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公開番号
2025094047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2025042128,2021082840
出願日
2025-03-17,2021-05-14
発明の名称
ペン及びセンサコントローラ
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250617BHJP(計算;計数)
要約
【課題】通常データの周期性を維持しつつ、アップリンク信号内のコマンドによりペンにデータを設定することが可能になる。
【解決手段】本発明によるペンは、フレーム周期ごとにアップリンク信号を送信するセンサコントローラとの間で通信を行うペンであって、第1のフレームにおいて受信される前記アップリンク信号である第1のアップリンク信号から、前記センサコントローラが前記ペンに対して次以降のフレームにて値を送信する予定のデータの種別を識別する識別子を取得し、前記第1のフレームの次以降のフレームである第2のフレームにおいて受信される前記アップリンク信号である第2のアップリンク信号から、前記識別子に対応するデータの値を取得する、ペンである。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
フレーム周期ごとにアップリンク信号を送信するセンサコントローラとの間で通信を行うペンであって、
第1のフレームにおいて受信される前記アップリンク信号である第1のアップリンク信号から、前記センサコントローラが前記ペンに対して次以降のフレームにて値を送信する予定のデータの種別を識別する識別子を取得し、
前記第1のフレームの次以降のフレームである第2のフレームにおいて受信される前記アップリンク信号である第2のアップリンク信号から、前記識別子に対応するデータの値をメモリに設定する集積回路、
を有するペン。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記集積回路は、前記第1のアップリンク信号への応答として、前記識別子により示される種別のデータを設定可能であることを示す応答データを含むダウンリンク信号を送信する、
請求項1に記載のペン。
【請求項3】
前記ダウンリンク信号は、筆圧値の上位所定数ビットからなる短縮筆圧値を含む、
請求項2に記載のペン。
【請求項4】
前記集積回路は、
前記第1のアップリンク信号内の前記識別子により示される種別のデータを前記メモリに設定可能であるか否かを判定し、
設定可能であると判定した場合に、前記第1のアップリンク信号への応答として、前記識別子により示される種別のデータを設定可能であることを示す応答データを含む第1のダウンリンク信号を送信する一方、
設定可能でないと判定した場合には、前記第1のアップリンク信号への応答として、前記応答データを含まない第2のダウンリンク信号を送信する、
請求項1に記載のペン。
【請求項5】
前記第1のダウンリンク信号は、筆圧値の上位所定数ビットからなる短縮筆圧値を含み、
前記第2のダウンリンク信号は、前記筆圧値を含む、
請求項4に記載のペン。
【請求項6】
前記集積回路は、前記第1のフレームよりも前のフレームにおいて前記センサコントローラが送信する、前記ペンのバージョンを取得するためのコマンドを含む前記アップリンク信号である第3のアップリンク信号への応答として、前記ペンのバージョンを示す情報を含むダウンリンク信号を送信する、
をさらに含む請求項1に記載のペン。
【請求項7】
ペンに対してフレーム周期ごとにアップリンク信号を送信するセンサコントローラであって、
第1のフレームにおいて、前記ペンに対して次以降のフレームにて値を送信する予定のデータの種別を識別する識別子を含む前記アップリンク信号である第1のアップリンク信号を送信し、
前記第1のフレームの次以降のフレームである第2のフレームにおいて、前記識別子に対応するデータの値を含む前記アップリンク信号である第2のアップリンク信号を送信する、
センサコントローラ。
【請求項8】
前記第1のアップリンク信号への応答として前記ペンから受信されるダウンリンク信号に、前記識別子により示される種別のデータを設定可能であることを示す応答データが含まれている場合に、前記第2のアップリンク信号を送信する、
請求項7に記載のセンサコントローラ。
【請求項9】
前記ダウンリンク信号は、筆圧値の上位所定数ビットからなる短縮筆圧値を含み、
前記第1のアップリンク信号への応答として前記ペンが送信した前記ダウンリンク信号により受信された前記短縮筆圧値から復元した筆圧値をホストプロセッサにレポートする、
請求項8に記載のセンサコントローラ。
【請求項10】
前記第1のアップリンク信号への応答として前記ペンから受信されるダウンリンク信号に、前記識別子により示される種別のデータを設定可能であることを示す応答データが含まれていない場合に、前記第2のアップリンク信号の送信を行わない、
請求項7に記載のセンサコントローラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は通信方法に関し、特に、アクティブペンとセンサコントローラの間で実行される双方向通信のための通信方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
センサコントローラ及びペンを含み、これらの間で双方向に通信可能に構成された位置検出システムが知られている。以下では、センサコントローラからペンに対して送信される信号を「アップリンク信号」と称し、ペンからセンサコントローラに対して送信される信号を「ダウンリンク信号」と称する。
【0003】
アップリンク信号は、センサコントローラからペンへの命令を示すコマンドを含む信号である。アップリンク信号を受信したペンは、その中に含まれるコマンドに応じた動作を行う。一方、ダウンリンク信号は、センサコントローラに位置を検出させるための位置信号と、ペンからセンサコントローラに対して送信するデータによって変調されてなるデータ信号とを含む信号である。データ信号によって送信されるデータには、描画のために周期的に送信されるデータ(筆圧値など。以下「通常データ」という)と、コマンドへの応答として送信されるデータ(以下「応答データ」という)とが含まれる。
【0004】
アップリンク信号は、アップリンク信号及びダウンリンク信号の送受信スケジュール(つまり、ダウンリンク信号の送信タイミング、及び、次のアップリンク信号の受信タイミング)の基準となるタイミングをペンに知らせる役割も有しており、センサコントローラはアップリンク信号を周期的に送信するよう構成される。ペンは、アップリンク信号の受信タイミングに基づいてアップリンク信号及びダウンリンク信号の送受信スケジュールを決定し、決定した送受信スケジュールに従って、ダウンリンク信号の送信と、次のアップリンク信号の受信とを実行する。
【0005】
特許文献1,2には、位置検出システムの例が開示されている。これらの例においては、送信するコマンドのサイズに応じて、アップリンク信号のサイズが可変とされている。こうすることでセンサコントローラは、ペンに対し、様々なサイズのコマンドを送信することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6603435号公報
特許第6644200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで出願人は、アップリンク信号内のコマンドにより、描画色(BrushColor)などのデータをペンに設定できるようにすることを考えている。具体的には、設定データの種別及び値を含むコマンドをアップリンク信号内に配置し、このコマンドによってペン内にデータを設定することを検討している。
【0008】
しかしながら、設定データの種別及び値を含むコマンドはサイズが大きなものになることから、アップリンク信号内に配置することとすると、アップリンク信号のサイズが大きくなってしまう。そうすると、ダウンリンク信号の送信に割り当てられる時間が減り、通常データの周期性に影響が及ぶので、改善が必要であった。
【0009】
したがって、本発明の目的の一つは、通常データの周期性を維持しつつ、アップリンク信号内のコマンドによりペンにデータを設定できる通信方法を提供することにある。
【0010】
また、近年では筆圧値のビット数が多くなっている(例えば12ビット)ことから、1つのダウンリンク信号内に応答データと通常データの両方を配置することが難しくなっている。そうすると、応答データを送信する際には通常データが欠落してしまうことになるので、改善が必要であった。
(【0011】以降は省略されています)
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