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公開番号2025031071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137046
出願日2023-08-25
発明の名称放射線撮像装置及び放射線撮像装置の製造方法
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01T 7/00 20060101AFI20250228BHJP(測定;試験)
要約【課題】コネクタの位置決めを容易且つ精度良く行うことができる放射線撮像装置を提供する。
【解決手段】放射線撮像装置1は、センサパネル31と、制御ユニット50と、センサパネル31及び制御ユニット50を収容する筐体10と、を備える。制御ユニット50は、センサパネル31からの信号の読み出しを制御する制御基板55と、制御基板55が搭載される搭載部材59と、搭載部材59に固定され、開口部61bが設けられた側壁部61を有するサイドプレート60と、制御基板55と外部とを接続するために制御基板55に設けられ、側壁部61の開口部61bを通過しているコネクタ57と、を有する。筐体10には、X軸方向に沿って制御ユニットを筐体10内に挿入するための開口部13aが設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
放射線を検出するセンサパネルと、
制御ユニットと、
前記センサパネル及び前記制御ユニットを収容する筐体と、を備え、
前記制御ユニットは、
前記センサパネルに直交する第１方向に沿って前記センサパネルに対向する主面と、前記主面とは反対側の裏面とを有し、前記センサパネルからの信号の読み出しを制御する制御基板と、
前記制御基板が搭載される搭載部材と、
前記搭載部材に固定され、第１開口部が設けられた側壁部を有するサイドプレートと、
前記制御基板と外部とを接続するために前記制御基板に設けられ、前記側壁部の前記第１開口部を通過している少なくとも一つのコネクタと、を有し、
前記筐体には、前記第１方向に直交する第２方向に沿って前記制御ユニットを前記筐体内に挿入するための第２開口部が設けられている、放射線撮像装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記センサパネル及び前記制御ユニットが前記筐体に収容された状態において、前記側壁部は、前記第２開口部に対応する位置に配置される、
請求項１に記載の放射線撮像装置。
【請求項３】
前記センサパネルは、前記制御ユニットに固定されている、
請求項１又は２に記載の放射線撮像装置。
【請求項４】
前記少なくとも一つのコネクタは、前記側壁部に取り付けられている、
請求項１又は２に記載の放射線撮像装置。
【請求項５】
前記少なくとも一つのコネクタは、前記制御基板の前記主面及び前記裏面の少なくとも一方に設けられ、
前記搭載部材は、前記制御基板の前記主面及び前記裏面のうち前記少なくとも一つのコネクタが設けられる面に対向する対向壁部を有し、
前記対向壁部には、前記第１方向において前記少なくとも一つのコネクタの少なくとも一部と重なる位置に少なくとも一つの切り欠きが設けられている、
請求項４に記載の放射線撮像装置。
【請求項６】
前記少なくとも一つのコネクタは、複数のコネクタを有し、
前記少なくとも一つの切り欠きは、複数の切り欠きを有し、
前記対向壁部は、前記第１方向から見た場合に隣り合う二つの前記コネクタの間に位置して隣り合う二つの前記切り欠きを互いに隔てると共に、前記側壁部に接触する突起部を有する、
請求項５に記載の放射線撮像装置。
【請求項７】
前記側壁部を挟んで配置される一対のナットを更に備え、
前記少なくとも一つのコネクタは、前記第１開口部を通過すると共に前記一対のナットの各々と螺合される軸部を有し、
前記少なくとも一つのコネクタは、前記一対のナットが前記側壁部の両側から前記軸部に螺合されることにより、前記側壁部に取り付けられている、
請求項４に記載の放射線撮像装置。
【請求項８】
前記側壁部を挟んで配置される一対のナットを更に備え、
前記少なくとも一つのコネクタは、前記第１開口部を通過すると共に前記一対のナットの各々と螺合される軸部を有し、
前記少なくとも一つのコネクタは、前記一対のナットが前記側壁部の両側から前記軸部に螺合されることにより、前記側壁部に取り付けられており、
前記少なくとも一つの切り欠きは、前記第１方向において、前記制御基板側の前記ナットと重なる位置に設けられている、
請求項５に記載の放射線撮像装置。
【請求項９】
前記少なくとも一つのコネクタは、前記制御基板の前記裏面に設けられている、
