TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025038388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023144978
出願日2023-09-07
発明の名称固定構造、及び、ワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類F16B 5/06 20060101AFI20250312BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】構成部材が引っ掛かることを抑制することができる固定構造、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】ワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、固定対象物Mとしての筐体1と、筐体1に設けられる固定構造100とを備え、固定構造100は、筐体1を固定対象部位Pに固定可能な固定部110と、支持部121に片持ち状に支持され、筐体1が固定部110を介して固定対象部位Pに固定された状態で、固定対象部位Pに当接するリブ122を含む補助部120とを有する。また、リブ122は、支持部121に支持され、固定対象部位P側に向かって突出する第1区間122Aと、第1区間122Aの先端122Abから突出し、筐体1側に向かって折り曲げられた第2区間122Bとから構成され、支持部121は、リブ122の第2区間122Bの先端122Bbを内側に収納する凹部121hを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
固定対象物に設けられ、当該固定対象物を固定対象部位に固定可能である固定部と、
前記固定対象物に設けられる支持部、及び、当該支持部に片持ち状に支持され、前記固定対象物が前記固定部を介して前記固定対象部位に固定された状態で前記固定対象部位に当接するリブを含んで構成される補助部とを備え、
前記リブは、前記支持部に支持され、前記固定対象物側から前記固定対象部位側に向かって突出して形成された第1区間と、当該第1区間の先端から突出して形成され、前記固定対象物側に向かって折り曲げられた第2区間とによって構成され、
前記支持部は、凹部を有し、前記リブの前記第2区間の先端を当該凹部の内側に収納することを特徴とする、
固定構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記リブは、前記固定対象物が前記固定部を介して前記固定対象部位に固定された状態で、前記第1区間と前記第2区間の間に形成される角部が前記固定対象部位に当接する、
請求項1に記載の固定構造。
【請求項3】
前記固定部は、前記固定対象物の壁部と交差する第1方向に沿って形成される軸部と、前記軸部に片持ち状に支持される一対の可撓アーム部とを有し、
前記支持部は、前記固定対象物の前記壁部から前記第1方向に沿って突出して形成される一対の第1支持壁部と、前記固定対象物の前記壁部と対向して位置し、前記第1支持壁部同士を連結する第2支持壁部によって構成され、
前記凹部は、前記固定対象物の前記壁部、前記一対の第1支持壁部、及び、第2支持壁部に囲われることで、前記第1方向と交差する第2方向に沿って貫通する貫通孔によって構成され、
前記リブは、前記第2支持壁部に支持され、前記第2支持壁部から前記固定対象物の前記壁部に向かって形成されることで、前記第2方向に突出して形成され、
前記固定対象部位は、前記第2方向に沿う第1部位と、前記第1方向に沿う第2部位を含み、
前記固定部は、前記軸部が前記第1部位に形成された取付孔に対して前記第1方向に沿って挿入されることで、当該第1部位に固定され、
前記リブは、前記第2部位に当接する、
請求項1または2に記載の固定構造。
【請求項4】
導電性を有する配索材と、
前記配索材に設けられる筐体と、
前記筐体に設けられる固定構造とを備え、
前記固定構造は、
前記筐体に設けられ、当該筐体を固定対象部位に固定可能である固定部と、
前記筐体に設けられる支持部、及び、当該支持部に片持ち状に支持され、前記筐体が前記固定部を介して前記固定対象部位に固定された状態で前記固定対象部位に当接するリブを含んで構成される補助部とを有し、
前記リブは、前記支持部に支持され、前記筐体側から前記固定対象部位側に向かって突出して形成された第1区間と、当該第1区間の先端から突出して形成され、前記筐体側に向かって折り曲げられた第2区間とによって構成され、
前記支持部は、凹部を有し、前記リブの前記第2区間の先端を当該凹部の内側に収納することを特徴とする、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固定構造、及び、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、固定対象部位に固定されるステム(固定部)と、配索材にバンドが巻き回されることで当該配索材を固定するバックルと、バックルに形成されるリブとを含んで構成されるバンドクリップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-166245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のバンドクリップは、固定部がパネル等の固定対象部位に形成された孔に挿入された際に、リブがパネルに当接することで、固定対象部位がステムとリブの間に挟み込まれた状態で固定される。しかし、このような構成の固定構造は、固定部を介して固定対象物を固定対象部位に固定する際に、配索材等の構成部材がリブに引っ掛かる虞があり、その点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、構成部材が引っ掛かることを抑制することができる固定構造、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る固定構造は、固定対象物に設けられ、当該固定対象物を固定対象部位に固定可能である固定部と、前記固定対象物に設けられる支持部、及び、当該支持部に片持ち状に支持され、前記固定対象物が前記固定部を介して前記固定対象部位に固定された状態で前記固定対象部位に当接するリブを含んで構成される補助部とを備える。また、前記リブは、前記支持部に支持され、前記固定対象物側から前記固定対象部位側に向かって突出して形成された第1区間と、当該第1区間の先端から突出して形成され、前記固定対象物側に向かって折り曲げられた第2区間とによって構成され、前記支持部は、凹部を有し、前記リブの前記第2区間の先端を当該凹部の内側に収納することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材に設けられる筐体と、前記筐体に設けられる固定構造とを備え、前記固定構造は、前記筐体に設けられ、当該筐体を固定対象部位に固定可能である固定部と、前記筐体に設けられる支持部、及び、当該支持部に片持ち状に支持され、前記筐体が前記固定部を介して前記固定対象部位に固定された状態で前記固定対象部位に当接するリブを含んで構成される補助部とを有する。また、前記リブは、前記支持部に支持され、前記筐体側から前記固定対象部位側に向かって突出して形成された第1区間と、当該第1区間の先端から突出して形成され、前記筐体側に向かって折り曲げられた第2区間とによって構成され、前記支持部は、凹部を有し、前記リブの前記第2区間の先端を当該凹部の内側に収納することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る固定構造、及び、ワイヤハーネスは、構成部材が引っ掛かることを抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る固定構造が適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る固定構造が適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す長辺側の側面図である。
図3は、本実施形態に係る固定構造が適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す底面図である。
図4は、図3に示すA-A断面図である。
図5は、本実施形態に係る固定構造が適用されるワイヤハーネスの組み付けについて説明する斜視図である。
図6は、本実施形態に係る固定構造が適用されるワイヤハーネスの組み付けについて説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許