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公開番号2025075974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187529
出願日2023-11-01
発明の名称端末装置、処理装置、およびプログラム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04W 72/1268 20230101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 アップリンクデータの送信を低遅延化できる端末装置を実現する。
【解決手段】 実施形態によれば、端末装置は、基地局と無線で通信する。端末装置は、制御部と、通信部とを具備する。前記制御部は、前記基地局へ送信すべき第1データが発生する第1時刻を予測する。前記通信部は、前記第1時刻に基づいて、前記第1データが実際に発生する前の第2時刻に、通信リソースの割り当てを要求するスケジューリング要求を前記基地局に送信する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
基地局と無線で通信する端末装置であって、
前記基地局へ送信すべき第1データが発生する第1時刻を予測する制御部と、
前記第1時刻に基づいて、前記第1データが実際に発生する前の第2時刻に、通信リソースの割り当てを要求するスケジューリング要求を前記基地局に送信する通信部と、
を具備する端末装置。
続きを表示(約 3,300 文字)【請求項2】
前記通信部は、時間領域において連続した複数のスロットの少なくともいずれかを用いて、前記基地局との間でデータを伝送可能であり、
前記複数のスロットは、前記スケジューリング要求を送信するために割り当てられた第1タイプのスロットを含み、
前記制御部は、
前記第1タイプのスロットを用いて前記スケジューリング要求が送信されてから、前記スケジューリング要求に応じて前記基地局によって割り当てられた前記通信リソースを示す制御情報を受信するまでの第1時間を推定し、
前記第1時刻から前記第1時間を引いた第3時刻より遅い最初の前記第1タイプのスロットを特定し、
前記通信部は、特定された前記第1タイプのスロットを用いて、前記スケジューリング要求を前記基地局に送信する、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記端末装置に対応する、スライス情報、過去に前記基地局から受信したダウンリンクデータの量および受信時刻、過去に前記基地局に送信したアップリンクデータの量および送信時刻、Channel Quality Indicator(CQI)、Quality of Experience(QoE)、Quality of Service(QoS)、Reference Signal Received Power(RSRP)、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、エラーレート、Received Signal Strength Indicator(RSSI)、経路マップ、電波マップ、並びに使用周波数、の少なくともいずれかを用いて、前記第1時刻を予測する、
請求項1または請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記端末装置に対応する、スライス情報、過去に前記基地局から受信したダウンリンクデータの量および受信時刻、過去に前記基地局に送信したアップリンクデータの量および送信時刻、Channel Quality Indicator(CQI)、Quality of Experience(QoE)、Quality of Service(QoS)、Reference Signal Received Power(RSRP)、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、エラーレート、Received Signal Strength Indicator(RSSI)、経路マップ、電波マップ、並びに使用周波数、の少なくともいずれかの時系列データを用いた機械学習により、前記第1時刻を予測する、
請求項1または請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記端末装置に対応する、前記第1タイプのスロットが割り当てられる周期、現在の時刻、前記端末装置における過去の前記スケジューリング要求を送信してから制御情報を受信するまでの時間、前記基地局による前記端末装置に対する過去の通信リソースの割り当て量、スライス情報、過去に前記基地局から受信したダウンリンクデータの量および受信時刻、過去に前記基地局に送信したアップリンクデータの量および送信時刻、Channel Quality Indicator(CQI)、Quality of Experience(QoE)、Quality of Service(QoS)、Reference Signal Received Power(RSRP)、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、エラーレート、Received Signal Strength Indicator(RSSI)、経路マップ、電波マップ、並びに使用周波数、の少なくともいずれかと、前記第1時刻とを用いて、前記第1時刻を決定する、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記通信部は、
前記送信されたスケジューリング要求に応じて前記基地局によって割り当てられた第1通信リソースを示す制御情報を受信し、
前記第1通信リソースを用いて前記第1データを前記基地局に送信する、
請求項1または請求項2に記載の端末装置。
【請求項7】
端末装置と無線で通信する基地局に含まれる第1レイヤと第2レイヤとの間のインターフェースに配置される処理装置であって、
前記端末装置において前記基地局へ送信すべき第1データが発生する第1時刻を予測する制御部と、
前記第1時刻に基づいて、前記第1データが実際に発生する前の第2時刻に、前記第1レイヤから前記第2レイヤへ送信される物理レイヤ信号に、通信リソースの割り当てを要求するスケジューリング要求を含む制御信号を合成することにより、合成信号を生成し、前記合成信号を前記第2レイヤへ送信する合成部と、
を具備する処理装置。
【請求項8】
前記物理レイヤ信号は、時間領域において連続した複数のスロットの少なくともいずれかに対応し、
前記複数のスロットは、前記スケジューリング要求を受信するために割り当てられた第1タイプのスロットを含み、
前記制御部は、
前記第1タイプのスロットを用いて前記スケジューリング要求が送信されてから、前記スケジューリング要求に応じて割り当てられた前記通信リソースを示す制御情報を含む信号が前記端末装置によって受信されるまでの第1時間を推定し、
前記第1時刻から前記第1時間を引いた第3時刻より遅い最初の前記第1タイプのスロットを特定し、
前記合成部は、特定された前記第1タイプのスロットに対応する前記物理レイヤ信号に、前記制御信号を合成することにより、前記合成信号を生成する、
