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公開番号
2025090380
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205577
出願日
2023-12-05
発明の名称
直流半導体遮断器、および直流半導体遮断器の制御方法
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H02H
3/087 20060101AFI20250610BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コンデンサへのサージ電流の流入を低減できる直流半導体遮断器を実現する。
【解決手段】直流半導体遮断器(10)は、半導体スイッチ(SWm)と、互いに直列に接続されたツェナーダイオード(ZD)および第1スイッチ(SW1)と、ツェナーダイオード(ZD)および第1スイッチ(SW1)に対して並列に接続された、互いに直列に接続された抵抗素子(R)、コンデンサ(C)、および第2スイッチ(SW2)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直流電源が接続される第1入力端子および第2入力端子と、
直流負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、
前記第1入力端子および前記第1出力端子の間に位置する接続点と、
前記第1出力端子および前記接続点の間に接続された半導体スイッチと、
前記接続点および前記第2出力端子の間に接続された、互いに直列に接続されたツェナーダイオードおよび第1スイッチと、
前記ツェナーダイオードおよび前記第1スイッチに対して並列に接続された、互いに直列に接続された抵抗素子、コンデンサ、および第2スイッチと、を備える、直流半導体遮断器。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記半導体スイッチを非導通状態に切り替えた後に、
前記第1スイッチが導通状態であり、前記第2スイッチが非導通状態である第1期間と、
前記第1期間の後の、前記第1スイッチが非導通状態であり、前記第2スイッチが導通状態である第2期間と、
を設けることにより、遮断動作を行う、請求項1に記載の直流半導体遮断器。
【請求項3】
前記抵抗素子および前記第2スイッチに対して直列に、かつ前記コンデンサに対して並列に接続された第3スイッチを備える、請求項1に記載の直流半導体遮断器。
【請求項4】
前記半導体スイッチを非導通状態に切り替えた後に、
前記第1スイッチが導通状態であり、前記第2スイッチが非導通状態である第1期間と、
前記第1期間の後の、前記第1スイッチが非導通状態であり、前記第2スイッチが導通状態であり、前記第3スイッチが導通状態である第3期間と、
前記第3期間の後の、前記第1スイッチが非導通状態であり、前記第2スイッチが導通状態であり、前記第3スイッチが非導通状態である第4期間と、
を設けることにより、遮断動作を行う、請求項3に記載の直流半導体遮断器。
【請求項5】
前記抵抗素子に対して直列に、かつ前記コンデンサおよび前記第2スイッチに対して並列に接続された第3スイッチを備える、請求項1に記載の直流半導体遮断器。
【請求項6】
前記半導体スイッチを非導通状態に切り替えた後に、
前記第1スイッチが導通状態であり、前記第2スイッチが非導通状態であり、前記第3スイッチが非導通状態である第1期間と、
前記第1期間の後の、前記第1スイッチが非導通状態であり、前記第3スイッチが導通状態である第3期間と、
前記第3期間の後の、前記第1スイッチが非導通状態であり、前記第2スイッチが導通状態であり、前記第3スイッチが非導通状態である第4期間と、
を設けることにより、遮断動作を行う、請求項5に記載の直流半導体遮断器。
【請求項7】
前記ツェナーダイオードに流れる電流によって前記ツェナーダイオードに流入したエネルギーに応じて、前記第1スイッチを非導通状態に切り替える制御部を備える、請求項2、4、または6に記載の直流半導体遮断器。
【請求項8】
前記制御部は、
前記ツェナーダイオードに流れる電流値を取得する取得部と、
前記電流値に基づいて、前記ツェナーダイオードに流入したエネルギーを推定する推定部と、を有する、請求項7に記載の直流半導体遮断器。
【請求項9】
前記取得部は、前記ツェナーダイオードに加わる電圧値を取得し、
前記推定部は、前記電流値および前記電圧値に基づいて、前記ツェナーダイオードに流入したエネルギーを推定する、請求項8に記載の直流半導体遮断器。
【請求項10】
直流電源が接続される第1入力端子および第2入力端子と、
直流負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、
前記第1入力端子および前記第1出力端子の間に位置する接続点と、
前記第1出力端子および前記接続点の間に接続された半導体スイッチと、
前記接続点および前記第2出力端子の間に接続された、互いに直列に接続されたツェナーダイオードおよび第1スイッチと、
