TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025078106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2025015644,2024011290
出願日2025-01-31,2019-07-31
発明の名称電流刺激装置
出願人伊藤超短波株式会社
代理人個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20250512BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】顎関節症を治療する顎関節治療器を実現する。
【解決手段】皮膚に配置した電極を使用して筋肉に電気信号を供給することで治療を行う電流刺激装置であって、前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の基準信号が出力されるON時間と前記基準信号が出力されないOFF時間を1周期とし、前記ON時間において、振幅が徐々に大きくなる第1信号と定常時間にわたって前記第1信号の終了時の振幅で一定の振幅である第2信号と振幅が徐々に小さくなる第3信号で構成される第4信号が出力され、前記電気信号の付与方法として、少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号が使用され、前記第1の電気信号に続けて前記第2の電気信号が出力されるとともに、前記第1の電気信号は、前記第1信号の出力時間および前記第3信号の出力時間が1秒以下に設定されることを特徴としている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
皮膚に配置された電極を使用して筋肉に電気信号を供給することで治療を行う電流刺激装置であって、
前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、
周波数が80Hz以上の基準信号が出力されるON時間と前記基準信号が出力されないOFF時間を1周期とし、前記ON時間において、前記基準信号の振幅が徐々に大きくなる第1信号と定常時間にわたって前記第1信号の終了時の前記基準信号の振幅で一定の振幅である第2信号と前記基準信号の振幅が徐々に小さくなる第3信号で構成される第4信号が出力され、
前記電気信号の付与方法として、少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号が使用され、前記第1の電気信号に続けて前記第2の電気信号が出力されるとともに、前記第1の電気信号は、前記第1信号の出力される時間および前記第3信号の出力される時間が1秒以下に設定されることを特徴とする電流刺激装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
皮膚に配置された電極を使用して筋肉に電気信号を供給することで治療を行う電流刺激装置であって、
前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、
周波数が80Hz以上の基準信号が出力されるON時間と前記基準信号が出力されないOFF時間を1周期とし、前記ON時間において、前記基準信号の振幅が徐々に大きくなる第1信号と定常時間にわたって前記第1信号の終了時の前記基準信号の振幅で一定の振幅である第2信号と前記基準信号の振幅が徐々に小さくなる第3信号で構成される第4信号が出力され、
前記電気信号の付与方法として、少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号が使用され、前記第1の電気信号に続けて前記第2の電気信号が出力されるとともに、前記第2の電気信号は、前記第1信号の出力される時間および前記第3信号の出力される時間が1秒以上に設定されることを特徴とする電流刺激装置。
【請求項3】
前記波形生成部は出力する前記基準信号の周波数を、第1の周波数から第2の周波数まで変更し、さらに前記第1の周波数に変更するように制御され、前記第1の周波数は100Hzであり、前記第2の周波数は200Hzであることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の電流刺激装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物理療法による治療器、特に電気刺激を使用して顎関節症を治療できる電気式の顎関節治療器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
物理療法に基づく電流刺激、特に電気式治療器が実用化されている。電流刺激による物理療法としては低周波の電流刺激が多く使用され、関節や筋肉のけがの治療や疲労の改善、或いはけがの予防に使用されている。薬物療法や理学療法が適用されることの多い顎関節の治療にも物理療法が適用できることが分かっており、例えば特許文献1のような顎関節治療装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-61985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば電気刺激を使用する物理療法では、関節や筋肉の治療の一環としてTENS波形と呼ばれる矩形パルスが使用される場合が多い。当該TENS波形は一般的に、例えば周波数は数十Hz、パルス幅100μsec程度がよく使用され、電流値はTENS波形を適用する部位や症状の程度によって適宜調整され、例えば10mAから30mA程度が使用されることが多い。最近では供給する電気信号の周波数を自動的に時間とともに変動させる周波数スウィープが使用されることがあり、その変動範囲は1Hzから100Hzの範囲がよく使用されている。これらの一般的なパラメータによるTENS波形をそのまま顎関節の治療に適用することで痛みの改善等にある程度の効果は得られるようである。しかし、最も顎関節の治療効果の高い電気信号を規定する、周波数その他のパラメータの検討は十分にされていないのが現状であり、より効率を上げて好適な顎関節治療を実現したくても、例えば周波数をいくらに設定すればいいのか定かでなかった。
