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公開番号2025079167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191671
出願日2023-11-09
発明の名称計画作成支援装置、計画作成支援システム、及び計画作成支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 10/0631 20230101AFI20250514BHJP(計算;計数)
要約【課題】業務計画における評価指標が変更された場合においても、変更された評価指標に基づく新たな業務計画を迅速に作成することを支援する。
【解決手段】業務計画の第1の評価指標の値を最適化する業務計画の各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶し、各構成要素の実績情報及び業務計画の第2の評価指標の値に基づき、業務計画の第2の評価指標の値と、各構成要素の値との間の因果関係を特定し、この因果関係に基づき、第2の評価指標に関する所定条件を満たす、各構成要素の、第1モデルにより算出された値からの変更値を算出し、算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような各構成要素の値を算出する第2モデルと、第1モデルとに基づき、業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する、計画作成支援装置50。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
業務計画を構成する各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶する記憶装置、及び、
所定アルゴリズムに基づき、前記各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定する因果関係探索処理と、
前記特定した因果関係に基づき、前記第2の評価指標に関する所定条件を満たす、前記各構成要素の、前記第1モデルにより算出された値からの変更値を算出する構成要素変更推薦処理と、
前記算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような前記各構成要素の値を算出する第2モデルと、前記第1モデルとに基づき、前記業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する計画作成処理と、
を実行する制御装置を備える、計画作成支援装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記因果関係探索処理において、前記業務計画を構成する各構成要素の実績情報及び前記実績情報から算出される第2の評価指標の値に基づき、前記因果関係を特定する、
請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項3】
前記記憶装置は、前記各構成要素のうち、前記第2の評価指標の値と因果関係を有する構成要素の情報である因果構造情報を記憶し、
前記制御装置は、
前記因果関係探索処理において、前記因果構造情報により特定される各構成要素の値に基づき、前記因果関係を特定する、
請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記特定した因果関係の精度を、前記業務計画を構成する各構成要素の実績情報に基づき算出し、算出した因果関係の精度が所定の閾値以下であるか否かを確認し、前記算出した因果関係の精度が所定の閾値以下である場合に、前記算出した因果関係の修正の入力を受け付ける因果関係評価修正処理を実行する、
請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記構成要素変更推薦処理において、前記特定した因果関係に基づき、達成すべき前記第2の評価指標の目標値、及び、前記各構成要素の値に関する条件を満たす、前記各構成要素の変更値を算出する、
請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記特定した新たな構成要素の値を示す情報を出力装置に出力する、請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項7】
前記記憶装置は、交通機関の運行スケジュールであるダイヤを構成する各構成要素に基づき算出される前記ダイヤの第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルとを記憶し、
前記制御装置は、
前記因果関係探索処理において、前記各構成要素に基づき算出される前記ダイヤの第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定し、
前記計画作成処理において、前記ダイヤの第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する、
請求項1に記載の計画作成支援装置。
【請求項8】
業務計画の作成を支援する計画作成支援装置と、前記業務計画を実行する所定の設備とを含んで構成される計画作成支援システムであって、
前記計画作成支援装置は、
業務計画を構成する各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶する記憶装置、及び、
所定アルゴリズムに基づき、前記各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定する因果関係探索処理と、
前記特定した因果関係に基づき、前記第2の評価指標に関する所定条件を満たす、前記各構成要素の、前記第1モデルにより算出された値からの変更値を算出する構成要素変更推薦処理と、
前記算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような前記各構成要素の値を算出する第2モデルと、前記第1モデルとに基づき、前記業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する計画作成処理と、
前記特定した各構成要素の値により構成される新たな業務計画を実行するための制御信号を生成し、生成した業務信号に基づき前記設備を制御する処理と、
