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公開番号2025044315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151803
出願日2023-09-20
発明の名称情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
出願人国立大学法人 東京大学,株式会社gluon
代理人弁理士法人IPX
主分類G06T 17/20 20060101AFI20250326BHJP(計算;計数)
要約【課題】現実空間の構造を示す現実空間情報と現実空間をセンシングした情報とに基づいて仮想空間を出力することが可能な技術を、又は、センシング情報の取得の方法の種類によらずに、センシング情報の出力先のシステムがセンシング情報を活用することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、次の各ステップを実行する少なくとも1つ以上のプロセッサを備える。空間受信ステップでは、現実空間情報を受け付ける。現実空間情報は、現実空間の構造を示す情報である。受信ステップでは、センシング情報を受け付ける。センシング情報は、現実空間をセンシングすることによって得られる情報である。空間出力ステップでは、仮想空間情報をリアルタイムで出力する。仮想空間情報は、センシング情報が示すセンシングの結果が、現実空間情報が示す現実空間の構造に反映された仮想空間を示す情報である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムであって、
次の各ステップを実行する少なくとも1つ以上のプロセッサを備え、
空間受信ステップでは、現実空間情報を受け付け、
前記現実空間情報は、現実空間の構造を示す情報であり、
受信ステップでは、センシング情報を受け付け、
前記センシング情報は、前記現実空間をセンシングすることによって得られる情報であり、
空間出力ステップでは、仮想空間情報をリアルタイムで出力し、
前記仮想空間情報は、前記センシング情報が示すセンシングの結果が、前記現実空間情報が示す前記現実空間の構造に反映された仮想空間を示す情報である、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記1つ以上のプロセッサは、シミュレートステップを更に実行し、
前記シミュレートステップでは、時系列に取得した前記センシング情報から、シミュレート情報を生成し、前記シミュレート情報は、前記現実空間上の変化の予測を仮想空間においてシミュレーションした情報である、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記空間出力ステップでは、エージェントに前記シミュレート情報を送信し、
前記エージェントは、前記シミュレート情報に基づいて行動する、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記センシング情報は、骨格情報を含み、前記骨格情報は、前記現実空間内に存在する人間の骨格に関する情報であり、
前記シミュレート情報は、前記現実空間上の前記人間の動きの予測を仮想空間においてシミュレーションした情報を含む、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項4の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記エージェントは、前記仮想空間上にのみ存在するバーチャルエージェントを含み、
前記バーチャルエージェントは、前記シミュレート情報に基づいて、前記人間の動きと協調して動作する、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記センシング情報は、前記現実空間内の各位置に対応する温度を示す温度マップ情報を含み、
前記シミュレート情報は、時系列に取得した温度マップ情報に基づいて、前記現実空間上の前記温度の変化の予測を仮想空間においてシミュレーションした情報を含み、
前記エージェントは、前記シミュレート情報に基づいて動作するロボットを含む、
情報処理システム。
【請求項7】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記センシング情報は、前記現実空間内に存在する荷物の重さを示す重さ情報を含み、
前記エージェントは、運搬可能な荷物の重さが予め定められたロボットを含み、
前記ロボットは、前記重さ情報に基づいて運搬可能な1以上の荷物を運搬する、
情報処理システム。
【請求項8】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記センシング情報は、前記現実空間内の区画毎の人間の密度を示す密度情報を含み、
前記シミュレート情報は、時系列に取得した密度情報に基づいて、前記現実空間上の前記人間の密度の予測を仮想空間においてシミュレーションした情報を含み、
前記エージェントは、アラームを発生可能なドローンを含み、
前記ドローンは、前記シミュレート情報に基づいて人間の密度が高くなると推定される場所に移動し、アラームを発生する、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記センシング情報は、荷物分類情報と荷物位置情報とを含み、
前記荷物分類情報は、荷物の分類を示す情報を含み、
前記荷物位置情報は、前記荷物の位置を示す情報を含み、
前記エージェントは、前記荷物分類情報と前記荷物位置情報とに基づいて、前記荷物を所定の箇所まで運搬し、
前記シミュレート情報は、時系列に取得した、前記荷物分類情報及び前記荷物位置情報に基づいて、前記所定の箇所での残りの荷物の許容量をシミュレートした情報を含む、
情報処理システム。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記空間出力ステップでは、現実空間情報から仮想空間情報を生成するように学習させた学習済みモデルを使用して、前記現実空間情報に対応する前記仮想空間情報をリアルタイムで出力する、
情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来において、デジタルツイン分析装置は、分析するためのデータの入力を受付するデータ受付部と、データ受付部により受付されたデータの精度を評価するための評価指標を格納する評価指標格納部と、評価指標格納部に格納された評価指標に基づき、受付されたデータの精度を評価するデータ評価部と、データ評価部により評価された精度に基づき選択されたデータを用いて分析を行うデータ分析部と、データ分析手段により分析された結果を出力する出力部と、を含む技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-183887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年において、現実空間の構造を示す現実空間情報と現実空間をセンシングした情報とに基づいて仮想空間を出力するための技術が、又はセンシング情報の取得の方法の種類によらずに、センシング情報の出力先のシステムがセンシング情報を活用することが可能な技術が求められている。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、現実空間の構造を示す現実空間情報と現実空間をセンシングした情報とに基づいて仮想空間を出力することが可能な技術を、又は、センシング情報の取得の方法の種類によらずに、センシング情報の出力先のシステムがセンシング情報を活用することが可能な技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、次の各ステップを実行する少なくとも1つ以上のプロセッサを備える。空間受信ステップでは、現実空間情報を受け付ける。現実空間情報は、現実空間の構造を示す情報である。受信ステップでは、センシング情報を受け付ける。センシング情報は、現実空間をセンシングすることによって得られる情報である。空間出力ステップでは、仮想空間情報をリアルタイムで出力する。仮想空間情報は、センシング情報が示すセンシングの結果が、現実空間情報が示す現実空間の構造に反映された仮想空間を示す情報である。
【0007】
本開示によれば、現実空間の構造を示す現実空間情報と現実空間をセンシングした情報とに基づいて仮想空間を出力することが、又は、センシング情報の取得の方法の種類によらずに、センシング情報の出力先のシステムがセンシング情報を活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
サーバ装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
ゲームエンジン装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。
エージェント装置4のハードウェア構成の一例を示す図である。
カメラ5aのハードウェア構成の一例を示す図である。
センサ5bのハードウェア構成の一例を示す図である。
照明5cのハードウェア構成の一例を示す図である。
スマートフォン5dのハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置2のプロセッサ21によって実現される機能を示すブロック図の一例である。
ゲームエンジン装置3のプロセッサ31によって実現される機能を示すブロック図の一例である。
SSCPのアーキテクチャの一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理を説明するためのシーケンス図の一例を示す図である。
実験場に設置されたIoT設備から取得されたデータを示す。
実験場に設置されたIoT設備から取得されたデータを示す。
実験場内の人の流れを再現したデータを示す。
実験場において車椅子が周囲の状況を認識しながら制御された例を示す。
実験場において車椅子及びロボットが周囲の状況を認識しながら制御された現実空間のデータを示す。
実験場において車椅子及びロボットが周囲の状況を認識しながら制御された現実空間のデータを示す。
人間の動きに基づいてエージェントが制御された現実空間のデータを示す図である。
人間の動きに基づいてエージェントが制御された仮想空間のデータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
1.用語の定義
まず、各用語の定義を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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