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公開番号
2025087795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2025033566,2024558403
出願日
2025-03-04,2024-06-24
発明の名称
位置検出装置
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】折り畳み式のディスプレイを含み、かつ、EMR方式による電磁誘導ペンの位置検出に対応する位置検出装置を提供する。
【解決手段】本発明による位置検出装置は、パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、表示画像生成層と、第1の電極層と、第2の電極層と、サポートプレートと、を含む。1以上の第1の電極はサポートプレートに形成され、1以上の第1の電極はサポートプレートの一方表面に一層で形成され、1以上の第2の電極はサポートプレートの他方表面に一層で形成され、サポートプレートの一方表面に形成された複数のパッドをさらに含み、1以上の第1の電極のそれぞれは、同一面内の配線によって複数のパッドのいずれかに接続され、1以上の第2の電極のそれぞれはサポートプレートに設けられたビア導体によって前記複数のパッドのいずれかに接続される。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、
駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、
第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイルを構成する1以上の第1の電極が配設された第1の電極層と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを構成する1以上の第2の電極が配設された第2の電極層と、
前記パネル面に対して前記表示画像生成層よりも遠い位置に設けられたサポートプレートと、を含み、
前記1以上の第1の電極は、前記サポートプレートに形成され、
前記1以上の第1の電極は、前記サポートプレートの一方表面に一層で形成され、
前記1以上の第2の電極は、前記サポートプレートの他方表面に一層で形成され、
前記サポートプレートの前記一方表面に形成された複数のパッドをさらに含み、
前記1以上の第1の電極のそれぞれは、同一面内の配線によって前記複数のパッドのいずれかに接続され、
前記1以上の第2の電極のそれぞれは、前記サポートプレートに設けられたビア導体によって前記複数のパッドのいずれかに接続される、
位置検出装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、
駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、
第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイルを構成する1以上の第1の電極が配設された第1の電極層と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを構成する1以上の第2の電極が配設された第2の電極層と、
前記パネル面に対して前記表示画像生成層よりも遠い位置に設けられたサポートプレートと、を含み、
前記1以上の第1の電極は、前記サポートプレートの一方表面に一層で形成された部分と、前記サポートプレートの他方表面に一層で形成された部分とが前記サポートプレートに設けられたビア導体によって相互に接続されてなる構成を有し、
前記1以上の第2の電極は、前記サポートプレートの一方表面に一層で形成された部分と、前記サポートプレートの他方表面に一層で形成された部分とが前記サポートプレートに設けられたビア導体によって相互に接続されてなる構成を有する、
位置検出装置。
【請求項3】
前記サポートプレートの前記一方表面に形成された複数のパッドをさらに含み、
前記1以上の第1の電極のそれぞれは、前記サポートプレートの一方表面に形成された配線によって前記複数のパッドのいずれかに接続され、
前記1以上の第2の電極のそれぞれは、前記サポートプレートの一方表面に形成された配線によって前記複数のパッドのいずれかに接続される、
請求項2に記載の位置検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は位置検出装置及びセンサに関し、特に、電磁誘導方式(EMR方式)によりペンの位置検出を行う位置検出装置及びセンサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
タブレット端末などのパネル面上における電磁誘導ペンの位置を検出するための方式の1つとして、EMR方式が知られている。EMR方式による位置検出装置は、X方向に並べられたXコイルと、Y方向に並べられたYコイルとを含むEMRセンサを有し、EMRセンサと電磁誘導ペンの間の電磁誘導作用により、電磁誘導ペンの位置を導出するよう構成される。特許文献1には、EMRセンサの一例が開示されている。これらの文献に開示されているように、EMRセンサは一般に、ディスプレイの下側(パネル面から遠い側)に配置される。また、ディスプレイの上側(パネル面から近い側)には、パネル面上における指の位置を検出するためのタッチセンサが配置される。
【0003】
また、近年、折り畳み式のディスプレイ(フォルダブルディスプレイ)が登場している。特許文献2,3には、折り畳み式のディスプレイの例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-033543号公報
米国特許出願公開第2023-0071229号明細書
米国特許出願公開第2021―0208709号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献2,3に開示されるような折り畳み式のディスプレイをEMR方式による電磁誘導ペンの位置検出に対応させる場合、EMRセンサも折り畳めるように構成する必要があることになる。しかしながら、特許文献1に記載されるような(ディスプレイから見て)外付けのEMRセンサは、このような要請に応えることはできない。ディスプレイとは別工程で製造されるEMRセンサ内の配線を、ディスプレイの折り畳み軸に対して厳密に位置決めすることが困難であるからである。
【0006】
したがって、本発明の目的の一つは、折り畳み式のディスプレイを含み、かつ、EMR方式による電磁誘導ペンの位置検出に対応する位置検出装置及びセンサを提供することにある。
【0007】
また、従来のEMRセンサでは、Xコイル、Yコイルともに、隣接するコイル間で配線の重なり合う部分がある。つまり、Xコイル、Yコイルともに多層構造であり、その分、EMRセンサ及びディスプレイを含む構造体の厚みが大きくなってしまうので、改善が必要とされていた。
【0008】
したがって、本発明の目的の他の一つは、EMRセンサを含む構造体の薄型化を実現できる位置検出装置及びセンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の側面による位置検出装置は、パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイルを構成する1以上の第1の電極が配設された第1の電極層と、前記表示画像生成層を中心に前記第1の電極層が設けられた側とは反対側に、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを構成する1以上の第2の電極が配設された第2の電極層と、を含む位置検出装置である。
【0010】
本発明の第2の側面による位置検出装置は、パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイルを構成する1以上の第1の電極が配設された第1の電極層と、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを構成する1以上の第2の電極が配設された第2の電極層と、を含み、前記1以上の第2の電極は、前記表示画像生成層の一方表面に一層で形成される、位置検出装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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