TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025082064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195293
出願日
2023-11-16
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250521BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】双方向記録時のインクの濃縮度を考慮して、記録データを適切に補正する。
【解決手段】画像処理装置は、記録媒体の搬送方向と交差する走査方向に含まれる第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向のそれぞれの走査において記録ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を記録するための画像データを補正する画像処理装置であって、ノズルにおける前記インクの濃縮の程度に応じて、前記濃縮に起因する濃度変化を緩和するよう、前記画像データのうち前記第1方向の走査によって記録される画像データに補正を行い、前記画像データのうち前記第2方向の走査によって記録される画像データを前記第1方向の走査によって記録される画像データへの補正とは異なる補正を行う補正手段、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体の搬送方向と交差する走査方向に含まれる第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向のそれぞれの走査において記録ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を記録するための画像データを補正する画像処理装置であって、
ノズルにおける前記インクの濃縮の程度に応じて、前記濃縮に起因する濃度変化を緩和するよう、前記画像データのうち前記第1方向の走査によって記録される画像データに補正を行い、前記画像データのうち前記第2方向の走査によって記録される画像データを前記第1方向の走査によって記録される画像データへの補正とは異なる補正を行う補正手段、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記画像データは多値濃度データであり、
前記補正手段は、前記濃縮の程度に応じて前記画像データの第1多値濃度データを補正して第2多値濃度データを生成する補正処理を実行し、前記走査方向に応じて、前記第2多値濃度データの順序を変更する変更処理を実行し、順序が変更された前記第2多値濃度データに基づいて前記インクの濃縮の程度を示す濃縮度パラメータを更新する更新処理を実行する更新手段を有し、
前記更新手段は、前記第2多値濃度データに基づいて前記複数のノズルにおいて前記インクが吐出されるか否かを判断した結果に基づいて前記濃縮度パラメータを更新する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記更新手段は、前記第1方向及び前記第2方向の情報を含む記録条件を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記更新手段は、前記濃縮度パラメータの更新を繰り返す
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記更新手段は、前記第1方向及び前記第2方向の一の方向においては、前記第2多値濃度データの順序を維持し、他の方向においては前記第2多値濃度データの順序を反転する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記更新手段は、前記第1方向及び前記第2方向の両方において同じ更新処理で前記第2多値濃度データに基づいて前記濃縮度パラメータを更新する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記補正手段及び前記更新手段は、前記搬送方向に配列された前記複数のノズルの数に応じた処理単位に基づいて、前記補正処理、前記変更処理及び前記更新処理を実行し、当該補正処理、変更処理及び更新処理を搬送方向における前記画像の終了側の端部まで繰り返す
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記記録ヘッドは、前記複数のノズルを含み、前記走査方向に沿って配置された複数のノズル列を有し、
前記補正手段及び前記更新手段は、前記走査方向における前記複数のノズル列のずれ量に対応させて設定された処理単位で前記補正処理、前記変更処理及び前記更新処理を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記更新手段は、走査方向における前記記録ヘッドの反転位置に基づいて前記濃縮度パラメータの補正に用いる前記第2多値濃度データの順序を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記更新手段は、前記反転位置に最も近い画素の前記第2多値濃度データから順序を反転させる
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクを吐出する複数のノズルを備えたインクジェット記録ヘッドでは、これら複数のノズルから記録データに応じてインクを吐出することにより、記録媒体に画像を形成する。このような記録ヘッドでは、記録する画像に応じてノズルの吐出頻度は変動し、吐出頻度が低い状態では吐出口内のインクの揮発成分が蒸発し、インクの濃縮が進行する。そして、ノズル内のインクが濃縮すると、吐出量あたりの色材濃度も高まり、結果として記録媒体で表現される画像濃度を必要以上に高めてしまう。
【0003】
特許文献1には、量子化前の多値データに基づいて、個々のノズルについての吐出または非吐出を予測し、それに基づいて個々のノズルのインク濃縮度を推測し、多値データを補正する方法が開示されている。特許文献1を採用すれば、吐出回数が低くインクの濃度上昇が起こった場合であっても、濃度上昇が起こっていないインクで記録される画像と略同等の画像濃度を実現することが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-215571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、シリアル型のインクジェット記録装置においては、印刷速度向上の観点から、往方向と復方向の双方向で画像データが記録されることが一般的である。しかしながら、特許文献1では、多値データの補正処理の方向と、記録ヘッドの走査方向との対応について記載されていない。
【0006】
上述した双方向印刷において、記録ヘッドの走査方向と、多値データの補正処理の方向が一致していない場合、実際のインク濃縮状態と異なる濃縮状態であると推定して多値画像データを補正してしまうため、多値濃度データを適切に補正できないという課題があった。
【0007】
そこで本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、双方向記録時のインクの濃縮度を考慮して、記録データを適切に補正することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
記録媒体の搬送方向と交差する走査方向に含まれる第1方向及び前記第1方向と異なる第2方向のそれぞれの走査において記録ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を記録するための画像データを補正する画像処理装置であって、
ノズルにおける前記インクの濃縮の程度に応じて、前記濃縮に起因する濃度変化を緩和するよう、前記画像データのうち前記第1方向の走査によって記録される画像データに補正を行い、前記画像データのうち前記第2方向の走査によって記録される画像データを前記第1方向の走査によって記録される画像データへの補正とは異なる補正を行う補正手段、
を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、双方向記録時のインクの濃縮度を考慮して、記録データを適切に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インクジェット記録装置の制御構成を説明するためのブロック図。
画像データ処理部が実行する処理を説明するためのブロック図。
記録処理部における画像の記録を説明するための図。
画像データ処理部が処理対象とする画素の順番を説明する図。
従来例での1バンド分の画像、インク濃縮の程度、補正後の多値濃度データ、及び、画像の記録結果の濃度を示す図。
図5と同じ画像データで画像を復方向で記録する場合を説明する図。
実施形態において図5と同じ画像データで画像を復方向で記録する場合の図。
第1実施形態における濃度補正処理部の機能を説明するためのブロック図。
第1実施形態における多値濃度データの補正処理を示すフローチャート。
第2実施形態における記録ヘッドの反転位置を示す図。
第2実施形態における多値濃度データの補正処理を示すフローチャート。
第2実施形態において走査方向における記録媒体の両端部で画像を反転した場合の図。
第2実施形態において走査範囲に応じて画像を反転した場合の図。
第3実施形態において、2パス双方における画像の記録を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
清掃装置
19日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
通信装置
8日前
キヤノン株式会社
現像装置
20日前
キヤノン株式会社
通信装置
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
19日前
キヤノン株式会社
電子機器
25日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
現像装置
20日前
キヤノン株式会社
現像装置
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
光走査装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
4日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
冊子作製装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
21日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る