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公開番号2025105133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223459
出願日2023-12-28
発明の名称電気機器の密封装置、および電気機器
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01F 27/02 20060101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】密封作業に専門スキルが必要なく、密封後のやり直しも簡単に行うことができる電気機器の密封装置を実現する。
【解決手段】密封装置(10)は、容器(2)の内外に連通する連通孔(21)を有する第1コネクタ(20)と、連通孔に挿入される挿入部(32)と、挿入部の内部を通り挿入部の外周面に開口した経路孔(31)と、を有し、挿入部が連通孔に挿入された状態で第1コネクタに着脱可能に接続される第2コネクタ(30)と、備える。連通孔(21)は、挿入部が挿入される挿入孔部(21A)と、挿入孔部の底面(21Aa)に開口した通路孔部(21B)と、を有し、挿入部の経路孔より容器側の箇所を挿入孔部に密接させることで通路孔部を閉塞可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
容器の内外に連通する連通孔を有し、前記容器に固定される第1コネクタと、
前記連通孔に挿入される挿入部と、前記挿入部の内部を通り前記挿入部の外周面に開口した経路孔と、を有し、前記挿入部が前記連通孔に挿入された状態で前記第1コネクタに着脱可能に接続される第2コネクタと、備え、
前記連通孔は、前記挿入部が挿入される挿入孔部と、前記挿入孔部の底面に開口した通路孔部と、を有し、
前記挿入部の前記経路孔より前記容器側の箇所を前記挿入孔部に密接させることで前記通路孔部を閉塞可能に構成されている電気機器の密封装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記連通孔の内周面および前記挿入部の外周面に、前記第2コネクタを前記第1コネクタにネジ接続するネジ部が設けられている請求項1に記載の電気機器の密封装置。
【請求項3】
前記挿入孔部における前記挿入部が密接する箇所は、前記通路孔部に向かって漏斗状に傾斜した傾斜面であり、
前記挿入部における前記挿入孔部に密接する箇所は、前記傾斜面に対応した傾斜を有する傾斜面部、あるいは前記傾斜面に向かって凸をなす曲面部である請求項1に記載の電気機器の密封装置。
【請求項4】
前記第2コネクタは、前記挿入部が前記連通孔に挿入された状態で前記連通孔より突き出すと共に、前記経路孔が内部を通る非挿入部を有し、
前記非挿入部は、前記第1コネクタにおける前記連通孔の開口面と対向するフランジ部を有している請求項1に記載の電気機器の密封装置。
【請求項5】
前記第1コネクタにおける前記挿入孔部が形成されている部位と、前記挿入部とは、互いに材質が異なり、一方が他方よりも軟質である請求項1に記載の電気機器の密封装置。
【請求項6】
前記第1コネクタは、前記容器に固定された状態で前記容器内に吐出し、内側に前記通路孔部が形成された突出部を有し、
前記突出部の先端に切欠きが形成されている請求項1に記載の電気機器の密封装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の電気機器の密封装置を備える電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器の密封装置、および電気機器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
油入コンデンサや変圧器等の電気機器においては、容器内に電気要素と共に絶縁油や絶縁ガス等の絶縁媒体が充填されている。容器は容器に取り付けられた密封装置にて密封されている。密封装置は、容器内へ絶縁媒体を導入する導入管と連結され、絶縁媒体を容器内に充填した後、導入管との連結が解かれ、容器を密封する。
【0003】
このような密封装置として、容器の内外に連通する連通孔を有し容器に固着された基台と、一端が基台に着脱可能に密接され他端が圧着切断されたパイプと、を備えた密封装置が知られている(例えば、引用文献1)。
【0004】
このような密封装置においては、圧着切断されたパイプの端面を半田で覆うことが行われている。これは、容器内の圧力が上昇した場合でも密封状態を保持するためである。絶縁媒体は、温度変化により膨張収縮する。膨張にて容器内の圧力が高まると、圧着切断した部分に圧力が掛かり、圧着が開く恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭55-13928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のような従来技術では、パイプを圧着切断し、その後、圧着切断した端面を半田にて覆うといった作業が必要となる。このような作業は、高度な熟練を要し、専門スキルが必要となる。また、パイプを圧着した時点で元に戻すことができないため、やり直しが困難といった問題もある。
【0007】
本発明の一態様は、密封作業に専門スキルが必要なく、密封後のやり直しも簡単に行うことができる電気機器の密封装置等を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気機器の密封装置は、容器の内外に連通する連通孔を有し、前記容器の壁に固定される第1コネクタと、前記連通孔に挿入される挿入部と、前記挿入部の内部を通り前記挿入部の外周面に開口した経路孔と、を有し、前記挿入部が前記連通孔に挿入された状態で前記第1コネクタに着脱可能に接続される第2コネクタと、備え、前記連通孔は、前記挿入部が挿入される挿入孔部と、前記挿入孔部の底面に開口した通路孔部と、を有し、前記挿入部の前記経路孔より前記容器側の箇所を前記挿入孔部に密接させることで前記通路孔部を閉塞可能に構成されている。
【0009】
上記構成によれば、第1コネクタに対して第2コネクタを挿入し、浅く挿入した状態とすることで、連通孔と第2コネクタ側の経路孔を連通させて容器内に繋がる経路を確保できる、そして、第1コネクタに対して第2コネクタを深く挿入し、挿入部の経路孔より容器側の箇所を挿入孔部に密接させることで通路孔部を閉塞し、容器を密封することができる。これにより、密封作業に専門スキルが必要なく、密封後のやり直しも簡単に行うことができる。
【0010】
本発明の一態様に係る電気機器の密封装置において、前記連通孔の内周面および前記挿入部の外周面に、前記第2コネクタを前記第1コネクタにネジ接続するネジ部が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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