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公開番号
2024179689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098729
出願日
2023-06-15
発明の名称
極端紫外光生成用チャンバ装置及び電子デバイスの製造方法
出願人
ギガフォトン株式会社
,
国立大学法人広島大学
代理人
個人
主分類
G03F
7/20 20060101AFI20241219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】小型化を実現しつつ、極端紫外光の出力低減及び極端紫外光集光ミラーへのデブリの付着を抑制する。
【解決手段】極端紫外光生成用チャンバ装置は、レーザ光が照射されるドロップレットターゲットがプラズマ化するプラズマ生成領域を内部空間に含みプラズマ生成領域において極端紫外光が生成されるチャンバと、チャンバ内に配置され、極端紫外光を集光する集光ミラーと、超音速でガスを噴射し、プラズマ生成領域から集光ミラーに伝搬する極端紫外光の光路と交差するガスカーテンを形成するガスカーテン形成装置と、チャンバ内にエッチングガスを供給するエッチングガス供給部と、チャンバ内の残留ガスを排気するガス排気部と、を備え、チャンバ内において、前記ガスカーテンよりも前記プラズマ生成領域側の空間であってプラズマ生成領域を含む空間である第1空間内の圧力よりもガスカーテンよりも集光ミラー側の空間である第2空間内の圧力が低い。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
レーザ光が照射されるドロップレットターゲットがプラズマ化するプラズマ生成領域を内部空間に含み前記プラズマ生成領域において極端紫外光が生成されるチャンバと、
前記チャンバ内に配置され、前記極端紫外光を集光する集光ミラーと、
超音速でガスを噴射し、前記プラズマ生成領域から前記集光ミラーに伝搬する前記極端紫外光の光路と交差するガスカーテンを形成するガスカーテン形成装置と、
前記チャンバ内にエッチングガスを供給するエッチングガス供給部と、
前記チャンバ内の残留ガスを排気するガス排気部と、
を備え、
前記チャンバ内において、前記ガスカーテンよりも前記プラズマ生成領域側の空間であって前記プラズマ生成領域を含む空間である第1空間内の圧力よりも前記ガスカーテンよりも前記集光ミラー側の空間である第2空間内の圧力が低い
極端紫外光生成用チャンバ装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記ガスは、水素を含む。
【請求項3】
請求項2に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記ドロップレットターゲットは、スズを含む。
【請求項4】
請求項1に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記第1空間を囲い、前記プラズマ生成領域から前記集光ミラーに伝搬する前記極端紫外光が通過し前記第2空間に連通する第1開口が設けられる筒状の第1隔壁を備え、
前記ガスカーテンは、前記第1開口の少なくとも一部を覆う。
【請求項5】
請求項4に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記第1隔壁の外側の空間である第3空間と前記第2空間とを隔絶し、前記第1隔壁に接続される第2隔壁を備える。
【請求項6】
請求項1に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記エッチングガス供給部は、
前記第1空間に前記エッチングガスを供給する第1エッチングガス供給部と、
前記第2空間に前記エッチングガスを供給する第2エッチングガス供給部と、
を備え、
前記ガス排気部は、
前記第1空間から前記残留ガスを排気する第1排気装置と、
前記第2空間から前記残留ガスを排気する第2排気装置と、
を備える。
【請求項7】
請求項6に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記第1空間内の圧力を測定する第1圧力センサと、
前記第2空間内の圧力を測定する第2圧力センサと、
プロセッサと、
を更に備え、
前記ガス排気部は、
前記第1空間と前記第1排気装置とを繋げる配管に設けられる第1バルブと、
前記第2空間と前記第2排気装置とを繋げる配管に設けられる第2バルブと、
を備え、
前記プロセッサには、前記第1圧力センサが測定する圧力を示す信号と前記第2圧力センサが測定する圧力を示す信号とが入力し、
前記プロセッサは、前記第2空間内の圧力が前記第1空間内の圧力よりも低くなるように前記第1バルブと前記第2バルブとを制御する。
【請求項8】
請求項1に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記ガスカーテン形成装置は、前記ガスを噴射するガス噴射部と、前記ガスを回収するガス回収部と、を備え、
前記ガス噴射部は、
前記ガスを供給するガス供給部と、
前記ガス供給部から供給される前記ガスが通過するラバルノズルと、
前記ラバルノズルを内部空間に含むシュラウドと、
前記シュラウドに、前記ガスが噴射される方向に向かって断面積が大きくなるように配置される第1スキマーと、
前記シュラウドから、前記第1スキマーから噴射されない前記ガスを排出する第3排気装置と、
を備え、
前記ガス回収部は、
前記第1スキマーから前記ガスが噴射される方向に進んだ位置に前記ガスが噴射される方向に向かって断面積が大きくなるように配置される第2スキマーと、
前記第2スキマーに流入した前記ガスを排出する第4排気装置と、
を備える。
【請求項9】
請求項8に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記エッチングガス供給部は、
前記第1空間に前記エッチングガスを供給する第1エッチングガス供給部と、
前記第2空間に前記エッチングガスを供給する第2エッチングガス供給部と、
を備え、
前記ガス排気部は、
前記第1空間から前記残留ガスを排気する第1排気装置と、
前記第2空間から前記残留ガスを排気する第2排気装置と、
を備える。
【請求項10】
請求項9に記載の極端紫外光生成用チャンバ装置であって、
