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公開番号2024178031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096519
出願日2023-06-12
発明の名称組成物
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類C08L 101/02 20060101AFI20241217BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】粘着性ポリマーに添加することにより、得られる粘着剤の屈折率及び透明性の少なくとも一方を高めることができる分散用組成物の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の分散用組成物は、金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)とを含み、前記ポリマー(B)が芳香族系モノマー由来の構造単位を10~90質量%含有するポリマーである、或いは、主鎖の末端に極性官能基を有するポリマーである組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)とを含み、
前記ポリマー(B)が、芳香族系モノマー由来の構造単位を10~90質量%含有する組成物。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記芳香族系モノマーの屈折率が1.5以上である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記芳香族系モノマーが、アリール(メタ)アクリレート及びアラルキル(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種以上のモノマーである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ポリマー(B)が、アミノ基、アミド基、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、ホスホン酸基、加水分解性アルコキシシリル基、イソシアネート基、ヒドロキシ基、チオール基、エポキシ基、及びオキサゾリン基から選ばれる少なくとも1つの極性官能基を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリマー(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以下となる低Tg(メタ)アクリル酸エステル由来の構造単位をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記金属酸化物粒子(A)の含有量が、前記ポリマー(B)100質量部に対して、100~450質量部である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)を含み、
前記ポリマー(B)が、主鎖の末端に極性官能基を有するポリマーである組成物。
【請求項8】
前記極性官能基が、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、スルホ基、リン酸基、ホスホン酸基、及び加水分解性アルコキシシリル基から選ばれる官能基である、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記ポリマー(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以下となる低Tg(メタ)アクリル酸エステル由来の構造単位をさらに含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
前記金属酸化物粒子(A)の含有量が、前記ポリマー(B)100質量部に対して、100~450質量部である、請求項7に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属酸化物粒子を分散させる技術に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
金属酸化物粒子を分散させた粘着剤組成物が知られている。例えば、特許文献1には、液晶表示装置(LCD)、有機EL表示装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)などの画像表示装置や光ディスクにおいて、画像表示部、光源部、記録部、偏光板、位相差板、光学補償フィルム、輝度向上フィルム、光拡散フィルム、保護フィルムなどを適宜貼り合わせる際の高屈折率透明粘着剤として、金属酸化物粒子を粘着性ポリマーに分散させた粘着剤が記載されている。
【0003】
しかしながら、粘着性ポリマーに金属酸化物粒子を分散させる際に、粘着性ポリマーが金属酸化物によってイオン架橋された様な構造を形成するためか、凝集が発生しやすく、金属酸化物粒子を安定に分散させることが難しいという問題があった。そこで特許文献2では、金属酸化物粒子と共に重量平均分子量が5万以下の非芳香族系ポリマーを、粘着性(メタ)アクリル系ポリマーに添加することで、上記問題を解決したことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-120726号公報
特開2021-134322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、高屈折率透明粘着剤には、屈折率及び透明性の少なくとも一方のさらなる向上が求められる。従って、本発明の課題は、得られる粘着剤の屈折率及び透明性の少なくとも一方の向上にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、粘着ポリマーに対し、金属酸化物粒子と芳香族系モノマー由来の構造単位を所定量有する低分子量ポリマーとを含む組成物を添加することで、得られる粘着剤の屈折率が向上し、また、金属酸化物粒子と主鎖の末端に極性官能基を有する低分子量ポリマーとを含む組成物を添加することで、得られる粘着剤の透明性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
上記課題を解決し得た本発明の構成は以下の通りである。
[1] 金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)とを含み、前記ポリマー(B)が、芳香族系モノマー由来の構造単位を10~90質量%含有する組成物。
[2] 前記芳香族系モノマーの屈折率が1.5以上である、[1]に記載の組成物。
[3] 前記芳香族系モノマーが、アリール(メタ)アクリレート及びアラルキル(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種以上のモノマーである、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 前記ポリマー(B)が、アミノ基、アミド基、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、ホスホン酸基、加水分解性アルコキシシリル基、イソシアネート基、ヒドロキシ基、チオール基、エポキシ基、及びオキサゾリン基から選ばれる少なくとも1つの極性官能基を有する、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5] 前記ポリマー(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以下となる低Tg(メタ)アクリル酸エステル由来の構造単位をさらに含む、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6] 前記金属酸化物粒子(A)の含有量が、前記ポリマー(B)100質量部に対して、100~400質量部である、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7] 前記金属酸化物粒子(A)の屈折率が2以上である、[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[8] トルエン及びキシレンの含有量が、前記組成物中、5質量%以下である、[1]~[7]のいずれかに記載の組成物。
[9] [1]~[8]のいずれかに記載の組成物と、粘着性(メタ)アクリル系ポリマーとを含む、粘着剤組成物。
[10] 金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)を含み、
前記ポリマー(B)が、主鎖の末端に極性官能基を有するポリマーである組成物。
[11] 前記極性官能基が、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、スルホ基、リン酸基、ホスホン酸基、及び加水分解性アルコキシシリル基から選ばれる官能基である、[10]に記載の組成物。
[12] 前記ポリマー(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度が0℃以下となる低Tg(メタ)アクリル酸エステル由来の構造単位をさらに含む、[10]又は[11]に記載の組成物。
[13] 前記金属酸化物粒子(A)の含有量が、前記ポリマー(B)100質量部に対して、100~400質量部である、[10]~[12]のいずれかに記載の組成物。
[14] 前記金属酸化物粒子(A)の屈折率が2以上である、[10]~[13]のいずれかに記載の組成物。
[15] トルエン及びキシレンの含有量が、前記組成物中、5質量%以下である、[10]~[14]のいずれかに記載の組成物。
[16] [10]~[15]のいずれかに記載の組成物と、粘着性(メタ)アクリル系ポリマーとを含む、粘着剤組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の組成物を粘着性ポリマーに添加することで、得られる粘着剤の屈折率及び/又は透明性を高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)とを含み、前記ポリマー(B)が、芳香族系モノマー由来の構造単位を10~90質量%含有する組成物(以下、組成物1という場合がある)、並びに、金属酸化物粒子(A)と、重量平均分子量が5万以下のポリマー(B)を含み、前記ポリマー(B)が、主鎖の末端に極性官能基を有するポリマーである組成物(以下、組成物2という場合がある)を包含する。本発明の組成物1及び/又は組成物2を粘着性ポリマーに添加することで、得られる粘着剤の屈折率及び/又は透明性を高めることができる。特に、前記組成物1を粘着性ポリマーに添加することで、得られる粘着剤の屈折率(好ましくは屈折率及び透明性)を高めることができ、前記組成物2を粘着性ポリマーに添加することで、得られる粘着剤の透明性(好ましくは屈折率及び透明性)を高めることができる。なお、本明細書において、組成物1及び/又は組成物2をまとめて「分散用組成物」という場合がある。
【0010】
また、本発明の分散用組成物は、該分散用組成物における金属酸化物粒子(A)の分散安定性を高めるという効果を有する点においても好ましい。前記分散用組成物における金属酸化物粒子(A)の分散安定性が高められていると、該分散用組成物を粘着性ポリマーに添加することで得られる粘着剤組成物における金属酸化物粒子(A)の分散安定性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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