前記ツェナーダイオードおよび前記第1スイッチに対して並列に接続された、互いに直列に接続された抵抗素子、コンデンサ、および第2スイッチと、を備える、直流半導体遮断器の制御方法であって、
前記第1スイッチを導通状態に切り替える第1ステップと、
前記半導体スイッチを非導通状態に切り替える第2ステップと、を含み、
前記第1ステップおよび前記第2ステップの後に、
前記第2スイッチを導通状態に切り替える第3ステップと、
前記第1スイッチを非導通状態に切り替える第4ステップと、を含む遮断動作を行う、直流半導体遮断器の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は直流半導体遮断器、および直流半導体遮断器の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体スイッチを用いた直流遮断器、いわゆる直流半導体遮断器が提案されている。直流半導体遮断器では、直流半導体遮断器の遮断時に発生するサージ電流から半導体スイッチを保護するための構成を設けることが一般的である。
【0003】
特許文献1,2には、直流半導体遮断器の遮断時に発生するサージ電流による半導体スイッチの破壊を防ぐための構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-162218号公報
特開2021-170893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、サージ電流がRCスナバ回路のコンデンサに突入し、コンデンサが劣化する。特許文献2に開示の構成は、繰り返し動作不可のサージアブソーバを用いている。
【0006】
本発明の一態様は、コンデンサへのサージ電流の流入を低減し、かつ、繰り返し遮断することができる直流半導体遮断器を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る直流半導体遮断器は、直流電源が接続される第1入力端子および第2入力端子と、直流負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、前記第1入力端子および前記第1出力端子の間に位置する接続点と、前記第1出力端子および前記接続点の間に接続された半導体スイッチと、前記接続点および前記第2出力端子の間に接続された、互いに直列に接続されたツェナーダイオードおよび第1スイッチと、前記ツェナーダイオードおよび前記第1スイッチに対して並列に接続された、互いに直列に接続された抵抗素子、コンデンサ、および第2スイッチと、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る直流半導体遮断器の制御方法は、直流電源が接続される第1入力端子および第2入力端子と、直流負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、前記第1入力端子および前記第1出力端子の間に位置する接続点と、前記第1出力端子および前記接続点の間に接続された半導体スイッチと、前記接続点および前記第2出力端子の間に接続された、互いに直列に接続されたツェナーダイオードおよび第1スイッチと、前記ツェナーダイオードおよび前記第1スイッチに対して並列に接続された、互いに直列に接続された抵抗素子、コンデンサ、および第2スイッチと、を備える、直流半導体遮断器の制御方法であって、前記第1スイッチを導通状態に切り替える第1ステップと、前記半導体スイッチを非導通状態に切り替える第2ステップと、を含み、前記第1ステップおよび前記第2ステップの後に、前記第2スイッチを導通状態に切り替える第3ステップと、前記第1スイッチを非導通状態に切り替える第4ステップと、を含む遮断動作を行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、コンデンサへのサージ電流の流入を低減し、かつ、繰り返し遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る直流回路の構成の一例を示す回路図である。
図1に示した制御部の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示した直流半導体遮断器の動作の一例を示すフローチャートである。
図1に示した直流半導体遮断器の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図1に示した直流半導体遮断器の動作の別の一例のタイミングチャートである。
図1に示した直流半導体遮断器の動作の別の一例のタイミングチャートである。
本開示に係る直流回路の構成の一例を示す回路図である。
本開示に係る直流回路の構成の一例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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