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公開番号
2025075477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186674
出願日
2023-10-31
発明の名称
X線検査装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
23/18 20180101AFI20250508BHJP(測定;試験)
要約
【課題】搬送速度にかかわらず良好な検査を実施可能なX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される物品にX線を照射する照射部と、X線を検出する複数の検出素子が平面状に配置されたセンサ部と、複数の検出素子の少なくとも一部から出力される検出結果を所定時間の間隔で読み出して、画像を生成する画像生成部と、所定時間を設定する時間設定部と、を備え、時間設定部は、搬送部の搬送速度または検出結果に基づいて設定される倍率を所定時間に乗じる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部に搬送される前記物品にX線を照射する照射部と、
前記X線を検出する複数の検出素子が平面状に配置されたセンサ部と、
前記複数の検出素子の少なくとも一部から出力される検出結果を所定時間の間隔で読み出して、画像を生成する画像生成部と、
前記所定時間を設定する時間設定部と、を備え、
前記時間設定部は、前記搬送部の搬送速度または前記検出結果に基づいて設定される倍率を前記所定時間に乗じる、
X線検査装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記センサ部は、前記搬送速度または前記検出結果に基づいて、動作する前記検出素子の数を増減する、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記複数の検出素子は、フォトンカウンティング方式で前記X線を検出する、請求項1または2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記時間設定部は、前記複数の検出素子のうち動作する検出素子の割合の逆数を前記所定時間に乗じる、請求項1または2に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記搬送速度が所定速度よりも速い場合、前記時間設定部は、自然数倍に設定される前記倍率を前記所定時間に乗じる、請求項1または2に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記検出結果に含まれる検出信号の最大強度が所定強度よりも低い場合、前記時間設定部は、自然数倍に設定される前記倍率を前記所定時間に乗じる、請求項1または2に記載のX線検査装置。
【請求項7】
前記倍率が1倍よりも大きい場合であって、前記検出結果に含まれる検出信号の最大強度が所定強度よりも高い場合、前記時間設定部は、前記倍率を1倍に設定する、請求項1または2に記載のX線検査装置。
【請求項8】
前記画像に基づき、食品が含まれる前記物品内における異物の有無を判定する判定部をさらに備える、請求項1または2に記載のX線検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、食料品、医薬品などの被検査物(物品)を検査するための装置として、X線などの電磁波を利用する検査装置が用いられる。例えば、特許文献1に記載の物品検査装置は、移動する被検査物に放射状に広がる電磁波を照射する照射部と、複数の検出素子により被検査物の影響を受けた電磁波を検出する検出部と、を備える。この物品検査装置は、所定の基準遅延時間に基づいて複数の遅延時間を設定する遅延時間設定部と、検出部が検出した検出データを複数の遅延時間を用いて加算する時間遅延積分処理を実施し、複数の遅延時間に応じた複数のTDI画像(時間遅延積分画像)を生成するTDI画像生成部と、を備える。上記物品検査装置の利用者は、複数の遅延時間に応じて生成される複数のTDI画像のうち有利なTDI画像を用いて被検査物の良否判定を実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156635公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記物品検査装置では、搬送部による被検査物の実際の搬送速度は、所定の基準遅延時間及び複数の遅延時間の設定に関与していない。このため、被検査物の搬送速度に応じた遅延時間を適切に設定することが困難である。このような物品検査装置では、実際の搬送速度によっては検出部から出力される検出結果が良好ではなく、結果として、被検査物の良否判定が正確になされない懸念がある。
【0005】
本発明の一側面の目的は、搬送速度にかかわらず良好な検査を実施可能なX線検査装置の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係るX線検査装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部に搬送される物品にX線を照射する照射部と、X線を検出する複数の検出素子が平面状に配置されたセンサ部と、複数の検出素子の少なくとも一部から出力される検出結果を所定時間の間隔で読み出して、画像を生成する画像生成部と、所定時間を設定する時間設定部と、を備え、時間設定部は、搬送部の搬送速度または検出結果に基づいて設定される倍率を所定時間に乗じる。
【0007】
このX線検査装置によれば、時間設定部は、搬送部の搬送速度、または、複数の検出素子の少なくとも一部から出力される検出結果に基づいて設定される倍率を所定時間に乗じる。例えば、搬送部の搬送速度が速すぎる場合、複数の検出素子の少なくとも一部の出力が低すぎて検出結果が不十分である場合などにおいては、時間設定部が1倍よりも大きい倍率を所定時間に乗じる。この場合、画像生成部がセンサ部から出力される検出結果を読み出す所定時間の間隔(遅延時間)が延長される。このように何らかの理由で上記遅延時間が延長されることによって、各検出素子がX線を露光する期間(X線露光期間)を適切に調整できる。したがって上記X線検査装置の利用によって、各検出素子から出力される検出結果が良好になるので、搬送速度にかかわらず良好な検査を実施可能である。
【0008】
(2)上記(1)に記載のX線検査装置にて、センサ部は、搬送速度または検出結果に基づいて、動作する検出素子の数を増減してもよい。この場合、各検出素子のX線露光期間を確実に確保できる。
【0009】
(3)上記(1)または(2)に記載のX線検査装置にて、センサ部は、フォトンカウンティング方式でX線を検出してもよい。この場合、画像生成部によって生成される画像のコントラストを向上できる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれかに記載のX線検査装置にて、時間設定部は、複数の検出素子のうち動作する検出素子の割合の逆数を所定時間に乗じてもよい。この場合、動作する各検出素子のX線露光期間を確実に確保できる。
(【0011】以降は省略されています)
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