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公開番号
2025083950
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197648
出願日
2023-11-21
発明の名称
車両用空調装置
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250526BHJP(車両一般)
要約
【課題】 不快な臭気の発生源付近を走行する際に、インテークユニットにおいて外気導入の制限を開始する時期(タイミング)の予測精度を向上させ、車室内への不快な臭気の導入を防ぐことが可能な車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 車両用空調装置1は、インテークユニット10Aと、インテークユニット10Aを制御する制御装置32を備え、インテークユニット10Aにより、車室内の内外気割合は、内気が外気より多くなる内気優先状態と、外気が内気より多くなる外気優先状態に切り替え可能であり、制御装置32は、走行経路上における車室外の臭気情報を取得する臭気情報取得部327と、内外気割合の切替履歴を記録および取得する切替履歴情報管理部326と、臭気情報と切替履歴の少なくとも何れかに基づいて外気の臭気状態を予測する臭気状態予測部328と、臭気状態予測部327の予測結果に基づき、内気優先状態に切り替える時期を決定可能な切替時期決定部329と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車室内に導入する外気と内気の割合(以下、「内外気割合」という。)を制御するインテークユニットと、
前記インテークユニットを制御する制御装置を備えた車両用空調装置であって、
前記インテークユニットにより、前記車室内の前記内外気割合は、内気が外気より多くなる内気優先状態と、外気が内気より多くなる外気優先状態に切り替え可能であり、
前記制御装置は、
走行経路上における車室外の臭気情報を取得する臭気情報取得部と、
前記内外気割合の切替履歴を記録および取得する切替履歴情報管理部と、
前記臭気情報と前記切替履歴の少なくとも何れかに基づいて外気の臭気状態を予測する臭気状態予測部と、
前記臭気状態予測部の予測結果に基づき、前記内気優先状態に切り替える時期を決定可能な切替時期決定部と、を有する、
ことを特徴とする車両用空調装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記切替履歴は、過去に前記走行経路を走行した際に、前記内気優先状態に切り替えた地点の履歴である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記臭気情報は、地図情報を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記臭気情報は、他車両における他のインテークユニットの他の切替履歴を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項5】
前記臭気状態予測部は、臭気が生じていると予測される臭気感知領域を特定し、
前記切替時期決定部は、前記臭気感知領域と前記走行経路に基づき前記内気優先状態に切り替える時期を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項6】
前記臭気状態予測部は、少なくとも前記地図情報に基づき乗員が不快に感じる臭気が生じていると予測される臭気感知領域を特定し、
前記切替時期決定部は、前記臭気感知領域と前記走行経路に基づき前記内気優先状態に切り替える時期を決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
【請求項7】
前記切替時期決定部は、前記走行経路上に前記臭気感知領域が存在する場合、該臭気感知領域に到達する前の時期を前記内気優先状態に切り替える時期に決定する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用空調装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両用空調装置において、車室外から車室へ侵入する悪臭を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的に、特許文献1には、外気の汚染情報を取得する汚染情報取得部と、車両の内気の状態の悪化を判定する内気判定部と、車両の走行路の気象情報を取得する気象情報取得部と、汚染情報と気象情報とに基づいて、車両の進行方向の走行路における外気の汚染を予測する外気予測部と、外気予測部によって予測された予測結果と、気象情報とに基づいて、外気導入および空気清浄の制御内容を決定する決定部と、を備え、車両の内気の状態が悪化したと判定された場合、および外気の汚染が予測された場合の少なくともいずれかの場合に、空調機器、窓開閉部および空気清浄機の少なくともいずれか1つを制御する空調制御装置について記載されている。
【0004】
特許文献1に記載の技術は、経路上に汚染源となる施設が存在するか否か等を示す汚染情報と、汚染源の周辺における或る気象情報に基づき汚染区域と非汚染区域を予測している。より詳細には、汚染源を基準とした風向や、汚染源の付近を車両が通過する際の気象情報(気温、湿度等)の閾値に基づき、悪臭を人が感知できる状態であると想定される区間を外気の汚染区域と予測している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-47762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術(従来技術)では車室内への不快な臭気(悪臭)の導入を防ぐという観点において予測精度が十分であるとは言えない問題があった。
【0007】
具体的に、車両の走行予測地点(未来の車両位置)における気象情報(特に、風向、風速等)を常時、ピンポイントで正確に取得し、予測することは現状では困難である。
【0008】
また、未来の車両位置における気象情報をピンポイントで取得できたとしても、車室内の快適性は、実際には乗員の体感(悪臭を実際に感知するか否か)によるものであり、悪臭の感知の状態を気象情報(風向、気温等)の閾値に基づき予測する構成では、予測誤差が大きくなりやすい。
【0009】
また、車室内の環境を快適に保つには、車室内への悪臭の導入は僅かでも避けることが望ましい。従来技術のように車両室内の内気の状態が悪化した場合に外気の状態を予測するのでは、予測のタイミングが遅延しがちになり、ひいては例えば外気導入の制限を開始する時期(タイミング)が遅れ、車室内への悪臭の導入を防ぎきれない恐れもある。
【0010】
本発明は、斯かる実情に鑑み、不快な臭気の発生源付近を走行する際に、インテークユニットにおいて外気導入の制限を開始する時期(タイミング)の予測精度を向上させ、車室内への不快な臭気の導入を防ぐことが可能な車両用空調装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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