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公開番号
2025103459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220868
出願日
2023-12-27
発明の名称
分離チップ
出願人
株式会社SCREENホールディングス
代理人
弁理士法人あい特許事務所
,
個人
主分類
B03C
5/00 20060101AFI20250702BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約
【課題】捕捉対象の誘電体粒子の捕捉率が低下することを抑制することが可能な分離チップを提供する。
【解決手段】分離チップ100は、基板101と、複数の電極部12とを備える。複数の電極部12は、基板101の一方面1011上に配置され、少なくとも歯部1201を有するとともに第1方向Xに延びる。複数の電極部12は、第1方向Xと交差する第2方向Yに隣接して配置される。複数の電極部12の一方側には、誘電体粒子P1を含有する液が第1方向Xと交差する流通方向Dに流通する流路110が設けられている。少なくとも1つの電極部12と、他の電極部12とは、第2方向Yに沿った断面形状、第2方向Yに沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板の一方面上に配置され、少なくとも電極を有するとともに第1方向に延びる複数の電極部と
を備え、
前記複数の電極部は、前記第1方向と交差する第2方向に隣接して配置され、
前記複数の電極部の一方側には、誘電体粒子を含有する液が前記第1方向と交差する流通方向に流通する流路が設けられており、
少なくとも1つの前記電極部と、他の前記電極部とは、前記第2方向に沿った断面形状、前記第2方向に沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なる、分離チップ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
少なくとも1つの前記電極と、他の前記電極とは、前記第2方向に沿った断面形状、前記第2方向に沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なる、請求項1に記載の分離チップ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの電極と、前記他の電極とは、前記第2方向に沿った断面における電極幅が異なる、請求項2に記載の分離チップ。
【請求項4】
前記他の電極は、前記少なくとも1つの電極に比べて、前記流通方向の下流側に配置され、
前記他の電極の前記電極幅は、前記少なくとも1つの電極の前記電極幅に比べて小さい、請求項3に記載の分離チップ。
【請求項5】
前記電極部は、前記電極の一方面上に配置される絶縁層を有し、
少なくとも1つの前記絶縁層と、他の前記絶縁層とは、前記第2方向に沿った断面形状、前記第2方向に沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なる、請求項1に記載の分離チップ。
【請求項6】
前記絶縁層は、前記電極と前記流路とを接続する開口部を有し、
前記少なくとも1つの絶縁層と、前記他の絶縁層とは、前記第2方向に沿った断面における前記開口部の幅が異なる、請求項5に記載の分離チップ。
【請求項7】
前記他の絶縁層は、前記少なくとも1つの絶縁層に比べて、前記流通方向の下流側に配置され、
前記他の絶縁層の前記第2方向に沿った前記開口部の幅は、前記少なくとも1つの絶縁層の前記第2方向に沿った前記開口部の幅に比べて小さい、請求項6に記載の分離チップ。
【請求項8】
前記電極の一方面は、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
前記絶縁層は、前記第2領域上に配置され、
前記第1領域は、前記開口部を介して前記流路に接続され、
前記第1領域は、前記第2領域に比べて前記基板側に位置する、請求項6に記載の分離チップ。
【請求項9】
前記流通方向の下流側において互いに隣接する前記電極同士の間の∇E
2
は、前記流通方向の上流側において互いに隣接する前記電極同士の間の∇E
2
に比べて大きく、
∇Eは、電界強度の傾きを示す、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の分離チップ。
【請求項10】
基板と、
前記基板の一方面上に配置され、少なくとも電極を有するとともに第1方向に延びる複数の電極部と
を備え、
前記複数の電極部は、前記第1方向と交差する第2方向に隣接して配置され、
前記複数の電極部の一方側には、誘電体粒子を含有する液が前記第1方向と交差する流通方向に流通する流路が設けられており、
少なくとも1つの電極間の距離は、他の電極間の距離と異なる、分離チップ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離チップに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、血液から特定の細胞を分離する分離チップが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、誘電泳動によって細胞などの分離回収を実現するDEP(誘電泳動)部を備えたチップが記載されている。DEP部は、流路上に設けられた互いに対向する一対の櫛歯状の電極を含む。一対の電極間に交流電圧を印加することにより、誘電泳動を生じさせる。印加する交流電圧および周波数を適宜調整することにより、CTCなどの所望の細胞を誘導して分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-99256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的に、櫛歯状の電極を用いて誘電泳動力により細胞などを捕捉する場合、捕捉対象の細胞の種類、細胞の周囲の媒質、および、電極形状などに合わせて印加する交流電圧および周波数を調整する。
【0005】
しかしながら、複数の細胞間において、大きさおよび誘電率などの特性にばらつきがあるため、細胞に作用する誘電泳動力にもばらつきが生じる。このため、捕捉対象の細胞の一部を捕捉できず、捕捉率が低下する場合がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、捕捉対象の誘電体粒子の捕捉率が低下することを抑制することが可能な分離チップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の局面による分離チップは、基板と、複数の電極部とを備える。前記複数の電極部は、前記基板の一方面上に配置され、少なくとも電極を有するとともに第1方向に延びる。前記複数の電極部は、前記第1方向と交差する第2方向に隣接して配置される。前記複数の電極部の一方側には、誘電体粒子を含有する液が前記第1方向と交差する流通方向に流通する流路が設けられている。少なくとも1つの前記電極部と、他の前記電極部とは、前記第2方向に沿った断面形状、前記第2方向に沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なる。
【0008】
本発明の一態様において、少なくとも1つの前記電極と、他の前記電極とは、前記第2方向に沿った断面形状、前記第2方向に沿った断面における寸法、および、材質の少なくとも1つが異なってもよい。
【0009】
本発明の一態様において、前記少なくとも1つの電極と、前記他の電極とは、前記第2方向に沿った断面における電極幅が異なってもよい。
【0010】
本発明の一態様において、前記他の電極は、前記少なくとも1つの電極に比べて、前記流通方向の下流側に配置されてもよい。前記他の電極の前記電極幅は、前記少なくとも1つの電極の前記電極幅に比べて小さくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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