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公開番号2025010460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-21
出願番号2023190452
出願日2023-11-07
発明の名称変性ナフトール樹脂及びその製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人
主分類C08G 61/02 20060101AFI20250110BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】比較的高い水素化率を有する変性ナフトール樹脂の製造方法、および変性ナフトール樹脂を提供する。
【解決手段】変性ナフトール樹脂の作製方法は次を含む。構造にアミノ基を有する変性ナフトール樹脂を形成するため、ナフトール樹脂にニトロ化反応と水素化反応を順に実行する。水素化反応に用いる溶媒は、テトラヒドロフラン、トルエン、イソプロパノール、アミド溶媒、又はそれらの共溶媒を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造にアミノ基を有する変性ナフトール樹脂を形成するため、ナフトール樹脂にニトロ化反応と水素化反応を順に実行すること
を含み、
前記水素化反応に用いる溶媒は、テトラヒドロフラン、トルエン、イソプロパノール、アミド溶媒、又はそれらの共溶媒を含む、
変性ナフトール樹脂の作製方法。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記水素化反応に用いる前記溶媒は、少なくとも前記アミド溶媒を含む、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項3】
前記アミド溶媒は、N-メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、テトラメチル尿素、又はそれらの共溶媒である、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項4】
前記アミド溶媒は、少なくともジメチルアセトアミドを含む、
請求項3に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項5】
前記水素化反応は、
5bar~100barの反応ガス圧力と、
4時間~12時間の反応時間と、
50℃~120℃の反応温度
という条件で実行される、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項6】
前記水素化反応は水素化触媒の使用を更に含み、反応物の総使用量を100重量部として、前記水素化触媒の使用量は0.5~2重量部である、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項7】
前記ニトロ化反応はアルカリ性環境において実行される、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項8】
前記ニトロ化反応に用いるニトロ化剤はハロニトロベンゼンである、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項9】
前記ナフトール樹脂は次の式(1)で表される構造を有し、
JPEG
2025010460000008.jpg
43
118
前記式(1)において、nは2~40の正の整数を表す、
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法。
【請求項10】
請求項1に記載の変性ナフトール樹脂の作製方法を含み、前記変性ナフトール樹脂は次の式(4)で表される構造を有し、
JPEG
2025010460000009.jpg
72
121
前記式(4)において、nは2~40の正の整数を表す、
変性ナフトール樹脂。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は樹脂及びその製造方法に関するものであり、特に、変性ナフトール樹脂及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子製品又はその製造方法の分野において、絶縁材料、粘着剤、フィルム原材料といった樹脂材料の需要が度々ある。現在、エポキシ樹脂又はポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂が広く用いられている。しかし、エポキシ樹脂又はポリフェニレンエーテルは誘電特性又は耐熱性の点で劣り、これは電子製品の応用において対応する制限をもたらす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、本発明は変性ナフトール樹脂及びその製造方法を提供する。本発明における変性ナフトール樹脂の製造方法は、比較的高い水素化率を有する。
【0004】
1つの実施形態において、本発明は下記を含む変性ナフトール樹脂の製造方法を提供する。構造にアミノ基を有する変性ナフトール樹脂を形成するため、ナフトール樹脂にニトロ化反応及び水素化反応を順に実行する。水素化反応に用いる溶媒は、テトラヒドロフラン、トルエン、イソプロパノール、アミド溶媒、又は上記の共溶媒を含む。
【0005】
1つの実施形態において、本発明は、変性ナフトール樹脂の上記製造方法により製造された変性ナフトール樹脂を提供する。変性ナフトール樹脂は後述する式(4)により表される構造を有する。
【発明の効果】
【0006】
上記に基づき、水素化反応に用いる溶媒が、テトラヒドロフラン、トルエン、イソプロパノール、アミド溶媒、又は上記の共溶媒を含むことから、変性ナフトール樹脂の製造方法は比較的高い水素化率を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の1つの実施形態による変性ナフトール樹脂の製造方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の詳細な説明において、本発明の様々な原理の完全な理解を提供するため、特定の詳細を開示する例示的な実施形態を、限定ではなく説明のために述べる。ただし、本発明の恩恵を受ける当業者にとって、本発明がここで説明する特定の詳細から逸脱する他の実施形態で実施され得ることは明らかであろう。加えて、本発明の様々な原理の説明を曖昧にしないよう、周知の装置、方法、及び材料の説明は省略する場合がある。
【0009】
ある範囲はここで、「約」1つの特定の値~「約」もう1つの特定の値として表現される場合があり、また、1つの特定の値及び/又はもう1つの特定の値と直線表現される場合がある。該範囲を表現するとき、もう1つの実施形態は、1つの特定の値から及び/又はもう1つの特定の値までを含む。同様に、ある値が先行する「約」を用いて近似として表現されるとき、該特定の値はもう1つの実施形態を形成すると理解される。更には、各範囲の端点はもう1つの端点に明らかに関係するか、もう1つの端点とは独立していると理解される。
【0010】
本明細書において、非限定的用語(例えば、可能である、することができる、又は他の類似の用語)は、必須でないか任意の実装、包含、添加、又は存在を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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