
1か月前
株式会社トクヤマ
加熱装置及び表面処理装置
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
6日前
大日本印刷株式会社
攪拌スタンド
25日前
株式会社GSユアサメンブレン
ろ過装置
19日前
水ing株式会社
スカム防止装置
20日前
個人
流体混合装置
1か月前
株式会社神戸製鋼所
混練機
7日前
東ソー株式会社
消臭性組成物及び脱臭フィルター
17日前
株式会社神戸製鋼所
混練装置
1か月前
清水建設株式会社
集塵ユニット
13日前
株式会社アピステ
オイルミスト除去装置
21日前
株式会社大真空
二酸化炭素回収システム
1か月前
日本特殊陶業株式会社
セラミック多孔体
11日前
CKD株式会社
二酸化炭素回収システム
1か月前
株式会社大真空
二酸化炭素回収システム
1か月前
トヨタバッテリー株式会社
混練機、及び混練方法
18日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
26日前
続きを見る