前記第2排気装置は、前記第4排気装置を兼ねる。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、極端紫外光生成用チャンバ装置及び電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、10nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、波長約13nmの極端紫外(EUV)光を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた半導体露光装置の開発が期待されている。
【0003】
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLaser Produced Plasma(LPP)式の装置の開発が進んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許第2211594号明細書
特開2005-353294号公報
特許第5108367号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様による極端紫外光生成用チャンバ装置は、レーザ光が照射されるドロップレットターゲットがプラズマ化するプラズマ生成領域を内部空間に含みプラズマ生成領域から極端紫外光が生成されるチャンバと、チャンバ内に配置され、極端紫外光を集光する集光ミラーと、超音速でガスを噴射し、プラズマ生成領域から集光ミラーに伝搬する極端紫外光の光路と交差するガスカーテンを形成するガスカーテン形成装置と、チャンバ内にエッチングガスを供給するエッチングガス供給部と、チャンバ内の残留ガスを排気するガス排気部と、を備え、チャンバ内において、プラズマ生成領域を含む空間である第1空間内の圧力よりもガスカーテンよりも集光ミラー側の空間である第2空間内の圧力が低くてもよい。
【0006】
また、本開示の一態様による電子デバイスの製造方法は、レーザ光が照射されるドロップレットターゲットがプラズマ化するプラズマ生成領域を内部空間に含みプラズマ生成領域から極端紫外光が生成されるチャンバと、チャンバ内に配置され、極端紫外光を集光する集光ミラーと、超音速でガスを噴射し、プラズマ生成領域から集光ミラーに伝搬する極端紫外光の光路と交差するガスカーテンを形成するガスカーテン形成装置と、チャンバ内にエッチングガスを供給するエッチングガス供給部と、チャンバ内の残留ガスを排気するガス排気部と、を備え、チャンバ内において、プラズマ生成領域を含む空間である第1空間内の圧力よりもガスカーテンよりも集光ミラー側の空間である第2空間内の圧力が低い極端紫外光生成用チャンバ装置を含む極端紫外光生成装置によって生成される極端紫外光を露光装置に出力し、電子デバイスを製造するために、露光装置内で感光基板上に極端紫外光を露光することを含んでもよい。
【0007】
また、本開示の一態様による電子デバイスの製造方法は、レーザ光が照射されるドロップレットターゲットがプラズマ化するプラズマ生成領域を内部空間に含みプラズマ生成領域から極端紫外光が生成されるチャンバと、チャンバ内に配置され、極端紫外光を集光する集光ミラーと、超音速でガスを噴射し、プラズマ生成領域から集光ミラーに伝搬する極端紫外光の光路と交差するガスカーテンを形成するガスカーテン形成装置と、チャンバ内にエッチングガスを供給するエッチングガス供給部と、チャンバ内の残留ガスを排気するガス排気部と、を備え、チャンバ内において、プラズマ生成領域を含む空間である第1空間内の圧力よりもガスカーテンよりも集光ミラー側の空間である第2空間内の圧力が低い極端紫外光生成用チャンバ装置を含む極端紫外光生成装置によって生成される極端紫外光をマスクに照射してマスクの欠陥を検査し、検査の結果を用いてマスクを選定し、選定したマスクに形成されたパターンを感光基板上に露光転写することを含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、電子デバイスの製造装置の全体の概略構成例を示す模式図である。
図2は、図1に示す電子デバイスの製造装置とは別の電子デバイスの製造装置の全体の概略構成例を示す模式図である。
図3は、比較例の極端紫外光生成装置の全体の概略構成例を示す模式図である。
図4は、比較例におけるドロップレットターゲットの軌道に垂直な断面における極端紫外光生成用チャンバ装置を示す模式図である。
図5は、比較例におけるドロップレットターゲットの軌道に沿った断面における極端紫外光生成用チャンバ装置を示す模式図である。
図6は、実施形態1における極端紫外光生成用チャンバ装置を図4と同様に示す模式図である。
図7は、実施形態1における極端紫外光生成用チャンバ装置を図5と同様に示す模式図である。
図8は、図7におけるガスカーテン形成装置及びガス回収装置の拡大図である。
図9は、実施形態1におけるデブリの動きを示す模式図である。
図10は、実施形態1の変形例1における極端紫外光生成用チャンバ装置を図5と同様に示す模式図である。
図11は、実施形態1の変形例2における極端紫外光生成用チャンバ装置を図5と同様に示す模式図である。
図12は、実施形態1の変形例3における極端紫外光生成用チャンバ装置を図5と同様に示す模式図である。
図13は、実施形態2における極端紫外光生成用チャンバ装置を図4と同様に示す模式図である。
【実施形態】
【0009】
1.概要
2.電子デバイスの製造装置の説明
3.比較例の極端紫外光生成装置の説明
3.1 構成
3.2 動作
3.3 課題
4.実施形態1の極端紫外光生成用チャンバ装置の説明
4.1 構成
4.2 動作
4.3 作用・効果
4.4 変形例1の説明
4.5 変形例2の説明
4.6 変形例3の説明
5.実施形態2の極端紫外光生成用チャンバ装置の説明
5.1 構成
5.2 作用・効果
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
【0010】
1.概要
本開示の実施形態は、極端紫外(EUV)と呼ばれる波長の光を生成する極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造装置に関するものである。なお、以下では、極端紫外光をEUV光という場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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