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公開番号2025079851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192682
出願日2023-11-13
発明の名称制御装置、光学機器および制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250516BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】流し撮りにおいて構図を調整した上で被写体追従を行えるようにする。
【解決手段】制御装置102は、光学素子114を含む光学系により形成される被写体像を光電変換する撮像素子104の出力を用いて生成された画像から被写体位置および被写体速度を取得し、被写体速度と光学系および撮像素子のうち少なくとも一方を有する光学機器の動きの検出結果とに基づいて、流し撮りの撮像中に光学素子および撮像素子のうち少なくとも一方の素子を移動させる被写体追尾制御を行う。流し撮り制御装置は、上記撮像前において、被写体位置に基づいて、被写体像が撮像素子上の所定の位置または方向へ移動するように少なくとも一方の素子を移動させる構図調整制御を行う。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
移動する被写体の流し撮りをアシストする制御装置であって、
光学素子を含む光学系により形成される被写体像を光電変換する撮像素子の出力を用いて生成された画像から被写体位置および被写体速度を取得する取得手段と、
前記被写体速度と前記光学系および前記撮像素子のうち少なくとも一方を有する光学機器の動きの検出結果とに基づいて、前記流し撮りの撮像中に前記光学素子および前記撮像素子のうち少なくとも一方の素子を移動させる被写体追尾制御を行う制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記撮像前において、前記被写体位置に基づいて、前記被写体像が前記撮像素子上の所定の位置または方向へ移動するように前記少なくとも一方の素子を移動させる構図調整制御を行うことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記制御手段は、
前記構図調整制御において前記光学素子および前記撮像素子のうち一方の素子を移動させ、
前記被写体追尾制御において、前記一方の素子を前記構図調整制御で移動された位置に停止させて前記光学素子および前記撮像素子のうち他方の素子を移動させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記被写体追尾制御において、前記光学素子と前記撮像素子のそれぞれの駆動可能量に基づいて算出された比率に応じて前記光学素子と前記撮像素子を移動させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記撮像の開始が指示されてから前記撮像が開始されるまでの第1期間において前記構図調整制御を行い、前記撮像が開始された後の第2期間において前記被写体追尾制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記所定の位置または方向は、前記撮像素子の中心位置または該中心位置に近づく方向であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記所定の位置または方向は、ユーザにより指示された位置または方向であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記所定の位置または方向は、前記画像からの前記被写体の識別結果に応じた位置または方向であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置と、
前記光学系および前記撮像素子のうち少なくとも一方とを有することを特徴とする光学機器。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置と、
前記撮像素子と、
該撮像素子を移動させる駆動手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項10】
請求項9に記載の撮像装置に着脱可能に接続され、
前記光学系と、
前記光学素子を移動させる駆動手段とを有することを特徴とするレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の光学機器において流し撮りをアシストする制御に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
カメラにより移動する被写体に対する流し撮りを行う際には、移動する被写体の躍動感を出すために、シャッタ速度を遅くするのが一般的である。ただし、シャッタ速度を遅くすると像振れが生じやすい。特許文献1には、被写体の撮像素子上での移動速度とユーザが撮像装置を動かす流し撮り速度との差から被写体速度を算出し、流し撮りの撮像中に被写体速度と流し撮り速度との誤差を補正するように光学系を偏心移動させる被写体追従方法が開示されている。これにより、撮像画面内での被写体の位置を保持した流し撮りを行うことができる。
【0003】
また、光学的に像振れを低減する防振方式には、レンズを光軸に対して移動させるレンズシフト方式(OIS)と、撮像素子を光軸に対して移動させるカメラ内センサシフト方式(IBIS)とがある。特許文献2には、OISとIBISの双方をそれらの可動範囲を有効に使用する比率で移動させて防振性能を向上させるカメラシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-139952号公報
特許第6410431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1にて開示された被写体追従方法では、撮像前に算出された被写体速度と流し撮り速度との誤差を補正するため、被写体が撮像画面内で望ましくない位置にある状態で撮像が開始されるとその被写体の位置が保持されたままとなる。つまり、被写体の位置を調整することができない。この課題は、特許文献2に開示されたカメラシステムのようにOISとIBISの双方を用いても解決されない。
【0006】
本発明は、流し撮りにおいて被写体の位置、つまりは構図を調整した上で被写体追従を行えるようにした制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての制御装置は、光学素子を含む光学系により形成される被写体像を光電変換する撮像素子の出力を用いて生成された画像から被写体位置および被写体速度を取得する取得手段と、被写体速度と光学系および撮像素子のうち少なくとも一方を有する光学機器の動きの検出結果とに基づいて、流し撮りの撮像中に光学素子および撮像素子のうち少なくとも一方の素子を移動させる被写体追尾制御を行う制御手段とを有する。制御手段は、上記撮像前において、被写体位置に基づいて、被写体像が撮像素子上の所定の位置または方向へ移動するように少なくとも一方の素子を移動させる構図調整制御を行うことを特徴とする。なお、上記制御装置を備えた撮像装置等の光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
【0008】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、光学素子を含む光学系により形成される被写体像を光電変換する撮像素子の出力を用いて生成された画像から被写体位置および被写体速度を取得するステップと、被写体速度と光学系および撮像素子のうち少なくとも一方を有する光学機器の動きの検出結果とに基づいて、流し撮りの撮像中に光学素子および撮像素子のうち少なくとも一方の素子を移動させる被写体追尾制御を行うステップとを有する。さらに上記撮像前において、被写体位置に基づいて、被写体像が撮像素子上の所定の位置または方向へ移動するように少なくとも一方の素子を移動させる構図調整制御を行うステップを有することを特徴とする。なお、上記制御方法に従う処理をコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、流し撮りにおいて構図を調整した上で被写体追従を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の撮像システムの構成を示すブロック図。
実施例1における像振れ補正系の構成を示すブロック図。
流し撮りを示す図。
実施例1における被写体ベクトルの算出を示す図。
実施例1における流し撮り時の被写体角速度と流し撮り角速度およびOISの動きを示す図。
実施例1における流し撮りの成功画像と失敗画像を示す図。
実施例1における流し撮り前の構図調整制御を示す図。
実施例1における流し撮りアシスト処理を示すフローチャート。
構図調整制御時および流し撮り時の被写体角速度と流し撮り角速度およびOISとIBISの動きを示す図。
実施例2における構図調整制御時および流し撮り時の被写体角速度と流し撮り角速度およびOISとIBISの動きを示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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