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公開番号
2025061422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025006604,2022571581
出願日
2025-01-17,2021-12-22
発明の名称
標的抗原の測定方法並びにそれに用いる不溶性粒子及び標的抗原測定用キット
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/546 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約
【課題】凝集能の高い不溶性粒子を用いた標的抗原の測定方法を提供すること。
【解決手段】粒状担体と、上記粒状担体に担持された、標的抗原に対する抗体と、を含有する不溶性粒子であって、上記抗体の重鎖に糖鎖が結合していない、不溶性粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ラテックス粒子と、前記ラテックス粒子に担持された、標的抗原に対する抗体と、を含有する不溶性粒子を用い、
前記不溶性粒子と標的抗原を含有し得る被験試料を接触させる工程、並びに
前記抗体及び前記標的抗原の抗原抗体反応による前記不溶性粒子の凝集反応を測定する工程、
を含む、ラテックス凝集法による標的抗原の測定方法であって、
前記抗体の重鎖に糖鎖が結合しておらず、前記抗体はマウスIgGである、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記IgGのFc領域は、配列番号5~8のいずれか一つのアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を有するが、糖鎖結合モチーフAsn-Xaa-Ser/Thrが存在しない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記IgGのFc領域は、
配列番号18のアミノ酸配列又は配列番号18のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって174番目のAspが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号19のアミノ酸配列又は配列番号19のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって180番目のAspが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号20のアミノ酸配列又は配列番号20のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって185番目のAspが変異していないアミノ酸配列を有する、
又は
配列番号21のアミノ酸配列又は配列番号21のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって179番目のAspが変異していないアミノ酸配列を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記IgGのFc領域は、
配列番号31のアミノ酸配列又は配列番号31のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって174番目のGlnが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号32のアミノ酸配列又は配列番号32のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって180番目のGlnが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号33のアミノ酸配列又は配列番号33のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって185番目のGlnが変異していないアミノ酸配列を有する、
又は
配列番号34のアミノ酸配列又は配列番号34のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって179番目のGlnが変異していないアミノ酸配列を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記IgGのFc領域は、
配列番号44のアミノ酸配列又は配列番号44のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって176番目のAlaが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号45のアミノ酸配列又は配列番号45のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって182番目のAlaが変異していないアミノ酸配列を有する、
配列番号46のアミノ酸配列又は配列番号46のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって187番目のAlaが変異していないアミノ酸配列を有する、
又は
配列番号47のアミノ酸配列又は配列番号47のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列であって181番目のAlaが変異していないアミノ酸配列を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
被験試料中の標的抗原の有無を定性的に評価するための、又は被検試料中の標的抗原の濃度を定量的に評価するための、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、標的抗原の測定方法並びにそれに用いる不溶性粒子及び標的抗原測定用キットに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
免疫反応を利用した標的抗原の測定方法として、ラテックスなどの粒状担体を利用する方法がある(例えば特許文献1)。標的抗原に特異的な抗体が結合された粒状担体は、標的抗原が存在すると、抗原抗体反応を生じる。そして、その特異性及び親和力により、標的抗原を橋渡しにして互いに結合し、凝集する。生じた凝集塊の有無や凝集の程度により、標的抗原の有無や存在量が測定される。
【0003】
このような免疫反応を利用した測定方法は、検出感度が不十分であるという問題が生じることがあり、例えば特許文献2には、測定の感度が低下しないよう非特異的吸着の発生が低減された多糖修飾複合粒子が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-83440号公報
特開2009-162537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の検出感度には、未だ改善の余地がある。ここで、標的抗原に特異的な抗体が結合された粒状担体(を含有する不溶性粒子)の凝集性が高いと、微量の標的抗原であっても検出することができるようになると考えられるため、検出感度が向上する可能性がある。
【0006】
本発明の課題は、凝集能の高い不溶性粒子、これを用いた標的抗原測定用キット及び標的抗原の測定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、重鎖に糖鎖が結合していない抗体が担持された粒状担体が、重鎖に糖鎖が結合している抗体が担持された粒状担体に比べて凝集しやすいことを見出し、本発明に至った。
【0008】
本発明は、粒状担体と、上記粒状担体に担持された、標的抗原に対する抗体と、を含有する不溶性粒子であって、上記抗体の重鎖に糖鎖が結合していない、不溶性粒子に関する。
【0009】
本発明は、上記不溶性粒子を含む、又は、上記不溶性粒子を調製するための抗体及び粒状担体を含む、標的抗原測定用キットに関する。
【0010】
本発明は、また、上記不溶性粒子を用いる、標的抗原の測定方法に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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