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公開番号
2025063387
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172519
出願日
2023-10-04
発明の名称
掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法
出願人
株式会社ワイビーエム
代理人
弁理士法人よつ葉国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
E21B
43/00 20060101AFI20250409BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】掘削孔に地中熱交換器を安全に適正な落下速度で挿入できる。
【解決手段】掘削ヘッド21のロッドレデューサー23の下端に、ブレーキ付きウインチ3を取り付ける。掘削機械のウインチ24の第3のワイヤ25の下端にウエイト6を接続し、掘削孔17の井戸口に持って行く。次に、図5の挿入工程2に示すように、ウエイト6を掘削機械1のクランプ15で挟み、第3のワイヤ25をウエイト6から切り離す。次に、クランプ15に挟んだウエイト6に、必要な数だけの追加のウエイト6を接続し、必要な重さにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地中熱を利用するために地中に形成された掘削孔に、管状の地中熱交換器を挿入する掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、
前記掘削孔を形成するための掘削機械に鉛直方向に移動可能に設けられた掘削ヘッドの下端に取り付けられたブレーキ付きウインチの第1のワイヤにウエイトを吊り下げ、
前記地中熱交換器の先端に前記ウエイトを第2のワイヤで接続し、
前記ブレーキ付きウインチを起動して、ブレーキをかけながら前記ウエイトと前記地中熱交換器を前記掘削孔に同時に挿入する
ことを特徴とする掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、
前記掘削機械のウインチの第3のワイヤで前記ウエイトを吊り上げて前記掘削孔の井戸口に搬入し、
前記掘削機械のクランプで前記ウエイトを挟み、
前記ウエイトから前記第3のワイヤを外した後、前記ブレーキ付きウインチの前記第1のワイヤに前記ウエイトを接続する
ことを特徴とする掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法。
【請求項3】
請求項2に記載の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、
前記掘削機械のウインチの第3のワイヤで地中熱交換器用滑車を吊り上げ、
前記地中熱交換器用滑車に前記地中熱交換器をかけて前記掘削孔の井戸口に前記地中熱交換器の先端を搬入する
ことを特徴とする掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法。
【請求項4】
請求項3に記載の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、
前記ブレーキ付きウインチの第1のワイヤを前記ウエイトから外して回収する
ことを特徴とする掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法。
【請求項5】
請求項3に記載の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、
前記第1のワイヤを切断して前記ブレーキ付きウインチから切り離す
ことを特徴とする掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法に関する。更に詳しくは、掘削孔に地中熱交換器を安全にかつ迅速に挿入する、掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
地中熱交換井戸を作るためには、掘削機械で掘削した掘削孔にポリエチレン製等の地中熱交換器(地中熱交換パイプ)を挿入する工事が必要である。しかし、掘削孔に地下水やベントナイト等があると、地中熱交換器が浮き上がってしまい、円滑に掘削孔に挿入することができない。このために、地中熱交換器の下端に錘を付けて挿入する工法(特許文献1)があり、公知で有る。この錘は埋め殺しにする。しかし、従来の工法では、地中熱交換器を掘削孔に挿入する速度が制御できないため、地中熱交換器が掘削孔の底に落下してしまう事故があり、落下した地中熱交換器の後処理が面倒な工事になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-2268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上のような背景で発明されたものであり、以下の目的を達成するものである。本発明の目的は、掘削孔に地中熱交換器を安全にかつ迅速に挿入する工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するために、次の手段を採る。
