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公開番号
2025120461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025100090,2022535022
出願日
2025-06-16,2021-06-25
発明の名称
電子ペン
出願人
株式会社ワコム
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/03 20060101AFI20250807BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 防水対策を適切に施すことができると共に、製造工程も複雑にならないようにすることができる電子ペンを提供する。
【解決手段】 電子ペンカートリッジ1は、外部筐体に装着することにより電子ペンを構成することができるものであり、回路基板16と筆圧検出部14とが内部筐体11内に設けられ、芯体21は内部筐体11内の筆圧検出部14を押圧するように設けられる。コイル23は、内部筐体11よりもペン先側に設けられるが、少なくとも当該コイル23は樹脂のシーリング部24によって覆われることにより、防水対策が施され、電気的な特性の変化を生じさせることがないようにされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状のフェライトコアと、
前記フェライトコアの側面の長手方向の一方の端部から他方の端部側への一定範囲の第1非巻回部と、前記他方の端部から前記一方の端部側への一定範囲の第2非巻回部とを除く部分に巻回されるコイルと、
前記コイルと、前記第1非巻回部の前記コイル側の少なくとも一部と、前記第2非巻回部の前記コイル側の少なくとも一部を覆うように形成される樹脂のシーリングと、
を備える電磁誘導方式により位置検出可能な電子ペン。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
棒状の芯体をさらに備え、
前記フェライトコアには前記芯体が通る貫通孔が設けられる
請求項1に記載の電子ペン。
【請求項3】
筆圧検出部をさらに備え、
前記芯体は前記筆圧検出部を押圧する、
請求項2に記載の電子ペン。
【請求項4】
前記コイルの両端が接続される回路基板をさらに備え、
前記コイルは、前記回路基板に搭載されたキャパシタ素子と、前記筆圧検出部とが並列に接続されることにより、共振回路を構成する
ことを特徴とする請求項3に記載の電子ペン。
【請求項5】
筐体と、
前記筐体内に収納され、前記コイルの両端が接続される回路基板と、
をさらに備える請求項1に記載の電子ペン。
【請求項6】
前記シーリングは、前記コイルと共に、前記内部筐体を一体に覆うように形成されるものである
請求項5に記載の電子ペン。
【請求項7】
一方の端部側から棒状の芯体を挿抜可能とする貫通孔が設けられた筒状のフェライトコアと、
前記フェライトコアの側面の長手方向の他方の端部から前記一方の端部側への一定範囲の非巻回部を除く部分に巻回されるコイルと、
前記コイルと、前記非巻回部の前記コイル側の少なくとも一部を覆うように形成される樹脂のシーリングと、
を備える電磁誘導方式により位置検出可能な電子ペン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)等の位置検出センサを搭載した種々の電子機器に対して、座標を指示することにより情報の入力を行うようにする電子ペンに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
位置検出センサを搭載した種々の電子機器の登場により、電子ペンも広く利用されるようになった。しかし、位置検出センサを搭載した電子機器に専用の電子ペンではなく、使いなれた例えばボールペンなどの筆記具の筐体に、電子ペン機能が搭載された替え芯(リフィル)を装着して使用したいとする要求があった。そこで、電子ペン機能が搭載されたカートリッジ式の替え芯(以下、電子ペンカートリッジと記載する。)を、既存の筆記具の筐体に装着して使用する電子ペンが考えられた。
【0003】
位置検出センサを搭載した電子機器は、種々の場所に持ち運ばれて使用される場合も多く、例えば、雨天の屋外、海岸や河川などの水辺などでも使用される場合がある。このため、位置検出センサを搭載した電子機器は、防水対策が講じられたものもある。これに対応して、電子ペンについても、防水対策が考えられている。例えば、後に記す特許文献1には、筒状の内部筐体(カートリッジのケース)の中空部内に、電子ペン機能を実現するための構成部材や回路基板を収納し、当該内部筐体の中空部内を樹脂により充填することにより防水対策等を行うものが開示されている。
【0004】
なお、特許文献1に開示された電子ペンにおいては、芯体は、内部筐体からペン先が突出するように内部筐体内に取り付けが可能にされる。また、筆圧検出部は、内部筐体の後端部に設けられ、芯体に掛けられる筆圧に応じて、内部筐体自体が軸心方向後側に摺動移動し、後端部に設けられた筐体蓋の凸部によって押圧されることにより、筆圧の検出が可能になる。特許文献1に開示された発明の場合には、電子ペン機能を実現するための構成部分や回路基板を樹脂で覆うことができるので、充分な防水対策が施された電子ペンが実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/149879号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の特許文献1に開示された発明の電子ペンは、内部筐体の後端に筆圧検出部が設けられた構成を有する。このため、内部筐体が芯体に印加される筆圧に応じて、外部筐体内を軸心方向後側に摺動移動することにより、外側筐体の後端部に取り付けられる筐体蓋の凸部が内部筐体の筆圧検出部を押圧する。このように、筆圧検出部を内部筐体の後端に設けた場合には、芯体によって直接に筆圧検出部を押下する構成ではないために、芯体にかかる筆圧が途中で分散されるなどして、筆圧検出の応答性が若干落ちる懸念がある。できれば、筆圧検出部は、芯体により直接に押圧可能なようにペン先側に配置したい。
【0007】
また、例えば、電磁誘導方式の電子ペンカートリッジの場合について考えてみると、筆圧検出部や回路基板等の電子部品は、内部筐体内に収納されるが、共振回路を構成するためのコイルは、内部筐体の前段に設けられる場合が多い。このように、コイルが内部筐体の外に設けられる構成の場合には、当該コイル部分については防水対策を施す必要が生じる。当該コイル部分が濡れた場合にはコイルの特性が変化し、当該コイルを含んで構成される共振回路の共振周波数に影響を及ぼし、位置検出センサ側での指示位置の検出や筆圧の検出に影響を及ぼす場合があると考えられる。また、電子ペンカートリッジの製造にできるだけ手間をかけずに製造できるようにしたい。
【0008】
以上のことに鑑み、この発明は、防水対策を適切に施すと共に、製造工程も複雑にならないようにすることができる電子ペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、
筒状のフェライトコアと、
前記フェライトコアの側面の長手方向の一方の端部から他方の端部側への一定範囲の第1非巻回部と、前記他方の端部から前記一方の端部側への一定範囲の第2非巻回部とを除く部分に巻回されるコイルと、
前記コイルと、前記第1非巻回部の前記コイル側の少なくとも一部と、前記第2非巻回部の前記コイル側の少なくとも一部を覆うように形成される樹脂のシーリングと、
を備える電磁誘導方式により位置検出可能な電子ペンを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態の電子ペンカートリッジについて説明するための図である。
第2の実施の形態の電子ペンカートリッジについて説明するための図である。
第2の実施の形態の電子ペンカートリッジの他の例について説明するための図である。
第3の実施の形態の電子ペンカートリッジについて説明するための図である。
第3の実施の形態の電子ペンカートリッジの他の例について説明するための図である。
図5に示した電子ペンカートリッジの先端ユニットと内部筐体側の電気的な接続部分について説明するための図である。
実施の形態の電子ペンカートリッジの等価回路を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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