TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025005250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105368
出願日2023-06-27
発明の名称保護部材製造装置
出願人株式会社ディスコ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B29C 55/02 20060101AFI20250108BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】支持テーブルから保護部材を剥離する手間を低減し、かつ、押圧部材からの熱の影響を低減できる保護部材製造装置を提供すること。
【解決手段】保護部材製造装置1は、熱可塑性樹脂を加熱により軟化させる加熱ユニット10と、熱可塑性樹脂を延伸させてシート状の保護部材210を形成する延伸ユニット20とを備え、加熱ユニット10は、熱可塑性樹脂の一方側から、熱可塑性樹脂を囲繞するようにエアーカーテン302を形成するエアーカーテン形成ユニット11と、エアーカーテン302で区画された領域内の熱可塑性樹脂に対して、熱可塑性樹脂の他方側からメッシュ部材17を介して温風312を供給する熱可塑性樹脂加熱ユニット12とを有し、延伸ユニット20は、熱可塑性樹脂の外縁部を挟持する複数の挟持部27と、挟持部27をそれぞれ熱可塑性樹脂から離隔する方向に移動させる移動ユニットとを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
対象物の一方の面を保護する保護部材を製造する保護部材製造装置であって、
板状に形成された熱可塑性樹脂を加熱により軟化させる加熱ユニットと、
該熱可塑性樹脂を所定量延伸させてシート状の保護部材を形成する延伸ユニットと、を備え、
該加熱ユニットは、
該熱可塑性樹脂の一方の面側から、該熱可塑性樹脂を囲繞するようにエアーカーテンを形成するエアーカーテン形成ユニットと、
該エアーカーテンで区画された領域内の該熱可塑性樹脂に対して、該熱可塑性樹脂の他方の面側からメッシュ部材を介して温風を供給する熱可塑性樹脂加熱ユニットと、を有し、
該延伸ユニットは、
該熱可塑性樹脂の外縁部を少なくとも四方から挟持する複数の挟持部と、
該挟持部をそれぞれ該熱可塑性樹脂から離隔する方向に移動させる移動ユニットと、
を有することを特徴とする、保護部材製造装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
該エアーカーテン形成ユニットは、該熱可塑性樹脂の上方から該熱可塑性樹脂を囲繞するようにエアーカーテンを形成し、
該熱可塑性樹脂加熱ユニットは、該熱可塑性樹脂の下方から温風を供給することを特徴とする、
請求項1に記載の保護部材製造装置。
【請求項3】
該メッシュ部材は、
比較的粗い網目を有する第一のメッシュ部材と、
該第一のメッシュ部材の中央部に配設され、比較的細かい網目を有する第二のメッシュ部材と、を含み、
該第一のメッシュ部材および該第二のメッシュ部材が積層された領域に対して、温風供給源に連通する温風供給口が開口していることを特徴とする、請求項1または2に記載の保護部材製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保護部材製造装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
半導体ウエーハ等の板状の被加工物を研削して薄化したり、切削ブレードやレーザービームの照射により分割する際、被加工物はチャックテーブルに保持される。この時、被加工物を直接チャックテーブルに載置すると、被加工物の損傷や汚染に繋がることや、分割後に一括搬送できなくなってしまうことから、チャックテーブルの保持面と接触する面に粘着テープが貼り付けられるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、被加工物から粘着テープを剥離する際に粘着剤等の残渣が被加工物に残ってしまう場合があった。そこで、平坦な支持テーブルの支持面に塊状、紐状、粒状、または流動状態の熱可塑性樹脂を供給し、加熱しつつ押し広げることでシート状の保護部材を形成し、このシート状の保護部材を被加工物に接着する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-021017号公報
