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公開番号
2025077521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189778
出願日
2023-11-07
発明の名称
呼吸補助装置
出願人
個人
,
株式会社シバタ
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61M
1/00 20060101AFI20250512BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡易な構成で呼吸を補助する。
【解決手段】呼吸補助装置100は、酸素のウルトラファインバブルを含む液体を発生するバブル発生装置13と、前記液体を腹膜腔PCに導入する導入管21と、を備え、前記ウルトラファインバブルの平均直径は1μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸素のウルトラファインバブルを含む液体を発生するバブル発生装置と、
前記液体を腹膜腔に導入する導入管と、
を備える呼吸補助装置であって、
前記ウルトラファインバブルの平均直径は1μm以下である、呼吸補助装置。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記ウルトラファインバブルの平均直径は50nm~500nmである、請求項1に記載の呼吸補助装置。
【請求項3】
前記腹膜腔に導入された前記液体を体外へ吸引する吸引管と、
吸引された前記液体を前記バブル発生装置に循環させる循環手段と、
をさらに備える、請求項1または2に記載の呼吸補助装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者の呼吸を補助する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
肺機能が低下して呼吸困難に陥った患者に対しては、一般に、人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)による治療が行われる。しかし、例えば、日本国内のCOVID-19の患者について、人工呼吸器による治療を行った患者の死亡率が21.5%、ECMOによる治療を行った患者の死亡率が36.0%であり(2023年2月28日時点)、治療成績はあまり良好ではない。また、人工呼吸器による治療では、気管にチューブを挿入する必要があり、ECMOによる治療では、大動静脈にカニューレを挿入する必要があり、いずれも生体へのアクセス難易度が高く、高侵襲性である。そのため、機器を導入可能な施設は限定されており、COVID-19によるパンデミックでは、医療逼迫による患者のトリアージが行われた。
【0003】
これに対し、腹膜を介して酸素を供給する呼吸補助方法が提案されている。例えば、非特許文献1では、ブタの腹膜腔に、酸素を溶解させたパーフルオロカーボン(人工血液)を導入することにより、全身に酸素を供給することができたことが報告されている。また、非特許文献2では、急性肺外傷のラットの腹膜腔に、酸素のマイクロバブルを含む液体を導入することにより、ラットを2時間延命させることができたことが報告されている。液体を腹膜腔に導入する技術は、難易度が比較的低く、人工呼吸器やECMOに比べて侵襲性が低い。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Carr et al.、「Peritoneal Perfusion With Oxygenated Perfluorocarbon Augments Systemic Oxygenation」、Chest 2006;130;402-411
Feshitan et al.、「Systemic oxygen delivery by peritoneal perfusion of oxygen microbubbles」、Biomaterials 35 (2014) 2600-2606
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
腹膜腔に導入された液体の酸素濃度は、ガス交換の進行に伴って低下するため、新しい液体を継続的に腹膜腔に循環させる必要がある。しかし、非特許文献1における酸素溶解パーフルオロカーボンは高価であるため、継続的に腹膜腔に循環させるためのコストが高くなる。非特許文献2では、液体に含まれるバブルが比較的大きい(平均直径3.4±1.9μm)ため、リン脂質でコーティングすることでバブルを安定化させている。しかし、リン脂質コーティングバブルは、製造に手間がかかるため、やはり継続的に腹膜腔に循環させるためのコストが高くなる。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で呼吸を補助することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を含む。
項1.
酸素のウルトラファインバブルを含む液体を発生するバブル発生装置と、
前記液体を腹膜腔に導入する導入管と、
を備える呼吸補助装置であって、
前記ウルトラファインバブルの平均直径は1μm以下である、呼吸補助装置。
項2.
前記ウルトラファインバブルの平均直径は50nm~500nmである、項1に記載の呼吸補助装置。
項3.
前記腹膜腔に導入された前記液体を体外へ吸引する吸引管と、
吸引された前記液体を前記バブル発生装置に循環させる循環手段と、
をさらに備える、項1または2に記載の呼吸補助装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成で呼吸を補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る呼吸補助装置の構成を示す概略図である。
腹膜におけるガス移動を示すイメージ図である。
本発明の実施例で用いたモデル等の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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