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公開番号
2025109171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024146046
出願日
2024-08-27
発明の名称
センサコントローラ、方法、及び位置検出装置
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250716BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ペン検出信号が画素駆動信号と干渉してしまうことを抑制できるセンサコントローラ及び方法を提供する。
【解決手段】本発明によるセンサコントローラは、ディスプレイと重ねて配置されるEMRセンサに接続されるセンサコントローラであって、前記ディスプレイのパネル面内におけるパッシブポインタによるタッチを検出するためのタッチ検出動作に同期して前記EMRセンサを用いて電磁誘導ペンを検出するための動作を行い、前記電磁誘導ペンを検出した場合に、前記ディスプレイの画素駆動に同期して前記EMRセンサを用いて前記電磁誘導ペンを検出するための動作を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスプレイと重ねて配置されるEMRセンサに接続されるセンサコントローラであって、
前記ディスプレイのパネル面内におけるパッシブポインタによるタッチを検出するためのタッチ検出動作に同期して、前記EMRセンサを用いて電磁誘導ペンを検出するための動作を行い、
前記電磁誘導ペンを検出した場合に、前記ディスプレイの画素駆動に同期して、前記EMRセンサを用いて前記電磁誘導ペンを検出するための動作を行う、
センサコントローラ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記タッチ検出動作は、前記ディスプレイと重ねて配置されるタッチセンサを用いて実行されるものであり、
前記電磁誘導ペンを検出した場合に、前記タッチ検出動作を停止させる、
請求項1に記載のセンサコントローラ。
【請求項3】
前記タッチ検出動作に同期して実行される電磁誘導ペンを検出するための動作は、前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作よりも低い電力で実行される、
請求項1に記載のセンサコントローラ。
【請求項4】
前記タッチ検出動作に同期して実行される電磁誘導ペンを検出するための動作及び前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作は、前記パネル面の全体で前記電磁誘導ペンの検出を行う動作である、
請求項3に記載のセンサコントローラ。
【請求項5】
前記タッチ検出動作に同期して実行される電磁誘導ペンを検出するための動作は、前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作よりも長い時間をかけて、前記電磁誘導ペンの検出を行う動作である、
請求項4に記載のセンサコントローラ。
【請求項6】
前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作により前記電磁誘導ペンを検出した後、前記ディスプレイの画素駆動に同期して、既に検出された前記電磁誘導ペンの位置を更新するための前記電磁誘導ペンの検出動作を行う、
請求項4又は5に記載のセンサコントローラ。
【請求項7】
前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作は、既に検出された前記電磁誘導ペンの位置を更新するための前記電磁誘導ペンの検出動作である、
請求項1又は2に記載のセンサコントローラ。
【請求項8】
前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作は、前記ディスプレイの水平同期信号に同期して実行される、
請求項7に記載のセンサコントローラ。
【請求項9】
前記ディスプレイの画素駆動に同期して実行される前記電磁誘導ペンを検出するための動作を行った結果、前記電磁誘導ペンを検出しなかった場合に、前記タッチ検出動作に同期して実行される電磁誘導ペンを検出するための動作を行う、
請求項7に記載のセンサコントローラ。
【請求項10】
ディスプレイと重ねて配置されるEMRセンサに接続されるセンサコントローラによって実行される方法であって、
前記ディスプレイのパネル面内におけるパッシブポインタによるタッチを検出するためのタッチ検出動作に同期して前記EMRセンサを用いて電磁誘導ペンを検出するための動作を行うステップと、
前記電磁誘導ペンを検出した場合に、前記ディスプレイの画素駆動に同期して前記EMRセンサを用いて前記電磁誘導ペンを検出するための動作を行うステップと、
