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公開番号
2025052421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161225
出願日
2023-09-25
発明の名称
分離チップ
出願人
株式会社SCREENホールディングス
代理人
弁理士法人あい特許事務所
,
個人
主分類
B03C
5/00 20060101AFI20250328BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約
【課題】電極の任意の位置に誘電体粒子を引き付けることが可能な分離チップを提供する。
【解決手段】分離チップ100は、基板101と、複数の電極120と、絶縁膜103と、流路カバー105とを備える。複数の電極120は、基板101の一方面1011上に配置される。絶縁膜103は、電極120の一方面1205の少なくとも一部を覆う。流路カバー105は、基板101の一方側に配置される。流路カバー105は、電極120の少なくとも一部を囲う。流路カバー105は、誘電体粒子P1を含有する液が導入される流路110を構成する。電極120の一方面1205は、第1領域12051と、第1領域12051とは異なる第2領域12052とを有する。第1領域12051上の絶縁膜103の厚みは、第2領域12052上の絶縁膜103の厚みよりも小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板の一方面上に配置される複数の電極と、
前記電極の一方面の少なくとも一部を覆う絶縁膜と、
前記基板の一方側に配置され、前記電極の少なくとも一部を囲うとともに、誘電体粒子を含有する液が導入される導入部を構成する導入部構成部材と
を備え、
前記電極の前記一方面は、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
前記第1領域上の前記絶縁膜の厚みは、前記第2領域上の前記絶縁膜の厚みよりも小さい、分離チップ。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記絶縁膜は、前記電極の前記第1領域と前記導入部とを繋ぐ開口部を有する、請求項1に記載の分離チップ。
【請求項3】
前記開口部は、前記電極の幅方向の中心に対してズレた位置に形成されている、請求項2に記載の分離チップ。
【請求項4】
前記電極の前記一方面には、段差が形成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分離チップ。
【請求項5】
前記電極は、断面視凹形状を有する、請求項4に記載の分離チップ。
【請求項6】
前記電極は、
幅方向の端部に配置される一対の側面と、
一対の接続面と
を有し、
前記第2領域は、一対設けられており、
一対の前記第2領域は、前記一対の側面から前記幅方向の内側にそれぞれ延びており、
前記第1領域は、前記一対の第2領域の間で、前記第2領域と略平行に配置され、
前記一対の接続面は、前記一対の第2領域と前記第1領域とを接続し
前記接続面の少なくとも一部には、前記絶縁膜が形成されていない、請求項5に記載の分離チップ。
【請求項7】
前記絶縁膜は、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分離チップ。
【請求項8】
前記導入部は、前記液が流通する流路を有し、
前記導入部構成部材は、前記流路を構成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分離チップ。
【請求項9】
前記複数の電極は、互いに対向する櫛歯形状を有する第1電極および第2電極を含み、
前記第1電極および前記第2電極の各々は、互いに平行に配置される複数の歯部を有し、
前記歯部の一方面は、前記第1領域および前記第2領域を有し、
前記複数の歯部は、前記流路が延びる方向に対して交差する交差方向に延びる、請求項8に記載の分離チップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離チップに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、血液から特定の細胞を分離する分離チップが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、血液から所定サイズ以上の細胞を抽出する置換部と、置換部を通過した複数種類の細胞から誘電泳動力によってがん細胞を分離する分離部とを備えた分離装置が記載されている。分離部には、細胞を含有する液を流通する流路と、一対の電極とが設けられる。一対の電極間に交流電圧が印加されることにより、流路を通過するがん細胞に誘電泳動力が作用し、複数種類の細胞からがん細胞が分離される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-134020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような分離チップでは、一対の電極間に交流電圧を印加した場合、流路内の誘電体粒子に誘電泳動力が作用し、誘電体粒子は電極に引き付けられる。具体的には、隣接する電極の上面の両端部に、誘電体粒子が引き付けられる。このため、電極の任意の位置に誘電体粒子を引き付けることが困難であった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電極の任意の位置に誘電体粒子を引き付けることが可能な分離チップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面による分離チップは、基板と、複数の電極と、絶縁膜と、導入部構成部材とを備える。前記複数の電極は、前記基板の一方面上に配置される。前記絶縁膜は、前記電極の一方面の少なくとも一部を覆う。前記導入部構成部材は、前記基板の一方側に配置される。前記導入部構成部材は、前記電極の少なくとも一部を囲う。前記導入部構成部材は、誘電体粒子を含有する液が導入される導入部を構成する。前記電極の前記一方面は、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有する。前記第1領域上の前記絶縁膜の厚みは、前記第2領域上の前記絶縁膜の厚みよりも小さい。
【0007】
本発明の一態様において、前記絶縁膜は、前記電極の前記第1領域と前記導入部とを繋ぐ開口部を有してもよい。
【0008】
本発明の一態様において、前記開口部は、前記電極の幅方向の中心に対してズレた位置に形成されていてもよい。
【0009】
本発明の一態様において、前記電極の前記一方面には、段差が形成されていてもよい。
【0010】
本発明の一態様において、前記電極は、断面視凹形状を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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