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公開番号2025053895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163002
出願日2023-09-26
発明の名称洗濯機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類D06F 33/48 20200101AFI20250331BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】洗濯機の周辺温度に対して、適切に異常振動を抑制できる低振動な洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機100は、筐体1と、筐体1内に支持され、内部に液体を貯蓄可能な外槽11と、外槽11の振動を検知する振動検知手段と、周囲温度を検知する温度検知手段25と、外槽11に固定され、衣類を攪拌させる駆動力を発生させるモータ22と、モータ22を制御する制御部7と、を有し、制御部7は、振動検知手段の出力と許容できる振動を表す振動閾値との比較結果に応じて、前記モータの回転制御が行われるように構成され、振動閾値は、温度検知手段25の検知温度に対して、連続値を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に支持され、内部に液体を貯蓄可能な外槽と、
前記外槽の振動を検知する振動検知手段と、
周囲温度を検知する温度検知手段と、
前記外槽に固定され、衣類を攪拌させる駆動力を発生させるモータと、
前記モータを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記振動検知手段の出力と許容できる振動を表す振動閾値との比較結果に応じて、前記モータの回転制御が行われるように構成され、
前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知温度に対して、連続値を有する
ことを特徴とする洗濯機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
筐体と、
前記筐体内に支持され、内部に液体を貯蓄可能な外槽と、
前記外槽の振動を検知する振動検知手段と、
周囲温度を検知する温度検知手段と、
前記外槽に固定され、衣類を攪拌させる駆動力を発生させるモータと、
前記モータを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記振動検知手段の出力と許容できる振動を表す振動閾値との比較結果に応じて、前記モータの回転制御が行われるように構成され、
前記温度検知手段の検知結果から算出される閾値係数を有し、
前記振動閾値は前記閾値係数に基づいて算出される
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果に対して負の相関を持つ
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項3に記載の洗濯機において、
前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果が所定の温度に対して、低温から高温になるに伴って、前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果に対して正の相関から負の相関に推移する
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項5】
請求項2に記載の洗濯機において、
前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果に対して負の相関を持つ
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項6】
請求項5に記載の洗濯機において、
前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果が所定の温度に対して、低温から高温になるに伴って、前記振動閾値は、前記温度検知手段の検知結果に対して正の相関から負の相関に推移する
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の洗濯機において、
前記振動閾値は、脱水工程の回数に応じて変化する
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の洗濯機において、
前記制御部は、衣類アンバランスを判定する衣類アンバランス判定部を有し、
前記振動閾値は、衣類アンバランス判定部の判定結果と過去の脱水工程の衣類アンバランス判定部の判定結果の結果に応じて変化する
ことを特徴とする洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
洗濯機は、水を溜める外槽と、外槽に内包され回転可能な洗濯槽と、外槽と洗濯槽を内包する筐体で構成され、衣類の脱水運転時には、洗濯槽を高速回転させ、遠心力により脱水を行うため、洗濯槽内の衣類の分布に偏りが生じると外槽と筐体に振動が生じる。
【0003】
この脱水運転時の振動に対して、洗濯機の構造面において外槽と筐体の接続部に防振ゴムやダンパ、筐体の下部に防振ゴム(ゴム脚)といった防振構造で振動を減衰している。また、制御面では外槽に設けられた加速度センサ及び洗濯槽の駆動電流や回転速度によって振動を検知する振動検知手段の検知結果が事前に設けられた振動閾値を超えないよう洗濯槽の回転速度制御を行っている。
【0004】
しかし、防振ゴムやダンパはその周囲温度によって振動特性が変化するため、適切に異常振動を防止するには、周囲温度も考慮して洗濯槽の回転制御を行うことが望ましい。
【0005】
脱水運転時に周囲温度を考慮して洗濯槽の回転速度制御を行う従来技術では、特許文献1がある。特許文献1では、周囲の温度を検知する温度検知手段と外槽の振動を検知する振動検知手段を持ち、温度検知手段と振動検知手段の結果に基づいて洗濯槽の回転制御が行われるよう構成されている。連続する二つの温度帯に対して、各々振動閾値が設定されており、低い温度帯に属する場合には振動閾値を高い温度帯のものよりも小さく設定すると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-168232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
洗濯機の脱水運転では、洗濯槽の回転速度を段階的に上昇させ、高速回転で遠心力脱水を行うため、衣類のアンバランスによって外槽や筐体に振動が生じる。衣類アンバランス量が大きく外槽や筐体が過大に振動する場合には、ユーザが不快に感じることや最悪の場合洗濯機の破損に繋がる恐れがある。
【0008】
この脱水運転時の振動を抑制するために、洗濯機の構造面と洗濯槽の制御面の両面で対策がなされていることが一般的である。
【0009】
構造面においては、外槽と筐体の接続部に防振ゴムやダンパ、筐体と設置床の接続部に防振ゴム(ゴム脚)等の防振構造が用いられているが、これらの防振構造が温度影響を受けやすい課題を持つ。例えば、周囲温度が高温の場合には、ダンパの減衰力低下に起因し、同じ衣類アンバランスの条件においても低温の場合と比較して外槽の振動変位が大きくなることや、低温の場合には、防振ゴムの硬度が増加し、高温の場合と比較して外槽から筐体及び筐体から設置床に振動を伝達しやすくなることが挙げられる。
【0010】
制御面においては、外槽の振動を検知する振動検知手段の検知結果が事前に定めた振動閾値を超えないよう洗濯槽の回転制御が行われているが、周囲温度による構造面の特性変化の影響を受けるため、周囲温度によっては、事前に定めた振動閾値と実際に生じた洗濯機の振動との間でアンマッチが生じ、適切に異常振動を防止できない課題を持つ。
(【0011】以降は省略されています)

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