請求項7に記載の処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記端末装置に対応する、スライス情報、過去に前記基地局から受信したダウンリンクデータの量および受信時刻、過去に前記基地局に送信したアップリンクデータの量および送信時刻、Channel Quality Indicator(CQI)、Quality of Experience(QoE)、Quality of Service(QoS)、Reference Signal Received Power(RSRP)、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、エラーレート、Received Signal Strength Indicator(RSSI)、経路マップ、電波マップ、並びに使用周波数、の少なくともいずれかを用いて、前記第1時刻を予測する、
請求項7または請求項8に記載の処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記端末装置に対応する、スライス情報、過去に前記基地局から受信したダウンリンクデータの量および受信時刻、過去に前記基地局に送信したアップリンクデータの量および送信時刻、Channel Quality Indicator(CQI)、Quality of Experience(QoE)、Quality of Service(QoS)、Reference Signal Received Power(RSRP)、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、エラーレート、Received Signal Strength Indicator(RSSI)、経路マップ、電波マップ、並びに使用周波数、の少なくともいずれかの時系列データを用いた機械学習により、前記第1時刻を予測する、
請求項7または請求項8に記載の処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、端末装置、処理装置、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
Third Generation Partnership Project(3GPP(登録商標))では、移動通信システムの規格化がなされ、また新たな移動通信システムの規格化が検討されている。規格化された移動通信システムは、例えば、第4世代移動通信システム(4G移動通信システム、またはLTE-Advanced移動通信システム)、および第5世代移動通信システム(5G移動通信システム)である。規格化が検討されている移動通信システムは、例えば、第6世代移動通信システム(6G移動通信システム)である。
【0003】
移動通信システムは、基地局と端末装置とを含む。端末装置は、例えば、基地局へ送信すべきデータ(アップリンクデータ)が発生した場合、アップリンクデータを送信するためのリソースの割り当てを基地局に要求する。基地局は、この要求に応じて、無線通信に関するリソース(通信リソース)を割り当てる。端末装置は、割り当てられた通信リソースを用いて、アップリンクデータを基地局に送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2021-502026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アップリンクデータが発生した後に、通信リソースの割り当てを基地局に要求し、要求に応じて割り当てられた通信リソースを用いてアップリンクデータを送信する場合、アップリンクデータを実際に送信するまでにレイテンシ(待ち時間)が生じる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、アップリンクデータの送信を低遅延化できる端末装置、処理装置、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、端末装置は、基地局と無線で通信する。端末装置は、制御部と、通信部とを具備する。前記制御部は、前記基地局へ送信すべき第1データが発生する第1時刻を予測する。前記通信部は、前記第1時刻に基づいて、前記第1データが実際に発生する前の第2時刻に、通信リソースの割り当てを要求するスケジューリング要求を前記基地局に送信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る端末装置を含む通信システムの構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係る端末装置と基地局との間で伝送される無線信号におけるフレーム構成の例を示す図。
第1実施形態に係る端末装置を含む通信システムにおいて用いられる通信リソースの例を示す図。
比較例に係る端末装置におけるアップリンクデータの発生から送信までの流れを示す図。
比較例に係る端末装置における一定周期のアップリンクデータの発生と送信を示す図。
第1実施形態に係る端末装置における規則性のあるアップリンクデータの発生の例を示す図。
第1実施形態に係る端末装置における規則性のあるアップリンクデータの発生の別の例を示す図。
第1実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係る端末装置において用いられるデータ管理テーブルの構成例を示す図。
第1実施形態に係る端末装置がスケジューリング要求を送信するタイミングの例を示す図。
(a)比較例に係る端末装置におけるアップリンクデータ発生から送信までの待ち時間と、(b)第1実施形態に係る端末装置におけるアップリンクデータ発生から送信までの待ち時間の例を示す図。
第1実施形態に係る端末装置から基地局へアップリンクデータを送信するための動作の例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る端末装置において実行されるスケジューリング要求送信制御処理の手順の例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る端末装置において実行されるアップリンクデータ送信制御処理の手順の例を示すフローチャート。
第2実施形態に係る基地局の構成例を示すブロック図。
第2実施形態に係る基地局のプロトコルスタックの例を示す図。
第2実施形態に係る基地局のプロトコルスタックとインターフェースの例を示す図。
第2実施形態に係る基地局におけるアップリンク通信に関するRFレイヤ、Low PHYレイヤ、およびHigh PHYレイヤに対応する処理部の例を示す図。
第2実施形態に係る基地局へ端末装置からアップリンクデータを送信するための動作の例を示すシーケンス図。
第2実施形態に係る基地局において実行される割当制御処理の手順の例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る端末装置を含む通信システムの構成例を示すブロック図である。通信システム1は、例えば、3GPPにおいて規格化された移動通信方式、または規格化が検討されている移動通信方式に準拠した無線通信システムである。移動通信方式は、例えば、3GPPで規格化された第4世代移動通信方式(4G方式、またはLTE-Advanced方式)、または第5世代移動通信方式(5G方式)、あるいは3GPPにおいて規格化が検討されている第6世代移動通信方式(6G方式)である。
(【0011】以降は省略されています)

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