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公開番号2025086318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2024102876
出願日2024-06-26
発明の名称床構造及び床構造の施工方法
出願人日本製鉄株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E04B 5/32 20060101AFI20250530BHJP(建築物)
要約【課題】工期を短縮した床構造を提供する。
【解決手段】床構造10は、複数の梁12,13と、複数の梁12,13に架設された支保部材14と、コンクリート15aを有し、コンクリート15aの打設時に支保部材14により支持されるとともに、コンクリート15aの硬化後には複数の梁12,13により支持される床スラブ15と、を備え、支保部材14は、コンクリート15aの硬化後も設置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の梁と、
前記複数の梁に架設された支保部材と、
コンクリートを有し、前記コンクリートの打設時に前記支保部材により支持されるとともに、前記コンクリートの硬化後には前記複数の梁により支持される床スラブと、
を備え、
前記支保部材は、前記コンクリートの硬化後も設置されている、床構造。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記支保部材には耐火被覆が施されていない、請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
前記支保部材は、鉄骨製のH形断面部材である、請求項2に記載の床構造。
【請求項4】
前記H形断面部材は、上フランジ、下フランジ、及びウェブを有し、
前記床スラブは、前記上フランジに設置された接続部材を介して前記H形断面部材と一体化され、
(1)式を満たすように構成されている、請求項3に記載の床構造。
ただし、

dは前記床スラブの上面から前記H形断面部材の重心までの距離、B

は前記床スラブの有効幅、t

は前記床スラブの厚さ、nは前記H形断面部材と前記床スラブの前記コンクリートとのヤング係数比、Aは前記H形断面部材の材軸方向に直交する断面積、t

は前記ウェブの厚さ、Eは前記H形断面部材のヤング係数、Fは前記H形断面部材の設計基準強度、t

は前記上フランジ及び前記下フランジそれぞれの厚さである。
TIFF
2025086318000018.tif
21
170
【請求項5】
前記H形断面部材の引張強度σ

が、(2)式を満たすように構成されている、請求項4に記載の床構造。
550≦σ

≦1000 ・・(2)
【請求項6】
前記複数の梁のそれぞれは、鉄骨製のH形断面部材であり、
前記支保部材の前記H形断面部材の厚さは、前記複数の梁の前記H形断面部材の厚さよりも薄い、請求項3に記載の床構造。
【請求項7】
前記コンクリートには、高炉セメントが用いられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の床構造。
【請求項8】
複数の梁に架設された支保部材により、コンクリートの打設時に前記コンクリートを支持させる打設工程と、
前記コンクリートを硬化させて、前記コンクリートを有するとともに、前記複数の梁により支持された床スラブを構成する硬化工程と、
を行う、床構造の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床構造及び床構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、床スラブを複数の梁により支持した床構造を有する建築物が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。床スラブは、コンクリート等を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-193046号公報
特開2001-317148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
床構造の施工において、ある階の床スラブの生コンクリート(コンクリート)を打設する際には、その階の直下の階(以下では、下階とも言う)の床スラブ上に、パイプサポート(支柱)等の垂直支保工を立てる場合がある。この垂直支保工により、生コンクリートを、生コンクリートの下方から支持する。
一定の時間が経過すると、生コンクリートが硬化してコンクリートとなり、床スラブが施工される。その後で、コンクリートを支持している垂直支保工を除去する。
【0005】
しかしながら、生コンクリートを硬化させている間には、下階に垂直支保工が配置されている。このため、下階の内装工事、設備設置等の、下階の工事を進め難く、床構造の工期が長くなるという問題がある。
【0006】
これを踏まえ、例えば特許文献1では水平方向に架設される支保梁が提案されており、下階の作業空間の確保を試みている。しかしながら、前記支保梁は仮設材であるため、コンクリート硬化後に撤去する必要があり現場の作業負荷を高める可能性がある。
また、特許文献2では、上層の打設梁で下層の打設梁を吊下支持部材で吊り下げる構造を提案している。これにより、危険で煩雑な作業であった従来の鉛直支保工の構築作業や解体作業を、安全かつ簡便に行うことを試みている。しかしながら、吊下支持部材が下層の作業空間を圧迫する可能性がある。加えて、コンクリート硬化後に吊下支持部材を撤去した後に、吊下支持部材と下層の打設梁の接合部付近に追加でコンクリートを打設する必要があり、コンクリート調達の観点から手間を要する。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、工期を短縮した床構造、及びこの床構造の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、複数の梁と、前記複数の梁に架設された支保部材と、コンクリートを有し、前記コンクリートの打設時に前記支保部材により支持されるとともに、前記コンクリートの硬化後には前記複数の梁により支持される床スラブと、を備え、前記支保部材は、前記コンクリートの硬化後も設置されている、床構造である。
【0009】
この発明では、コンクリートの打設時には、コンクリートは、複数の梁に架設された支保部材により支持されている。このため、例えば、このコンクリートの直下の階における工事で、支保部材が支障となることが抑えられ、床構造の工期を短縮することができる。
また、コンクリートが硬化し、床スラブが施工された後では、床スラブは複数の梁により支持される。この際に、支保部材はコンクリートの硬化後も設置されているため、床スラブを支保部材により支持することができる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、前記支保部材には耐火被覆が施されていない、(1)に記載の床構造であってもよい。
この発明では、支保部材には、梁のような火災時の耐力が要求されないため、支保部材に耐火被覆を施すことなく用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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