特開2021-082631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2の方法で形成された保護部材は、粘着層を用いずに加熱によって接着することが可能なため、被加工物から剥離した際に残渣が残らないという利点がある。一方で、支持テーブルから保護部材を剥離する手間がかかるという課題や、押圧に用いられる部材が熱により膨張してしまい、保護部材の厚み精度が出にくいという課題も存在していた。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、支持テーブルから保護部材を剥離する手間を低減し、かつ、押圧部材からの熱の影響を低減できる保護部材製造装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の保護部材製造装置は、対象物の一方の面を保護する保護部材を製造する保護部材製造装置であって、板状に形成された熱可塑性樹脂を加熱により軟化させる加熱ユニットと、該熱可塑性樹脂を所定量延伸させてシート状の保護部材を形成する延伸ユニットと、を備え、該加熱ユニットは、該熱可塑性樹脂の一方の面側から、該熱可塑性樹脂を囲繞するようにエアーカーテンを形成するエアーカーテン形成ユニットと、該エアーカーテンで区画された領域内の該熱可塑性樹脂に対して、該熱可塑性樹脂の他方の面側からメッシュ部材を介して温風を供給する熱可塑性樹脂加熱ユニットと、を有し、該延伸ユニットは、該熱可塑性樹脂の外縁部を少なくとも四方から挟持する複数の挟持部と、該挟持部をそれぞれ該熱可塑性樹脂から離隔する方向に移動させる移動ユニットと、を有することを特徴とする。
【0008】
該エアーカーテン形成ユニットは、該熱可塑性樹脂の上方から該熱可塑性樹脂を囲繞するようにエアーカーテンを形成し、該熱可塑性樹脂加熱ユニットは、該熱可塑性樹脂の下方から温風を供給してもよい。
【0009】
該メッシュ部材は、比較的粗い網目を有する第一のメッシュ部材と、該第一のメッシュ部材の中央部に配設され、比較的細かい網目を有する第二のメッシュ部材と、を含み、該第一のメッシュ部材および該第二のメッシュ部材が積層された領域に対して、温風供給源に連通する温風供給口が開口していてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は、支持テーブルから保護部材を剥離する手間を低減し、かつ、押圧部材からの熱の影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ディスコ
搬送車
9日前
株式会社ディスコ
製造方法
9日前
株式会社ディスコ
研磨装置
9日前
株式会社ディスコ
加工方法
9日前
株式会社ディスコ
搬送装置
1日前
株式会社ディスコ
加工装置
3日前
株式会社ディスコ
加工工具
1日前
株式会社ディスコ
加工装置
2日前
株式会社ディスコ
冷却機構
2日前
株式会社ディスコ
洗浄乾燥機
2日前
株式会社ディスコ
円板の製造方法
1日前
株式会社ディスコ
板状物の加工方法
2日前
株式会社ディスコ
保護部材形成装置
1日前
株式会社ディスコ
保護部材製造装置
2日前
株式会社ディスコ
ウエーハの分割方法
1日前
株式会社ディスコ
ウエーハの分割方法
1日前
株式会社ディスコ
被加工物の研削方法
1日前
株式会社ディスコ
ウエーハの加工方法
1日前
株式会社ディスコ
洗浄治具及び洗浄方法
3日前
株式会社ディスコ
シリコンウェーハの加工方法
3日前
株式会社ディスコ
窒化ガリウムウェーハの研磨方法
2日前
株式会社ディスコ
ウエーハの処理方法及び支持トレー
1日前
株式会社ディスコ
フレームガイドユニット及び搬送機構
9日前
株式会社ディスコ
位置合わせ用治具及び位置合わせ方法
9日前
株式会社ディスコ
研削ホイールの製造方法及び研削ホイール
2日前
株式会社ディスコ
加工位置調整方法及び被加工物の加工方法
2日前
株式会社ディスコ
研削ユニット、砥石ユニット、及びマウント
3日前
株式会社ディスコ
水溶性保護膜の形成方法、及び板状物の加工方法
9日前
株式会社ディスコ
チャックテーブル、チャックテーブルの製造方法及び研削方法
2日前
東レ株式会社
吹出しノズル
1か月前
東レ株式会社
溶融紡糸設備
7か月前
シーメット株式会社
光造形装置
23日前
東レ株式会社
プリプレグテープ
4か月前
CKD株式会社
型用台車
1か月前
グンゼ株式会社
ピン
1か月前
個人
射出ミキシングノズル
3か月前
続きを見る