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公開番号
2024170300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2024081011
出願日
2024-05-17
発明の名称
フィルム
出願人
AGC株式会社
,
AGCエスアイテック株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20241129BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フィルムにアンチブロッキング性を付与しつつ、高い透明性を持つフィルムを提供すること。
【解決手段】樹脂と球状シリカ粒子を含む樹脂層を有し、前記球状シリカ粒子のBET比表面積が4.5m
2
/g以下であるフィルムとする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂と球状シリカ粒子を含む樹脂層を有し、前記球状シリカ粒子のBET比表面積が4.5m
2
/g以下であるフィルム。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記球状シリカ粒子のメジアン径(D
50
)が1.0~30.0μmである、請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記球状シリカ粒子の円形度が0.85以上である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項4】
前記樹脂層中の前記球状シリカ粒子の含有量が0.1~60.0質量%である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項5】
前記球状シリカ粒子のBET比表面積が4.0m
2
/g以下である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項6】
前記樹脂の屈折率が1.40~1.50である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項7】
さらに透明基材層を有し、前記透明基材層の少なくとも一方の面に前記樹脂層が直接又は一層以上の他の層を介して積層されている、請求項1に記載のフィルム。
【請求項8】
動摩擦係数が0.80以下である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項9】
ヘーズが20.0%以下である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項10】
膜厚が1.0~100μmである、請求項1に記載のフィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムに関し、さらに詳しくは、光学用途に適したフィルムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスプレイにおける画像表示面や成形品等の表面を傷つきから保護するためにハードコート付きのフィルムを貼付することが行われている。また、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置には、偏光板保護フィルムなどの光学フィルムが用いられている。
【0003】
このような各種樹脂フィルムは、透明基材の表面平滑性のため、ロール状に巻回する際にフィルムの表裏が張り付いてしまい(ブロッキング)、フィルムをロールから繰り出したときにブロッキングによる摩擦が生じ、フィルム表面を傷つけてしまうことがある。
【0004】
そこでブロッキングを改善する方法として、透明基材上に不活性粒子を含有した塗膜を形成し、フィルムの表面に凹凸を作り、該フィルムの表面粗さを大きくすることがなされている。
【0005】
例えば、特許文献1には活性エネルギー線硬化性化合物(A)及びシリカ粒子(B)を含有する活性エネルギー線硬化性組成物を用いてフィルムを形成することが提案されている。引用文献1では、シリカ粒子(B)は湿式法で製造されたものであって、1次平均粒子径を有するシリカ粒子が二次凝集したものを粉砕したものであり、平均粒子径が50nm以上500nm以下であるものを用いることが記載されている。
【0006】
また、特許文献2には、光透過性基材層(A)の少なくとも一方の面に、樹脂層(B)が直接または一以上の他の層を介して積層された積層構成を有する積層体を備える透明電極フィルムが提案されている。引用文献2には、樹脂層(B)は、粒子(R)と、活性エネルギー線により硬化性を示す硬化性化合物(Q)とを含有する硬化性組成物(S)を硬化させた層であり、平均粒子径(メジアン径)が1000nm以下の粒子(R)を用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6508559号公報
特許第7078169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
フィルムの表面に凹凸を形成した場合、ブロッキング耐性は良好になる一方でフィルムの透明性は低下しやすくなる。
本発明は、フィルムにアンチブロッキング性を付与しつつ、高い透明性を持つフィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、比表面積が4.5m
2
以下の球状シリカ粒子を用いることで上記課題を解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明は、下記(1)~(13)に関するものである。
(1)樹脂と球状シリカ粒子を含む樹脂層を有し、前記球状シリカ粒子のBET比表面積が4.5m
2
/g以下であるフィルム。
(2)前記球状シリカ粒子のメジアン径(D
50
)が1.0~30.0μmである、前記(1)に記載のフィルム。
(3)前記球状シリカ粒子の円形度が0.85以上である、前記(1)に記載のフィルム。
(4)前記樹脂層中の前記球状シリカ粒子の含有量が0.1~60.0質量%である、前記(1)に記載のフィルム。
(5)前記球状シリカ粒子のBET比表面積が4.0m
2
/g以下である、前記(1)に記載のフィルム。
(6)前記樹脂の屈折率が1.40~1.50である、前記(1)に記載のフィルム。
(7)さらに透明基材層を有し、前記透明基材層の少なくとも一方の面に前記樹脂層が直接又は一層以上の他の層を介して積層されている、前記(1)に記載のフィルム。
(8)動摩擦係数が0.80以下である、前記(1)に記載のフィルム。
(9)ヘーズが20.0%以下である、前記(1)に記載のフィルム。
(10)膜厚が1.0~100μmである、前記(1)に記載のフィルム。
(11)光学フィルムである、前記(1)に記載のフィルム。
(12)前記(1)~(11)のいずれか1つに記載のフィルムを有する表示装置。
(13)液晶表示装置又は有機ELディスプレイである、前記(12)に記載の表示装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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