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公開番号2025086701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200902
出願日2023-11-28
発明の名称情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 10/08 20240101AFI20250602BHJP(計算;計数)
要約【課題】荷役作業を行う領域に対して車両をより適切に割り当てる。
【解決手段】情報処理装置は、処理部を備える。処理部は、複数の車両それぞれについて、1つ以上の荷役作業領域をそれぞれ含む複数の建物を巡回する順序を、複数の建物に保管されている荷物の在庫のうち引き当てられた在庫に基づいて算出される荷役時間に基づいて決定する。処理部は、順序に基づいて、1つ以上の荷役作業領域それぞれで荷役作業を行う1つ以上の対象期間それぞれに対して、複数の車両から選択される1つ以上の車両を割り当てる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の車両それぞれについて、1つ以上の荷役作業領域をそれぞれ含む複数の建物を巡回する順序を、複数の前記建物に保管されている荷物の在庫のうち引き当てられた在庫に基づいて算出される荷役時間に基づいて決定し、
前記順序に基づいて、1つ以上の前記荷役作業領域それぞれで荷役作業を行う1つ以上の対象期間それぞれに対して、複数の前記車両から選択される1つ以上の車両を割り当てる、
処理部
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記処理部は、
複数の車両それぞれについて、複数の前記建物に保管されている荷物の在庫を引き当て、
引き当てられた前記在庫と、予め定められた荷役作業の効率と、に基づいて、複数の前記建物での前記荷役時間を算出し、
複数の前記車両それぞれについて、前記車両に引き当てられた前記在庫の荷役作業のために複数の前記建物を巡回する順序を、前記荷役時間に基づいて決定し、
前記順序に基づいて、1つ以上の前記対象期間に対して割り当てる前記車両の1つ以上の候補を、複数の前記車両から抽出し、
1つ以上の前記候補それぞれについて、前記対象期間に対する割当についての評価値を算出し、
1つ以上の対象期間それぞれに対して、1つ以上の前記候補から前記評価値に基づいて選択される1つ以上の車両を割り当てる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、
引き当てられた前記在庫と、引き当てられた前記在庫の保管状態に応じた前記効率と、に基づいて、前記荷役時間を算出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、
同じ種類の前記荷物が複数の前記建物に分散して保管されている場合、複数の前記建物それぞれに対して定められた優先度に基づいて、前記在庫を引き当てる前記建物と、引き当てる前記在庫の数量と、を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、
前記荷役時間の昇順、前記荷役時間の降順、または、複数の前記建物それぞれに対して定められた優先度に基づいて、前記順序を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、
前記荷役時間を用いて算出される、複数の前記建物それぞれの混雑度が平準化するように、前記順序を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記処理部は、
複数の前記建物それぞれに対する優先度をパラメータとして、前記混雑度が平準化するように、前記順序を決定する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記処理部は、
前記車両のサイズの条件、入庫および出庫のいずれを実行するかを示す入出庫条件、並びに、前記荷役作業を許可する前記車両を示す条件、のうち少なくとも1つを含む、前記荷役作業領域ごとに定められる接車条件と、前記順序と、に基づいて、前記候補を複数の前記車両から抽出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、
前記車両が複数の前記建物が設置された領域へ入る日時、および、前記車両が複数の前記建物が設置された領域から出る日時の少なくとも一方に基づいて、前記評価値を算出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記処理部は、
前記車両が複数の前記建物が設置された領域から出る日時と、前記車両が複数の前記建物が設置された領域から出る予定の日時と、の差に基づいて、前記評価値を算出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
物流量は年々増加する一方で、物流に用いられる車両の運転手の不足が社会問題となりつつある。例えば、倉庫内における荷待ち時間を削減し、運転手の労働環境を改善することが求められている。解決手段の1つとして、バース予約システムを活用した割当の効率化により荷待ち時間を削減する技術が提案されている。バース(Berth)は、車両が荷役作業を行う領域(荷役作業領域)である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7148960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、倉庫の集約化および大規模化、並びに、共同配送の活用などに応じて、倉庫内の複数の棟を1台の車両が巡回して荷役作業を実行する機会が増えている。複数の棟には、それぞれ1つ以上のバースが備えられる。従来のバース予約システムでは、複数の棟を巡回することが考慮されていないため、バースに対して適切に車両を割り当てられない場合があった。
【0005】
本発明は、荷役作業を行う領域に対して車両をより適切に割り当てることができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の情報処理装置は、処理部を備える。処理部は、複数の車両それぞれについて、1つ以上の荷役作業領域をそれぞれ含む複数の建物を巡回する順序を、複数の建物に保管されている荷物の在庫のうち引き当てられた在庫に基づいて算出される荷役時間に基づいて決定する。処理部は、順序に基づいて、1つ以上の荷役作業領域それぞれで荷役作業を行う1つ以上の対象期間それぞれに対して、複数の車両から選択される1つ以上の車両を割り当てる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態の情報処理装置を含む情報処理システムの模式図。
第1の実施形態の情報処理装置のブロック図。
バースマスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
登録車両情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
割当帯情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
第1の実施形態のバース割当処理フローチャート。
積載商品情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
庫腹情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
引当優先度マスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
引当情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
作業効率マスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
荷役時間情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
移動時間マスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
車両状態情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
付帯作業マスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
巡回順序情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
車両サイズ条件のデータ構造およびデータの一例を示す図。
入出庫条件のデータ構造およびデータの一例を示す図。
ルート条件のデータ構造およびデータの一例を示す図。
割当車候補評価情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
割当車情報のデータ構造およびデータの一例を示す図。
第2の実施形態の情報処理装置含む情報処理システムの模式図。
第2の実施形態の情報処理装置のブロック図。
バース利用時間マスタのデータ構造およびデータの一例を示す図。
利用不可バース条件のデータ構造およびデータの一例を示す図。
第2の実施形態のバース割当処理のフローチャート。
第2の実施形態の割当車情報の一例を示す図。
第1または第2の実施形態の装置のハードウェア構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0009】
以下の実施形態では、倉庫内の複数の棟(複数の建物の一例)を巡回して荷役作業を行うケースに対応するため、荷待ち時間が短くなるように複数の棟の巡回順序を導出した上で、巡回順序に基づいて割り当てる車両の候補の抽出および評価点の算出が実行され、バースへの車両の割当が決定される。複数の棟の巡回順序を調節することによって、荷待ち時間をより削減できる。
【0010】
実施形態の情報処理装置は、例えば以下の機能を有する。
(F1)車両の運搬する荷物(商品など)を各棟の在庫に引き当てる在庫引当機能
(F2)引当在庫量と作業効率とに基づいて、荷役時間を算出する荷役時間算出機能
(F3)荷役時間を含む情報に基づいて、複数の棟の巡回順序を決定する巡回順序決定機能
(F4)巡回順序および接車条件等に基づいて、割当可能な車両の候補(割当車候補)を抽出する割当車候補抽出機能
(F5)割当車候補の評価値を算出する評価値算出機能
(F6)評価値に基づいて、割当車候補の中から割り当てる車両を選択する割当車選択機能
(【0011】以降は省略されています)

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