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公開番号
2025086919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201171
出願日
2023-11-29
発明の名称
調光ユニット
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
G02F
1/13 20060101AFI20250603BHJP(光学)
要約
【課題】調光フィルムの機能を損なわずに電極部を含む必要箇所を好適に封止することができる調光ユニットを提供する。
【解決手段】本実施形態の調光ユニットは、調光フィルムと、前記調光フィルムに駆動電圧を印加する電極部と、前記調光フィルムのうち前記電極部を含む第1領域を挟み込むことによって封止して、前記調光フィルムのうち前記電極部を含まない第2領域を封止せずに露出させる封止部と、を有することを特徴とする。本実施形態の調光ユニットは、前記電極部に接続された配線部をさらに有し、前記封止部は、前記調光フィルムのうち前記電極部と前記配線部を含む前記第1領域を挟み込むことによって封止して、前記調光フィルムのうち前記電極部と前記配線部を含まない前記第2領域を封止せずに露出させてもよい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
調光フィルムと、
前記調光フィルムに駆動電圧を印加する電極部と、
前記調光フィルムのうち前記電極部を含む第1領域を挟み込むことによって封止して、前記調光フィルムのうち前記電極部を含まない第2領域を封止せずに露出させる封止部と、
を有することを特徴とする調光ユニット。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記電極部に接続された配線部をさらに有し、
前記封止部は、前記調光フィルムのうち前記電極部と前記配線部を含む前記第1領域を挟み込むことによって封止して、前記調光フィルムのうち前記電極部と前記配線部を含まない前記第2領域を封止せずに露出させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の調光ユニット。
【請求項3】
前記封止部は、前記調光フィルムのうち前記電極部を含む前記第1領域を挟み込むことによって封止する一対のヒートシール部から構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の調光ユニット。
【請求項4】
前記一対のヒートシール部は、前記調光フィルムと対向する面の反対側の面に位置する、PET(Polyethylene Terephthalate)とHC(Hard-Coating)を含む保護層を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光ユニット。
【請求項5】
前記一対のヒートシール部は、前記調光フィルムと対向する面に位置する、プライマ材を含む密着層を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光ユニット。
【請求項6】
前記調光フィルムは、液晶層と、前記液晶層の外側に位置する透明導電層と、前記透明導電層の外側に位置する複数層の外側支持層とを有し、
前記外側支持層の少なくとも一層は、前記一対のヒートシール部により挟み込まれない位置まで切断される、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光ユニット。
【請求項7】
前記透明導電層は、前記液晶層の両面の外側に位置する一対が設けられ、
前記外側支持層は、前記一対の透明導電層のそれぞれの外側に位置する一対が設けられ、
前記一対の外側支持層のそれぞれは、その少なくとも一層が、前記一対のヒートシール部により挟み込まれない位置まで切断される、
ことを特徴とする請求項6に記載の調光ユニット。
【請求項8】
前記調光フィルムは、液晶層と、前記液晶層の外側に位置する透明導電層と、前記透明導電層の外側に位置する第1外側支持層と、前記第1外側支持層の外側に位置する第2外側支持層とを有し、
前記第1外側支持層は、前記一対のヒートシール部により挟み込まれ、
前記第2外側支持層は、前記一対のヒートシール部により挟み込まれない位置まで切断される、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光ユニット。
【請求項9】
前記透明導電層は、前記液晶層の両面の外側に位置する一対が設けられ、
前記第1外側支持層と前記第2外側支持層は、前記一対の透明導電層のそれぞれの外側に位置する一対が設けられ、
前記一対の第1外側支持層は、前記一対のヒートシール部により挟み込まれ、
前記一対の第2外側支持層は、前記一対のヒートシール部により挟み込まれない位置まで切断される、
ことを特徴とする請求項8に記載の調光ユニット。
