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公開番号2025069927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2024176823
出願日2024-10-09
発明の名称土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置
出願人コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ
代理人個人,個人,個人
主分類B03B 5/00 20060101AFI20250423BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】湿式篩分けの際、篩と採集機とを互いに連結して、一体型着脱構造を形成することで、一方の手には篩、他方の手には筆を持って篩い分ける不便を減らすことが可能だけでなく、粒度別選別作業と採集作業が非常に容易である、土壌試料の粒度を選別する一体型篩装置の提供。
【解決手段】土壌試料の粒度を選別する一体型篩装置は、少なくとも1つの篩を備えて、投入した土壌試料を粒度別に選別し投下させる粒度選別部200と、一側面が開放し、前記粒度選別部が開放する方向に内側面に着脱するように結合する円筒状のボディハウジング100と、ボディハウジングの粒度選別部の下部に取り付けられて、篩によって選別され、粒度選別部の下方に吐出する土壌及び水を収集する試料受け部300と、ボディハウジングの上端に形成された投入口に取り付けられて、粒度選別部の内部に水を供給する水供給部400と、を含むことを特徴とする一体型篩装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの篩(sieve)を備えて、投入した土壌試料を粒度別に選別して投下させる粒度選別部と、
一側面が開放し、前記粒度選別部が開放する方向に内側面に着脱するように結合される円筒状ボディハウジングと、
前記ボディハウジングの粒度選別部の下部に取り付けられて、前記篩によって選別され、前記粒度選別部の下方に吐出する土壌及び水を収集する試料受け部と、
前記ボディハウジングの上端に形成された投入口に取り付けられて、前記粒度選別部の内部に水を供給する水供給部と、
を含むことを特徴とする、
土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記粒度選別部は、
リング状フレームと、前記リング状フレームの内側底部に取り付けられる前記土壌試料を篩い分ける(sieving)ため楕円形の篩網(mesh)と、を含めて備える篩で形成するものの、
前記篩は、一端または他端に積層された構造であることを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項3】
前記ボディハウジングの内側面の両方に形成された凸部と、前記粒度選別部の外側面の両方に形成された溝部とが結合して、前記粒度選別部は、予め設定された角度に回動可能であることを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項4】
前記試料受け部は、
透明または半透明材質で形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項5】
前記水供給部は、
前記投入口に取り付けられて、投入する水の流れを強さ、供給量及び分散を調節する水調節部と、
水を貯蔵して、前記水調節部の上端に入口が取り付けられる水筒部と、
を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項6】
前記水調節部は、
多数個が形成された貫通孔サイズが互いに異なる2以上のディスク状の噴射管が結合して、いずれか噴射管を回転させ、水貫通孔サイズを調節することができることを特徴とする、
請求項5に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項7】
前記ボディハウジングの開放した一側の水平ライン線上の両方の内側面に凸部と、前記両方の凸部と対応するように前記粒度選別部の両方の外側面に締結溝と、を備えるものの、
前記凸部は、前記締結溝に挿入されて、回動可能であるように締結することを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項8】
前記粒度選別部は、
前記ボディハウジングと連結される両方の長さ方向に長い楕円形のディスク状であることを特徴とする、
請求項7に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項9】
前記ボディハウジングの内側面の周面に沿って、前記凸部の上端に前記粒度選別部が回転する場合、下部角が係止締結するライン状の係止溝が形成されることを特徴とする、
請求項7に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。
【請求項10】
前記粒度選別部は、
互いに異なるサイズの篩網(mesh)を備えて積層されるものの、
下部に行くほど、篩網の網孔サイズが小さくなることを特徴とする、
請求項1に記載の土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、湿式型(wet)篩装置に関し、より詳細は、湿式篩分け(wet-sieving)による粒度別選別作業と採集作業が非常に容易である、土壌試料の粒度を選別するための一体型篩装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
土壌粒子は、サイズが小さくなるにつれて化学的反応性が高くなり、水と共に存在すると、泥流現象による移動性が大きくなるなど、そのサイズによって物理的、化学的性質が異なって現われる。このため、土壌粒子を粒度別に分離する必要がある。
【0003】
例えば、土壌汚染浄化の際、粒度による汚染分布状態が異なるため、粒度によって最適な浄化工法が行われる。また、地球化学図を作成するとき、河川の堆積土も特定サイズの粒子を採取して分析しなければならない。
【0004】
土壌を粒度別に分離するためには粒度選別装置が用いられる。従来の粒度選別装置は、主に大容量の複雑な設備であって、動力を利用して運用される形態のみあるだけであり、少量の試料を選別するのに好適であり、かつ、移動性及び携帯性が容易な装置は開発されていない。
【0005】
よって、一部の試料を外部の動力なしに選別しなければならない場合、適宜なサイズの篩を利用して繰り返して振ることである。しかし、この場合、高強度の労働が伴われて、長時間の作業が難しいし、開かれた系で作業するため、所望しないサイズの粒子が不純物の形に混合し得る問題点があった。
【0006】
このため、上記したように、地球化学図を作成するか、様々な地域を移動しながら試料を調査しようとする場合には、小規模な携帯性の良い粒度選別装置が要求されている。
【0007】
そして、従来の湿式篩分け(wet-sieving)は、土壌試料の粒度を分離するために使用する通常の篩を使用する。使用する篩径は、7.5cmであり、篩の目の大きさは、大きさ別に分けているため、所望の堆積物粒子のサイズに合う目の大きさの篩を選択して単独で使用する。
【0008】
特に、湿式篩分け(wet-sieving)の際、固まっている堆積物を十分解すことができるように筆またはブラシを使用しなければならず、蒸留水を堆積物に供給し続けなければならない。このとき、篩の上に残った粗粒質試料は、最終採取して、篩を通過する細粒質粒子は、そのまま流す。
【0009】
また、凝集力の大きい粘土質堆積物を篩い分けるとき、固まっている堆積物は、ブラシまたは筆を使用して解し、堆積物に蒸留水を供給し続けなければならない。
【0010】
このときの問題点は、一方の手には篩を持ち、他方の手には筆を持って堆積物を解すことになるが、蒸留水ボトル(bottle)に入れた蒸留水を供給し続けることができず、篩または筆をしばらく底に置いて蒸留水をかける必要があり、これによって、試料の汚染または損失が発生するという問題点がある。
(【0011】以降は省略されています)

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