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公開番号2024174967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2024154012,2023505093
出願日2024-09-06,2021-10-12
発明の名称除湿機
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B01D 53/26 20060101AFI20241210BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】空気清浄運転と除湿運転とを効率よく選択できる除湿機を提供する。
【解決手段】除湿機1は、筐体3の内部に形成され、気流が空気清浄化手段を通過して除湿手段に至る第一の風路と、筐体3の内部に形成され、気流が空気清浄化手段を通過せずに除湿手段に至る第二の風路と、第二の風路の気流の流れを制限する気流制限手段51と、除湿手段に冷媒を供給する圧縮機6と、送風手段、気流制限手段51及び圧縮機6を制御する制御装置18と、を有する。制御装置18は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて気流制限手段51を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記空気清浄化手段は、前記第一の風路に設置されたフィルターであり、
前記フィルターの最大横幅寸法よりも、前記除湿手段の蒸発器の横幅寸法を大きく設定
したことを特徴とする除湿機。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記空気清浄化手段は、前記第一の風路に設置されたフィルターであり、
前記筐体の前面に前記吸込口が存在し、
前記筐体の前方から前記吸込口を見た場合、前記フィルターの投影面よりも、前記吸込口および前記第二の風路の入口を含む投影面の方が大きいことを特徴とする除湿機。
【請求項3】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段
に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記筐体の前面に前記吸込口が存在し、
前記筐体の前方から前記吸込口側を見た場合、前記第二の風路の入口は、前記吸込口の左右の両側縁よりも外側の位置に存在し、
前記入口から、前記第二の風路の出口まで、前記第二の風路は直線的に形成されていることを特徴とする除湿機。
【請求項4】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記吸込口の口縁から前記気流の下流側へ連続した仕切り壁を形成し、
前記仕切り壁によって、前記第二の風路の入口から前記第二の風路の出口までの間を二つの空間に仕切り、
前記二つの空間の一つは、前記第一の風路であり、
前記二つの空間の他の一つは、前記第二の風路であることを特徴とする除湿機。
【請求項5】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記空気清浄化手段は、前記気流から塵埃を捕集する第一のフィルターと、前記気流から匂いの成分を捕集する第二のフィルターと、を有し、
前記第一のフィルターと前記第二のフィルターとのそれぞれは、フィルター本体と、当該フィルター本体の外周縁部を覆う枠体と、をそれぞれ備え、
前記枠体の外周面が、前記第二の風路の内側壁面を構成していることを特徴とする除湿機。
【請求項6】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記気流制限手段は、前記第二の風路における前記気流の通過量を複数段階に制御できる手段であることを特徴とする除湿機。
【請求項7】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記送風手段及び前記気流制限手段を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御し、
前記気流制限手段は、前記第二の風路における気流の通過量を制御できるシャッターと、電気信号を受けて前記シャッターの位置を変化させる位置制御機能付きのモータと、を有したことを特徴とする除湿機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、除湿機に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に除湿機が記載されている。この除湿機は空気清浄機能を備え、空気清浄効果に重点をおく運転と、除湿効果に重点をおく運転の、いずれか一方をユーザーが選択できるものである。
【0003】
この特許文献1に示された除湿機は、吸気口から吸気される空気を熱交換器に通して除湿する。吸気口と熱交換器との通風路間で、熱交換器の前面側、つまり熱交換器から見て空気流の上流側の一部分を覆わないようにフィルターを配置している。そして、フィルターが熱交換器の前面側を覆わない部分には、空気流を遮断できるシャッターを設けている。シャッターは、熱交換器への通路の一部を覆う位置と当該通路を覆わない位置とに選択可能に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-211913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献1において、シャッターを手動で開閉する構成とは別に、湿度センサーを設けて湿度に応じてシャッターを開閉する構成が開示されているが、シャッターの開閉のみを行うだけでは除湿運転と空気清浄運転とを選択的に効率よく運転することはできない。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本開示の目的は、除湿運転と空気清浄運転とを選択的に効率良く運転することができる除湿機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る除湿機は、
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記筐体の内部に配置された空気清浄化手段と、
前記筐体の内部に配置され、前記気流の中の水分を除去する除湿手段と、
を備える除湿機であって、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過して前記除湿手段に至る第一の風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記気流が前記空気清浄化手段を通過せずに前記除湿手段に至る第二の風路と、
前記第二の風路の前記気流の流れを制限する気流制限手段と、
前記除湿手段に冷媒を供給する圧縮機と、
前記送風手段、前記気流制限手段及び前記圧縮機を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて前記気流制限手段を制御することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空気清浄化手段を通過しない第二の風路を設けたので、第二の風路に除湿用空気を案内して除湿運転することができる。そのため、第一の風路のみを用いて除湿運転した場合と比較して圧力損失が低減でき、運転音を低減することができる。更に、環境情報及び周囲情報の少なくとも一つに応じて第二の風路の気流を制御装置が制御するから、除湿運転と空気清浄運転とを、効率良く運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1の除湿機の正面図である。
実施の形態1の除湿機の縦方向断面図である。
実施の形態1の除湿機の水平方向断面図である。
図3の一部を拡大して示した断面図である。
図3と同じ横断面図に、寸法を追加した図である。
図5と同じ位置の横断面図であり、主要な部品を仮想的に分離させて、各部分の寸法を明確にした図である。
蒸発器の簡略斜視図である。
空気清浄化手段を構成するHEPAフィルターと活性炭フィルターとの両者の大きさを説明する斜視図である。
実施の形態1の除湿機を、正面側から見た場合の吸込口部分の寸法説明図である。
実施の形態1の気流制限手段の動作を説明する模式図である。
実施の形態1の除湿機の主要な制御関係部品を示すブロック図である。
実施の形態1の除湿機の除湿運転時の動作ステップを示すフローチャートである
実施の形態1の除湿機の空気清浄運転時の動作ステップを示すフローチャートである。
実施の形態1の除湿機の除湿空気清浄運転時の動作ステップを示すフローチャートである
実施の形態1の除湿機の運転開始時の主制御装置の基本的な動作ステップを示すフローチャートである
実施の形態1の除湿機の空気の流れを示した縦方向断面図である。
実施の形態1の除湿機の除湿運転時の空気の流れを示した水平方向断面図である。
実施の形態1の除湿機の空気清浄運転時の空気の流れを示した水平方向断面図である。
実施の形態2の除湿機の除湿運転時の空気の流れを示した縦方向断面図である。
実施の形態2の除湿機の空気清浄運転時の空気の流れを示した縦方向断面図である。
実施の形態3の除湿機の一部簡略斜視図である。
図21の除湿機の、C-C線部分をカットした場合の、前ケース部分の分解横断面図である。
図21の除湿機で使用している吸込口枠の正面図である。
図21に示した除湿機の左右中央部における縦(垂直)断面図である。
図21に示した除湿機の主要な制御関係部品を示すブロック図である。
実施の形態4の除湿機の左右中央部における縦(垂直)断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照して、実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。また、本開示では、重複する説明については適宜に簡略化または省略する。なお、本開示は、以下の実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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