【請求項10】
前記一対のヒートシール部の端面と前記第2外側支持層の端面は、両端面の間に空隙をおいて対向する、
ことを特徴とする請求項8に記載の調光ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、調光シートと、支持基材と、被覆部と、一対の配線部と、防水性粘着層と、を備える調光ユニットが記載されている。調光シートは、高分子ネットワークが有する空隙に液晶組成物を保持する調光層、および、調光層を挟む一対の透明電極層を備える。支持基材は、調光シートよりも大きい外形を有する。被覆部は、支持基材上において調光シートの外縁に沿って延びて調光シートの端面を覆い、調光シートの外部から調光層の内部に向けて水分が浸入することを抑える。一対の配線部は、各透明電極層に1つずつ接続して、支持基材の外側まで延びる。防水性粘着層は、各配線部と支持基材との間に1つずつ位置して、各配線部を支持基材に貼り付ける。特許文献1の調光ユニットは、調光シートの表面と対向する平面視にて調光シートが支持基材の内側に位置した状態で、調光シートが支持基材に取り付けられている。
【0003】
特許文献2には、第1接合面を有した第1透明被覆基材と、第2接合面を有した第2透明被覆基材と、第1接合面と第2接合面との間に位置する調光フィルムと、を備える調光シートが記載されている。調光フィルムは、第1透明電極フィルムと、第2透明電極フィルムと、液晶層と、を備える。第1透明電極フィルムは、第1電極層と、第1電極層を支持する第1支持フィルムとを備え、第1支持フィルムが第1接合面に接合されている。第2透明電極フィルムは、第2電極層と、第2電極層を支持する第2支持フィルムとを備え、第2支持フィルムが第2接合面に接合されている。液晶層は、第1透明電極フィルムと第2透明電極フィルムとの間を埋める液晶組成物を備える。特許文献2の調光シートは、調光フィルムと第1接合面間、および調光フィルムと第2接合面間を接合する透明粘着層をさらに備え、透明粘着層は、厚さ50μm以上100μm以下である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6669218号公報
特開2021-140076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者の鋭意研究によると、特許文献1、2は、調光フィルムの機能を損なわずに電極部を含む必要箇所を好適に封止するという観点において、改良の余地がある。
【0006】
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、調光フィルムの機能を損なわずに電極部を含む必要箇所を好適に封止することができる調光ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の調光ユニットは、調光フィルムと、前記調光フィルムに駆動電圧を印加する電極部と、前記調光フィルムのうち前記電極部を含む第1領域を挟み込むことによって封止して、前記調光フィルムのうち前記電極部を含まない第2領域を封止せずに露出させる封止部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、調光フィルムの機能を損なわずに電極部を含む必要箇所を好適に封止することができる調光ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
調光フィルム及び電極部の構造を示す断面図である。
調光ユニットの構造を示す上面図である。
ヒートシール部の構造を示す断面図である。
調光ユニットの構造を示す第1の断面図である。
調光ユニットの構造を示す第2の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において、「上面」及び「下面」は、例えば、図中における上側の面及び下側の面として定義してもよい(図中の上下方向を基準として定義してもよい)。また、本明細書において、「外側」及び「外側支持層」は、図中の上下方向とは無関係に、ある基準(中心)となる層の外側であること、ある基準(中心)となる層の外側に支持された層として定義してもよい。例えば、ある基準(中心)となる層Aが設けられ、層Aの両面に層Bが設けられ、層Bの両面に層Cが設けられた積層構造を想定する。この場合、層Bは、層Aの「外側」に支持された「外側支持層(例えば第1外側支持層)」であり、層Cは、層Aと層Bの「外側」に支持された「外側支持層(例えば第2外側支持層)」である。その意味で、「外側」及び「外側支持層」は、「上層」及び「上層支持層」と読み替えてもよく、この場合、ある基準(中心)となる層から離れるほど上層側と定義され、ある基準(中心)となる層に近付くほど下層側と定義される。
(【0011】以降は省略されています)
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