を含む方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はセンサコントローラ、方法、及び位置検出装置に関し、特に電磁誘導方式(EMR方式)のセンサに接続されたセンサコントローラ、該センサコントローラによって実行される方法、該センサコントローラを含む位置検出装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ペン入力における電磁誘導ペンの検出を電磁誘導方式で行うためのEMRセンサと、指などのパッシブポインタによるタッチ入力におけるパッシブポインタの検出を静電容量方式で行うためのタッチセンサとを、画像等を表示するためのディスプレイに対して重畳配置してなる構成を有する位置検出装置が知られている。特許文献1には、このような位置検出装置の一例が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、EMRセンサとタッチセンサを有する位置検出装置が開示されている。この位置検出装置は、EMRセンサによって電磁誘導ペンが検出されると、タッチセンサによるパッシブポインタの位置検出を止め、EMRセンサによるペンの位置検出のみを行うよう構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-074245号公報
特開2009-265759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、EMRセンサ、タッチセンサ、ディスプレイが重畳配置されているタイプの従来の位置検出装置の中には、タッチセンサを用いて行うパッシブポインタの検出動作(以下「タッチ検出動作」という)がディスプレイの画素駆動(以下、単に「画素駆動」という)と同期して実行され、EMRセンサを用いて行う電磁誘導ペンを検出するための動作(以下「ペン検出動作」という)がタッチ検出動作と同期して実行され、その結果、ペン検出動作が画素駆動と間接的に同期して実行されるものがある。
【0006】
そのような位置検出装置において、特許文献2に記載されるようなパッシブポインタの位置検出の停止が起こると、ペン検出動作はタッチ検出動作と同期できなくなる。そうすると、画素駆動とも同期できなくなってしまうため、ペン検出動作のために用いられる信号(交番磁界を生成するための電流信号、及び、電磁誘導ペンが送出した交番磁界によって発生する電流信号を含む)とディスプレイの画素駆動のために用いられる画素駆動信号(ゲート信号及びソース信号を含む)との間に干渉が発生してしまうという問題があった。
【0007】
ここで、従来の位置検出装置の中には、画素駆動と同期する同期信号を生成し、この同期信号に同期してタッチ検出動作を行うことにより、タッチ検出動作を画素駆動に同期させているものがある。そしてさらに、電磁誘導ペンが検出されたことによってタッチ検出動作を停止させた場合であっても、この同期信号の生成は停止しないものがある。そのような位置検出装置においては、タッチ検出動作の停止中であっても、上記同期信号に同期してペン検出動作を行うこととすれば、ペン検出動作を(実際には行われない)タッチ検出動作に同期して行うことは一応可能である。
【0008】
しかしながら、そもそも従来の位置検出装置においてペン検出動作をタッチ検出動作と同期して実行するのは、ペン検出動作とタッチ検出動作とが相互にノイズとなることを防止するためである。したがって、タッチ検出動作の停止中にはそもそもタッチ検出動作と同期する必要がなく、そうであれば、ペン検出動作を画素駆動と直接的に同期して行うことが好ましく、そうすることで、ペン検出動作のために用いられる信号とディスプレイの画素駆動のために用いられる画素駆動信号の干渉の抑制効果を最大化できる。にも関わらず、上記の方法によれば、タッチ検出動作の停止中にもペン検出動作をタッチ検出動作に同期して行うことになるので、ペン検出動作と画素駆動の同期は間接的なものとなってしまい、本来得られるはずの干渉抑制効果が十分に得られないことになってしまう。
【0009】
したがって、本発明の目的の一つは、ペン検出動作のために用いられる信号とディスプレイの画素駆動のために用いられる画素駆動信号とが干渉してしまうことを確実に抑制できるセンサコントローラ、方法、及び位置検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によるセンサコントローラは、ディスプレイと重ねて配置されるEMRセンサに接続されるセンサコントローラであって、前記ディスプレイのパネル面内におけるパッシブポインタによるタッチを検出するためのタッチ検出動作に同期して前記EMRセンサを用いて電磁誘導ペンを検出するための動作を行い、前記電磁誘導ペンを検出した場合に、前記ディスプレイの画素駆動に同期して前記EMRセンサを用いて前記電磁誘導ペンを検出するための動作を行う、センサコントローラである。
(【0011】以降は省略されています)
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