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公開番号
2024179558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098498
出願日
2023-06-15
発明の名称
半導体モジュール
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低コスト化を図りつつ、複数の半導体スイッチング素子を並列接続した半導体モジュールの信頼性を向上させる。
【解決手段】半導体モジュールは、第1入力電極および第1出力電極を有する第1半導体スイッチング素子と、第2入力電極および第2出力電極を有する第2半導体スイッチング素子と、電流の入力を受ける入力部と、第1入力電極と入力部とを電気的に接続する第1接続部と、第2入力電極と入力部とを電気的に接続する第2接続部と、第1出力電極および第2出力電極に電気的に接続される出力部と、を備え、第1接続部および第2接続部のそれぞれは、入力部を構成する材料の抵抗温度係数よりも大きい正の抵抗温度係数を有する材料で構成される部材を電流経路として含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入力電極および第1出力電極を有する第1半導体スイッチング素子と、
第2入力電極および第2出力電極を有する第2半導体スイッチング素子と、
電流の入力を受ける入力部と、
前記第1入力電極と前記入力部とを電気的に接続する第1接続部と、
前記第2入力電極と前記入力部とを電気的に接続する第2接続部と、
前記第1出力電極および前記第2出力電極に電気的に接続される出力部と、を備え、
前記第1接続部および前記第2接続部のそれぞれは、前記入力部を構成する材料の抵抗温度係数よりも大きい抵抗温度係数を有する材料で構成される部材を電流経路として含む、
半導体モジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1半導体スイッチング素子および前記第2半導体スイッチング素子を支持する基板をさらに備え、
前記第1接続部および前記第2接続部のそれぞれは、前記基板に設けられる導体パターンである、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記第1接続部は、
前記第1入力電極に電気的に接続される第1パッドと、
前記入力部と前記第1パッドとを電気的に接続する第1配線と、を含み、
前記第2接続部は、
前記第2入力電極に電気的に接続される第2パッドと、
前記入力部と前記第2パッドとを電気的に接続する第2配線と、を含み、
前記第1配線および前記第2配線のそれぞれは、前記部材を含む、
請求項2に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記部材は、ニッケルまたはニッケル合金で構成される、
請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記部材の断面積をS[mm
2
]とし、前記部材の長さをL[mm]としたとき、
10≦L/S≦25の関係を満たす、
請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記第1配線および前記第2配線のそれぞれは、平面視で蛇行形状の部分を有する、
請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記第1配線は、平面視で、前記第1パッドの周囲に沿って延びる形状の部分を有し、
前記第2配線は、平面視で、前記第2パッドの周囲に沿って延びる形状の部分を有する、
請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
前記第1配線は、平面視で、前記第2パッドに対して遠ざかるように配置され、
前記第2配線は、平面視で、前記第1パッドに対して遠ざかるように配置される、
請求項7に記載の半導体モジュール。
【請求項9】
前記第1パッドおよび前記第2パッドのそれぞれは、平面視で四角形をなしており、
前記第1配線は、平面視で、前記第1パッドの2辺または3辺に沿って延びる形状をなし、
前記第2配線は、平面視で、前記第2パッドの2辺または3辺に沿って延びる形状をなす、
請求項8に記載の半導体モジュール。
【請求項10】
前記第1接続部は、前記第1入力電極と前記第1パッドとの間に配置される第1シート部材を含み、
前記第2接続部は、前記第2入力電極と前記第2パッドとの間に配置される第2シート部材を含み、
前記第1シート部材および前記第2シート部材のそれぞれは、所定温度以上で相転移により抵抗値の大きくなる材料で構成される、
請求項3に記載の半導体モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
パワー半導体モジュールに代表される半導体モジュールでは、例えば、特許文献1から3に開示されるように、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子等の複数のスイッチング素子を電気的に並列に接続する場合がある。
【0003】
特許文献1に記載の半導体モジュールでは、並列接続される複数のパワー半導体素子の各主電流経路において、特定温度で相転移により抵抗値の上昇する制御素子がパワー半導体素子に直列に接続される。この制御素子の作用により、並列回路間の電流のアンバランスが緩和される。これにより、特定のパワー半導体素子にのみ電流が偏って流れることにより、当該特定のパワー半導体素子の過昇温による損傷が防止される。ここで、制御素子は、パワー半導体素子の出力側の電極であるエミッタ電極上に接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-311983号公報
特開2001-94035号公報
特開2022-2380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の半導体モジュールでは、制御素子をパワー半導体素子のエミッタ電極上に接合する必要があるため、半導体モジュールの製造工程が大幅に複雑化してしまうので、低コスト化を図ることが難しいという問題がある。
【0006】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、低コスト化を図りつつ、複数の半導体スイッチング素子を電気的に並列接続した半導体モジュールの信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、本開示の好適な態様に係る半導体モジュールは、第1入力電極および第1出力電極を有する第1半導体スイッチング素子と、第2入力電極および第2出力電極を有する第2半導体スイッチング素子と、電流の入力を受ける入力部と、前記第1入力電極と前記入力部とを電気的に接続する第1接続部と、前記第2入力電極と前記入力部とを電気的に接続する第2接続部と、前記第1出力電極および前記第2出力電極に電気的に接続される出力部と、を備え、前記第1接続部および前記第2接続部のそれぞれは、前記入力部を構成する材料の抵抗温度係数よりも大きい正の抵抗温度係数を有する材料で構成される部材を電流経路として含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図1中のA-A線断面図である。
図1中のB-B線断面図である。
図1に示す半導体モジュールの回路図である。
第1実施形態の第1接続部および第2接続部を説明するための平面図である。
第2実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
第3実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
第4実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
第5実施形態に係る半導体モジュールの断面図である。
第6実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図10中のC-C線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.半導体モジュールの全体構成
図1は、第1実施形態に係る半導体モジュール100の平面図である。図2は、図1中のA-A線断面図である。図3は、図1中のB-B線断面図である。図4は、図1に示す半導体モジュール100の回路図である。なお、図1では、見やすさの便宜上、後述の外部入力端子61、外部出力端子62および制御端子63の図示が省略される。図3では、見やすさの便宜上、後述のワイヤー51-1、51-2、52-1、52-2、外部入力端子61、外部出力端子62および制御端子63の図示が省略される。
(【0011】以降は省略されています)
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