【0005】
さらに電流刺激を供給する位置、即ち電流刺激の供給に使用する電極パットの貼り付け位置や大きさについても、検討が十分にされておらず、満足な治療の効果がえられない事態を引き起こしていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために本発明において以下のような手段を講じた。即ち本発明の電流刺激装置は、(1)皮膚に配置された電極を使用して筋肉に電気信号を供給することで治療を行う電流刺激装置であって、前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の基準信号が出力されるON時間と前記基準信号が出力されないOFF時間を1周期とし、前記ON時間において、前記基準信号の振幅が徐々に大きくなる第1信号と定常時間にわたって前記第1信号の終了時の前記基準信号の振幅で一定の振幅である第2信号と前記基準信号の振幅が徐々に小さくなる第3信号で構成される第4信号が出力され、前記電気信号の付与方法として、少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号が使用され、前記第1の電気信号に続けて前記第2の電気信号が出力されるとともに、前記第1の電気信号は、前記第1信号の出力される時間および前記第3信号の出力される時間が1秒以下に設定されることを特徴としている。
【0007】
さらに本発明の電流刺激装置は、(2)皮膚に配置された電極を使用して筋肉に電気信号を供給することで治療を行う電流刺激装置であって、前記電気信号を出力する波形生成部を有し、前記波形生成部から出力される前記電気信号は、周波数が80Hz以上の基準信号が出力されるON時間と前記基準信号が出力されないOFF時間を1周期とし、前記ON時間において、前記基準信号の振幅が徐々に大きくなる第1信号と定常時間にわたって前記第1信号の終了時の前記基準信号の振幅で一定の振幅である第2信号と前記基準信号の振幅が徐々に小さくなる第3信号で構成される第4信号が出力され、前記電気信号の付与方法として、少なくとも第1の電気信号と第2の電気信号が使用され、前記第1の電気信号に続けて前記第2の電気信号が出力されるとともに、前記第2の電気信号は、前記第1信号の出力される時間および前記第3信号の出力される時間が1秒以上に設定されることを特徴としている。
【0008】
さらに本発明の電流刺激装置は、(3)前記波形生成部は出力する前記基準信号の周波数を、第1の周波数から第2の周波数まで変更し、さらに前記第1の周波数に変更するように制御され、前記第1の周波数は100Hzであり、前記第2の周波数は200Hzであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、特に顎関節治療に効果的な電気刺激を供給可能な電気式治療器を提供でき、顎関節治療を効果的に効率よく実施できる顎関節治療器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明にかかる顎関節治療器の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器で使用する電極の位置の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器で使用する電極の位置の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器のコントローラのブロック図の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号の説明図である。
本発明にかかる顎関節治療器が出力する電気信号のパラメータの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【発明を実施するための形態】
第1の実施形態
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
白内障治療法
3か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
嚥下鍛錬装置
1日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
歯の修復用材料
15日前
個人
バッグ式オムツ
21日前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
陣痛緩和具
1日前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
株式会社大野
骨壷
5日前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
21日前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
個人
高気圧環境装置
26日前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
個人
形見の製造方法
19日前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
株式会社ダリヤ
化粧料組成物
3か月前
健栄製薬株式会社
外用組成物
6日前
東ソー株式会社
歯科ブランク
28日前
東ソー株式会社
歯科ブランク
28日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1か月前
香栄興業株式会社
皮膚外用剤
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
3か月前
株式会社バンダイ
固形入浴剤
22日前
株式会社ノエビア
美白化粧料
3か月前
個人
水素ガス吸引装置
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
2か月前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
1か月前
続きを見る