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公開番号2025079250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191829
出願日2023-11-09
発明の名称停電時除湿装置
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H02B 1/28 20060101AFI20250514BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】停電した際に閉鎖盤内を除湿できる停電時除湿装置を提供する。
【解決手段】停電時除湿装置3は、電気の供給を受けて動作する除湿機器2が筐体11内に設置された閉鎖盤1に用いられる停電時除湿装置3である。停電時除湿装置3は、通気口41が形成され除湿剤9が内部に収容される箱本体4と、通気口41を開放可能に閉じる蓋5と、非課電時に蓋5を駆動して通気口41を開放する駆動部6と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気の供給を受けて動作する除湿機器が筐体内に設置された閉鎖盤に用いられる停電時除湿装置であって、
通気口が形成され除湿剤が内部に収容される箱本体と、
前記通気口を開放可能に閉じる蓋と、
非課電時に前記蓋を駆動して前記通気口を開放する駆動部と、
を備える、
停電時除湿装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記筐体内の湿度を検出する湿度センサと、
前記湿度センサの検出結果を用いて前記駆動部を制御する制御部と、
を更に備える、
請求項1に記載の停電時除湿装置。
【請求項3】
前記除湿剤は水分の吸放出が可能な可逆性の除湿剤を含み、
前記制御部は、前記駆動部の課電時において、前記湿度センサが閾値以下の湿度を検出すると、前記蓋を駆動して前記通気口を開くように前記駆動部を制御する、
請求項2に記載の停電時除湿装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記駆動部の課電時において、前記湿度センサが閾値を超える湿度を検出すると、前記蓋を駆動して前記通気口を閉じるように前記駆動部を制御する、
請求項2又は請求項3に記載の停電時除湿装置。
【請求項5】
前記閾値は、相対湿度が50%以上70%以下の範囲に設定されている、
請求項3又は請求項4に記載の停電時除湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、停電時除湿装置に関し、より詳細には閉鎖型の盤に用いられる停電時除湿装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、閉鎖型の盤(以下、閉鎖盤)の一態様が開示されている。特許文献1に記載の閉鎖盤は配電盤である。配電盤は、結露の発生によって、内部に設置された変圧器等の電気機器が劣化することを防ぐために、筐体の内部にスペースヒータ等の除湿機器が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-019155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スペースヒータ等の除湿機器は、電気の供給を受けて動作する。このため、特許文献1の配電盤では、停電時において、除湿機器の動作が停止するため、除湿することができない。停電が長引くと、配電盤内の湿度が上昇し、配電盤内に生じた結露によって、錆の発生や絶縁性の劣化を招く可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、停電した際に閉鎖盤内を除湿できる停電時除湿装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一態様の停電時除湿装置は、電気の供給を受けて動作する除湿機器が筐体内に設置された閉鎖盤に用いられる停電時除湿装置であって、通気口が形成され除湿剤が内部に収容される箱本体と、前記通気口を開放可能に閉じる蓋と、非課電時に前記蓋を駆動して前記通気口を開放する駆動部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る上記態様の停電時除湿装置は、停電した際に閉鎖盤内を除湿できる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る複数の閉鎖盤を有する受変電設備の模式正面図である。
実施形態に係る1つの閉鎖盤の模式断面図である。
図2のA部分の拡大図である。
制御部のブロック図である。
変形例に係る通気口、蓋及び駆動部の模式拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
本実施形態に係る停電時除湿装置3は、閉鎖型の盤(以下、閉鎖盤1)の内部に配置されて、停電時において、閉鎖盤1の内部を除湿することができる装置である。本実施形態では、複数の閉鎖盤1は、受変電設備100(スイッチギヤ)に含まれている。受変電設備100は、例えば、ビル、工場等の施設に設置される。受変電設備100は、屋外に設置されてもよいし、屋内に設置されてもよい。
【0010】
本実施形態に係る受変電設備100は、閉鎖配電盤であり、図1に示すように、複数の閉鎖盤1が左右方向に並んで連結されている。各閉鎖盤1は、図2に示すように、筐体11と、電力機器(不図示)と、除湿機器2と、停電時除湿装置3と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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