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公開番号2025018650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122545
出願日2023-07-27
発明の名称流路チップ
出願人株式会社SCREENホールディングス
代理人弁理士法人あい特許事務所,個人
主分類B03B 5/62 20060101AFI20250130BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】流路設計が煩雑になることを抑制することが可能な流路チップを提供する。
【解決手段】HDFチップ1(流路チップ)は、主流路11と、複数の副流路13とを備える。主流路11には、粒子を含有する液が流れる。複数の副流路13は、主流路11から分岐する。副流路13の流路幅lnは、一定である。主流路11を流れる液の流通方向D1の下流側に向かうにしたがって、複数の副流路13の長さは短くなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粒子を含有する液が流れる主流路と、
前記主流路から分岐する複数の副流路と
を備え、
前記副流路の流路幅は、一定であり、
前記主流路を流れる前記液の流通方向の下流側に向かうにしたがって、前記複数の副流路の長さは短くなる、流路チップ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記複数の副流路の流路幅は、互いに同じ大きさである、請求項1に記載の流路チップ。
【請求項3】
前記複数の副流路を通過した前記液を収集する収集部を備え、
前記複数の副流路は、前記流通方向の最上流に配置される最上流副流路と、前記流通方向の最下流に配置される最下流副流路とを有し、
前記収集部の少なくとも一部は、前記主流路のうちの前記最上流副流路および前記最下流副流路の間の部分と、前記最上流副流路とを2辺とする矩形状の領域内に配置される、請求項1または請求項2に記載の流路チップ。
【請求項4】
前記収集部に接続され、前記収集部が収集した前記液を排出する排出部を備え、
前記排出部の全体が前記矩形状の領域内に配置される、請求項3に記載の流路チップ。
【請求項5】
前記主流路の下流端部に接続され、前記主流路を通過した前記液が通過する下流側流路と、
前記下流側流路を通過する前記液に含有される誘電体粒子を誘電泳動させる電極と
を備える、請求項1または請求項2に記載の流路チップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流路チップに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、血液から特定の細胞を分離する流路チップが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、主流路と、主流路から分岐する複数の分岐流路とを備えた流路チップが記載されている。主流路には、サンプル液としての血液が流される。そして、血液中に存在するがん細胞は、主流路の下流端に到達する。その一方、がん細胞以外の血液成分は、複数の分岐流路に流れる。このようにして、血液からがん細胞が分離される。
【0003】
特許文献1の流路チップでは、個々の分岐流路は、始端側(主流路側)において第1の幅に設定され、終端側において第1の幅よりも広い第2の幅に設定される。また、分岐流路毎に第1の幅から第2の幅に切り替わる位置は、主流路の下流端に近い流路ほど、始端側に設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-99256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のような流路チップでは、分岐流路の各々の流路抵抗値を適切にする必要がある。従って、流路チップの流路設計を行う際に、分岐流路毎に設定すべき流路抵抗値を算出し、算出結果に基づいて分岐流路の幅および長さ等を設定する。
【0006】
しかしながら、特許文献1の流路チップでは、各分岐流路が、第1の幅を有する部分(以下、基端側部分と記載することがある)と、第1の幅よりも広い第2の幅を有する部分(以下、先端側部分と記載することがある)とを有する。分岐流路の流路抵抗値は、基端側部分の長さおよび幅と、先端側部分の長さおよび幅とを用いて算出するので、流路チップの流路設計が煩雑である。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、流路設計が煩雑になることを抑制することが可能な流路チップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面による流路チップは、主流路と、複数の副流路とを備える。前記主流路には、粒子を含有する液が流れる。前記複数の副流路は、前記主流路から分岐する。前記副流路の流路幅は、一定である。前記主流路を流れる前記液の流通方向の下流側に向かうにしたがって、前記複数の副流路の長さは短くなる。
【0009】
本発明の一態様において、前記複数の副流路の流路幅は、互いに同じ大きさであってもよい。
【0010】
本発明の一態様において、前記複数の副流路を通過した前記液を収集する収集部を備えてもよい。前記複数の副流路は、前記流通方向の最上流に配置される最上流副流路と、前記流通方向の最下流に配置される最下流副流路とを有してもよい。前記収集部の少なくとも一部は、矩形状の領域内に配置されてもよい。前記矩形状の領域は、前記主流路のうちの前記最上流副流路および前記最下流副流路の間の部分と、前記最上流副流路とを2辺としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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