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公開番号2025087265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201800
出願日2023-11-29
発明の名称流動性埋戻材及び流動性埋戻材の製造方法
出願人株式会社長岡生コンクリート
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 3/12 20060101AFI20250603BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】品質管理が容易で高い製造効率と環境性能を兼ね備えた流動性埋戻材及び流動性埋戻材を提供する。
【解決手段】本発明の流動性埋戻材1は、結合材10と、骨材20と、水30と、を混練してなり、結合材10が、活性フィラー11を含み、骨材20が、粒状化細骨材21又は粒状化細骨材21とスラッジケーキA由来のスラッジ粉22からなり、スランプフロー値が200mm以上であり、一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm2以上であることを特徴とする。本発明の流動性埋戻材の製造方法は、結合材10と、骨材20と、水30と、を混練して流動性埋戻材1を製造し、結合材10が、活性フィラー11を含み、骨材20が、粒状化細骨材21又は粒状化細骨材21とスラッジケーキA由来のスラッジ粉22からなり、スランプフロー値が200mm以上かつ一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm2以上となるように配合したことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
結合材と、骨材と、水と、を混練してなる流動性埋戻材であって、
前記結合材が、活性フィラーを含み、
前記骨材が、粒状化細骨材からなり、
スランプフロー値が200mm以上であり、
一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上であることを特徴とする、
流動性埋戻材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
結合材と、骨材と、水と、を混練してなる流動性埋戻材であって、
前記結合材が、活性フィラーを含み、
前記骨材が、粒状化細骨材と、スラッジケーキ由来のスラッジ粉と、からなり、
スランプフロー値が200mm以上であり、
一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上であることを特徴とする、
流動性埋戻材。
【請求項3】
前記骨材において、前記スラッジ粉の配合を容積比30%以下としたことを特徴とする、
請求項2に記載の流動性埋戻材。
【請求項4】
一軸圧縮強度(28日)が1.0N/mm

以下であることを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流動性埋戻材。
【請求項5】
前記結合材が、高炉スラグ微粉末からなることを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流動性埋戻材。
【請求項6】
結合材と、骨材と、水と、を混練して流動性埋戻材を製造する、流動性埋戻材の製造方法であって、
前記結合材が、活性フィラーを含み、
前記骨材が、粒状化細骨材からなり、
スランプフロー値が200mm以上かつ一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上となるように配合したことを特徴とする、
流動性埋戻材の製造方法。
【請求項7】
結合材と、骨材と、水と、を混練して流動性埋戻材を製造する、流動性埋戻材の製造方法であって、
前記結合材が、活性フィラーを含み、
前記骨材が、粒状化細骨材と、スラッジケーキ由来のスラッジ粉と、からなり、
スランプフロー値が200mm以上かつ一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上となるように配合したことを特徴とする、
流動性埋戻材の製造方法。
【請求項8】
前記骨材において、前記スラッジ粉の配合を容積比30%以下としたことを特徴とする、
請求項7に記載の流動性埋戻材の製造方法。
【請求項9】
一軸圧縮強度(28日)が1.0N/mm

以下であることを特徴とする、
請求項6乃至8のいずれか一項に記載の流動性埋戻材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は流動性埋戻材及び流動性埋戻材の製造方法に関し、品質管理が容易で高い製造効率と環境性能を兼ね備えた流動性埋戻材及び流動性埋戻材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
地下道や共同溝等の地下構造物や、電力、水道、ガス、通信等の地下埋設物を埋設するための埋め戻し材として、建設発生土を主材とする流動性の埋戻材が知られている(特許文献1)。
従来技術の流動性埋戻材は、建設発生土、調整泥水、及びセメント系固化材からなり、例えば以下の方法で製造する。
汚泥ピット内の建設発生土に清水を添加して攪拌し、調整泥水を生成する(解泥工程)。解泥作業と同時に、調整泥水中の礫、粘土、木片や番線等の異物をふるい分けて除去する(除去工程)。礫等を除去した調整泥水をミキサに投入し、建設発生土とセメント系固化材を混合攪拌して流動化処理度を製造する(攪拌工程)。
流動化処理土は、建設発生土の種類や状態との関係において、空隙内を隙間なく充填可能な流動性と、設計目的に合致した強度及び密度を確保可能な配合設計を適用して製造する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-336145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術には以下のような問題点が存在する。
<1>品質管理の問題
建設発生土は、調達先や調達時期によって土質が異なる。このため、建設発生土ごとに調整泥水や結合材を配合設計する必要があり、品質管理が難しい。
<2>製造効率の問題
調整泥水の製造のために、汚泥ピットに建設発生土を投入して清水を加え、重機で攪拌する解泥工程が必要である。また、建設発生土に木片や番線などの異物が混入していると、圧送時に配管が詰まり、設備が損傷する危険があるため、材料の攪拌前に建設発生土中の異物を発見して除去する工程が必要である。
このため、製造に手間と時間がかかり、製造効率が悪い。
<3>搬送コストの問題
建設発生土を外部の再利用施設から搬送する必要がある。再利用施設は、貯蔵用の広い敷地を必要とするため、設置数に限りがあり、結果として搬送距離が比較的長距離となる場合が多い。このため、搬送コストが嵩む。
<4>環境負荷の問題
セメント系固化材の製造時に排出される二酸化炭素や、建設発生土の搬送に伴う多量の排出ガスが、環境に負荷を与える要因となる。
【0005】
本発明の目的は、以上のような問題点を解決するための流動性埋戻材及び流動性埋戻材の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の流動性埋戻材は、結合材と、骨材と、水と、を混練してなる流動性埋戻材であって、結合材が、活性フィラーを含み、骨材が、粒状化細骨材からなり、スランプフロー値が200mm以上であり、一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上であることを特徴とする。
【0007】
本発明の流動性埋戻材は、結合材と、骨材と、水と、を混練してなる流動性埋戻材であって、結合材が、活性フィラーを含み、骨材が、粒状化細骨材と、スラッジケーキ由来のスラッジ粉と、からなり、スランプフロー値が200mm以上であり、一軸圧縮強度(28日)が0.3N/mm

以上であることを特徴とする。
【0008】
本発明の流動性埋戻材は、骨材において、スラッジ粉の配合が容積比30%以下であってもよい。
【0009】
本発明の流動性埋戻材は、一軸圧縮強度(28日)が1.0N/mm

以下であってもよい。
【0010】
本発明の流動性埋戻材は、結合材が、高炉スラグ微粉末からなってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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