請求項１又は２に記載の放射線撮像装置。
【請求項１０】
前記筐体は、放射線が入射する側とは反対側に位置する底壁部を有し、
前記底壁部には、少なくとも一つの貫通孔が設けられている、
請求項１又は２に記載の放射線撮像装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、放射線撮像装置及び放射線撮像装置の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
センサパネル（Ｘ線検出センサ）と、センサパネル等を収容する筐体と、を備える放射線撮像装置（Ｘ線画像撮影装置）が知られている（例えば、特許文献１参照）。上記特許文献１に開示された放射線撮像装置では、センサパネル等の部材を筐体内に収容するために開閉可能に構成された蓋部が設けられている。上述したような放射線撮像装置においては、センサパネルからの信号を読み出すための制御基板が、センサパネルと共に、筐体に収容される場合がある。また、外部との信号の送受信を行うためのコネクタが、制御基板に設けられる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－３１１５２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述したような放射線撮像装置の構成では、コネクタの挿入口を含む部分を筐体の側面部（例えば蓋部）の外側に露出するように配置する必要がある場合において、当該側面部に対するコネクタの位置決めを、制御基板を筐体に収容した後に行う必要がある。この場合、コネクタの位置決めを容易且つ精度良く行うことが困難になるおそれがある。
【０００５】
本開示は、コネクタの位置決めを容易且つ精度良く行うことができる放射線撮像装置及び放射線撮像装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、以下の［１］～［１６］の放射線撮像装置、及び［１７］～［２０］の放射線撮像装置の製造方法を含む。
【０００７】
［１］放射線を検出するセンサパネルと、
制御ユニットと、
前記センサパネル及び前記制御ユニットを収容する筐体と、を備え、
前記制御ユニットは、
前記センサパネルに直交する第１方向に沿って前記センサパネルに対向する主面と、前記主面とは反対側の裏面とを有し、前記センサパネルからの信号の読み出しを制御する制御基板と、
前記制御基板が搭載される搭載部材と、
前記搭載部材に固定され、第１開口部が設けられた側壁部を有するサイドプレートと、
前記制御基板と外部とを接続するために前記制御基板に設けられ、前記側壁部の前記第１開口部を通過している少なくとも一つのコネクタと、を有し、
前記筐体には、前記第１方向に直交する第２方向に沿って前記制御ユニットを前記筐体内に挿入するための第２開口部が設けられており、
前記センサパネル及び前記制御ユニットが前記筐体に収容された状態において、前記側壁部は、前記第２開口部に対応する位置に配置される、放射線撮像装置。
【０００８】
上記［１］の放射線撮像装置は、制御ユニットを備えている。この制御ユニットでは、制御基板及びサイドプレートが搭載部材に搭載（固定）されている。すなわち、搭載部材を介して、制御基板とサイドプレートとが互いに位置決めされている。これにより、制御基板に設けられたコネクタが、サイドプレート（側壁部）に対して、確実且つ精度良く位置決めされる。さらに、上記［１］の放射線撮像装置では、制御ユニットを筐体の外側で組み立てた後に、筐体の第２開口部を介して制御ユニットを筐体に挿入することで、制御ユニットを筐体に収容することが可能となっている。これにより、制御ユニットを筐体に収容する前に、サイドプレート（側壁部）に対するコネクタの位置決めを行うことができる。以上により、上記［１］の放射線撮像装置によれば、制御基板に設けられたコネクタの位置決めを容易且つ精度良く行うことができる。
【０００９】
［２］前記センサパネル及び前記制御ユニットが前記筐体に収容された状態において、前記側壁部は、前記第２開口部に対応する位置に配置される、［１］の放射線撮像装置。
【００１０】
上記［２］の構成によれば、制御ユニットを筐体に収容する前に行われたコネクタの位置決め（例えばコネクタが側壁部から飛び出している長さ）の精度を、センサパネル及び制御ユニットが筐体に収容された状態においても容易に維持することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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