即ち、本発明1の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、地中熱を利用するために地中に形成された掘削孔に、管状の地中熱交換器を挿入する掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法において、前記掘削孔を形成するための掘削機械に鉛直方向に移動可能に設けられた掘削ヘッドの下端に取り付けられたブレーキ付きウインチの第1のワイヤにウエイトを吊り下げ、前記地中熱交換器の先端に前記ウエイトを第2のワイヤで接続し、前記ブレーキ付きウインチを起動して、ブレーキをかけながら前記ウエイトと前記地中熱交換器を前記掘削孔に同時に挿入することを特徴とする。
【0006】
本発明2の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、本発明1において、前記掘削機械のウインチの第3のワイヤで前記ウエイトを吊り上げて前記掘削孔の井戸口に搬入し、前記掘削機械のクランプで前記ウエイトを挟み、前記ウエイトから前記第3のワイヤを外した後、前記ブレーキ付きウインチの前記第1のワイヤに前記ウエイトを接続することを特徴とする。
本発明3の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、本発明2において、前記掘削機械のウインチの第3のワイヤで地中熱交換器用滑車を吊り上げ、前記地中熱交換器用滑車に前記地中熱交換器をかけて前記掘削孔の井戸口に前記地中熱交換器の先端を搬入することを特徴とする。
本発明4の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、本発明3において、前記ブレーキ付きウインチの第1のワイヤを前記ウエイトから外して回収することを特徴とする。
本発明5の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、本発明3において、前記第1のワイヤを切断して前記ブレーキ付きウインチから切り離すことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法は、地中熱交換器とウエイトをブレーキをかけながら適切な速度で掘削孔に挿入することができるので、安全にかつ迅速に地中熱交換器を掘削孔に挿入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法で使用する掘削機械を示す全体正面図である。
図2は、発明の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法の概念図である。
図3(a)は、図1のブレーキ付きウインチの全体斜視図、図3(b)は図1の地中熱交換器用滑車の全体斜視図である。
図4は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程1を示す概念図である。
図5は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程2を示す概念図である。
図6は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程3を示す概念図である。
図7は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程4を示す概念図である。
図8は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程5を示す概念図である。
図9は、地中熱交換器を掘削孔に挿入する挿入工程6を示す概念図である。
図10は、ブレーキ付きウインチの第1のワイヤとウエイトの接続方法を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法で使用する掘削機械を示す全体正面図、図2は発明の掘削孔に地中熱交換器を挿入する工法の概念図である。図3(a)は図1のブレーキ付きウインチの全体斜視図、図3(b)は図1の地中熱交換器用滑車の全体斜視図である。図1に示すように、本発明の実施の形態で使用する掘削機械1は、クローラ装置11によって走行する車体12と、車体12に起立及び傾倒可能に取り付けられた柱状のリーダ13を有している。リーダ13には柱状のスライド2が移動可能に取り付けられ、リーダ13の上端のスライド駆動油圧モータ14によって昇降される。リーダ13の下端には、掘削パイプの継ぎ足し時等に掘削パイプを挟むクランプ15が開閉可能に取り付けられてる。スライド2は、スライド駆動油圧モータ14に連結されたスプロケットとチェーン(図示せず)によって昇降される。スライド2には掘削ヘッド21が移動自在に取り付けられ、スライド2の上端の掘削ヘッド駆動油圧モータ22によって昇降される。掘削ヘッド21の下端にはロッドレデューサー23が取り付けられている。
【0010】
ロッドレデューサー23の下端には、図3(a)に示すブレーキ付きウインチ3が取り付けられている。ブレーキ付きウインチ3のフレーム31の上面には円筒状の連結筒32が固定され、先端のねじ321をロッドレデューサー23の下端にねじ込んでブレーキ付きウインチ3をロッドレデューサー23に固定している。ブレーキ付きウインチ3には円筒状のドラム33が回転可能に軸支されている。ドラム33はメカニカルブレーキ付き油圧モータ34によって回転駆動される。図示しないペンダントスイッチでブレーキ付きウインチ3を操作し、メカニカルブレーキ付き油圧モータ34でドラム33にブレーキをかけながら、ドラム33に巻き付けた第1のワイヤ35を任意の速度で巻き下げることが可能である。図1、図2に示すように、第1のワイヤ35の下端には、ウエイト6が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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