を実行する制御装置を備える、計画作成支援システム。
【請求項9】
業務計画を構成する各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶する記憶装置、及び、制御装置を備える情報処理装置による計画作成方法であって、
前記制御装置が、
所定アルゴリズムに基づき、前記各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定する因果関係探索処理と、
前記特定した因果関係に基づき、前記第2の評価指標に関する所定条件を満たす、前記各構成要素の、前記第1モデルにより算出された値からの変更値を算出する構成要素変更推薦処理と、
前記算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような前記各構成要素の値を算出する第2モデルと、前記第1モデルとに基づき、前記業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する計画作成処理と、
を実行する、計画作成支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計画作成支援装置、計画作成支援システム、及び計画作成支援方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
各企業では、業務遂行のための各種の業務計画を立案している。しかし、業務内容が複雑になるほど、業務計画の立案にはより時間を要するようになる。
【0003】
しかも、近年では、社会的な要請から多様な観点で業務計画を立案することがより求められている。例えば、鉄道事業者の場合、列車の混雑率緩和だけでなく、環境負荷の低減(例えば、温室効果ガス排出量の低減)又はエネルギー消費量削減(例えば、消費電力量の削減)といった観点からの各種指標に基づいた業務計画(すなわち列車ダイヤ)の策定が求められるようになっている。
【0004】
所定の観点で業務計画を作成する技術については、例えば特許文献1に、運行ダイヤの各構成要素の変更と、当該構成要素の変更による運行ダイヤの各観点からの質の変化との間の関係を記憶した評価指標改善度情報を記憶し、評価指標改善度情報に基づき、運行ダイヤの質を最も向上させる運行ダイヤの構成要素を選択し、運行ダイヤを作成可能な複数のダイヤ作成モデルのうち、選択した構成要素の変更により運行ダイヤ全体の質が最も向上するダイヤ作成モデルを選択し、選択したダイヤ作成モデルに基づき、新たな運行ダイヤを作成するダイヤ作成システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-088205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、業務計画(列車ダイヤ)における評価指標が変更された場合には、列車ダイヤを再構築する必要がある。しかし、前記のように業務計画が複雑である場合、列車ダイヤの再構築には多くの時間を要することとなり、これに伴い企業の業務負荷も高くなる。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、計画における評価指標が変更された場合においても、変更された評価指標に基づく新たな計画を迅速に作成することを支援することが可能な計画作成支援装置、計画作成支援システム、及び計画作成支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための本発明の一つは、業務計画を構成する各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶する記憶装置、及び、所定アルゴリズムに基づき、前記各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定する因果関係探索処理と、前記特定した因果関係に基づき、前記第2の評価指標に関する所定条件を満たす、前記各構成要素の、前記第1モデルにより算出された値からの変更値を算出する構成要素変更推薦処理と、前記算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような前記各構成要素の値を算出する第2モデルと、前記第1モデルとに基づき、前記業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する計画作成処理と、を実行する制御装置を備える、計画作成支援装置である。
【0009】
また、上記の課題を解決するための本発明の他の一つは、業務計画の作成を支援する計画作成支援装置と、前記業務計画を実行する所定の設備とを含んで構成される計画作成支援システムであって、前記計画作成支援装置は、業務計画を構成する各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第1の評価指標の値を最適化するような前記各構成要素の値を特定する第1モデルを記憶する記憶装置、及び、所定アルゴリズムに基づき、前記各構成要素に基づき算出される前記業務計画の第2の評価指標の値と、前記各構成要素の値との間の因果関係を特定する因果関係探索処理と、前記特定した因果関係に基づき、前記第2の評価指標に関する所定条件を満たす、前記各構成要素の、前記第1モデルにより算出された値からの変更値を算出する構成要素変更推薦処理と、前記算出した各構成要素の変更値からの乖離を最小化するような前記各構成要素の値を算出する第2モデルと、前記第1モデルとに基づき、前記業務計画の第1の評価指標及び第2の評価指標の値を最適化する新たな各構成要素の値を特定する計画作成処理と、前記特定した各構成要素の値により構成される新たな業務計画を実行するための制御信号を生成し、生成した業務信号に基づき前記設備を制御する処理と、を実行する制御装置を備える、計画作成支援システムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、計画における評価指標が変更された場合においても、変更された評価指標に基づく新たな計画を迅速に作成することを支援することができる。
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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