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公開番号
2024169621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2024164893,2021117616
出願日
2024-09-24,2021-07-16
発明の名称
基板用コネクタおよび機器
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
13/6596 20110101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ノイズの軽減ができる基板用コネクタおよび機器を提供する。
【解決手段】本開示の基板用コネクタ10は、回路基板50に取り付けられる基板用コネクタ10であって、前方に開口するフード部15を有し、フード部15が開口する前端部16と反対側に設けられた後壁30を有するハウジング11と、後壁30を貫通してハウジング11に固定された外導体20と、外導体20の内部に配された絶縁性の誘電体19と、誘電体19の内部に配された内導体18と、外導体20に接続されるアースバネ40と、を備え、フード部15は、回路基板50とは反対側に配される第1壁15Aと、回路基板50側に配される第2壁15Bと、第1壁15Aと第2壁15Bを連結する第3壁15Cと、を有し、アースバネ40は、第1壁15Aの外面側に配された第1の筐体接続部と、第2壁15Bと第3壁15Cの双方の外面側に配された第2の筐体接続部と、を有する、基板用コネクタ10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回路基板に取り付けられる基板用コネクタであって、
前方に開口するフード部を有し、前記フード部が開口する前端部と反対側に設けられた後壁を有するハウジングと、
前記後壁を貫通して前記ハウジングに固定された外導体と、
前記外導体の内部に配された絶縁性の誘電体と、
前記誘電体の内部に配された内導体と、
前記外導体に接続されるアースバネと、を備え、
前記フード部は、前記回路基板とは反対側に配される第1壁と、前記回路基板側に配される第2壁と、前記第1壁と前記第2壁を連結する第3壁と、を有し、
前記アースバネは、前記第1壁の外面側に配された第1の筐体接続部と、前記第2壁と前記第3壁の双方またはいずれか一方の外面側に配された第2の筐体接続部と、を有し、
前記アースバネは、前記後壁の外面に沿って配される取付本体部を備え、前記第1の筐体接続部は、前記取付本体部の前縁から前方に突出する複数の第1接続バネを有し、前記第2の筐体接続部は、前記取付本体部の前縁から前方に突出する複数の第2接続バネを有しており、
前記取付本体部は角筒状をなし、前記第1壁に対応する第1取付壁と、前記第2壁に対応する第2取付壁と、前記第3壁に対応する第3取付壁と、を備え、前記第3取付壁は、前記第1取付壁と前記第2取付壁が対向する方向と直交する方向に対向して一対設けられており、前記第2の筐体接続部は、前記第2取付壁と一対の前記第3取付壁の双方に配されており、
前記外導体は、前記ハウジングの前記後壁に沿って配されるフランジを有し、
前記第1取付壁は、前記フランジに対して後方から弾性的に接触する保持バネを有し、一対の前記第3取付壁は、前記保持バネとともに前記フランジを挟持する一対の挟持片を有する、基板用コネクタ。
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【請求項2】
前記第2の筐体接続部は一対の前記第3取付壁に一対設けられており、
前記保持バネは、前記第1取付壁の後縁に設けられ、一対の前記挟持片は、一対の前記第3取付壁の後縁に設けられている、請求項1に記載の基板用コネクタ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の基板用コネクタと、
前記基板用コネクタが取り付けられた回路基板と、
前記回路基板が内部に収容されるとともに、前記アースバネを介して前記外導体と電気的に接続された金属製の筐体と、を備え、
前記筐体は、前記第1の筐体接続部に接続される第1のバネ受部と、前記第2の筐体接続部に接続される第2のバネ受部と、を有する機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板用コネクタおよび機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、回路基板に取り付けられるコネクタとして、例えば特開2016-207411号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、導電性の信号端子と、信号端子を保持する絶縁性のハウジングと、ハウジングを覆う導電性のシェルと、信号端子の上方に配されてハウジングに保持される導電性の上段グランド端子と、信号端子の下方に配されてハウジングに保持される導電性の下段グランド端子と、を有している。上段グランド端子はシェルの背面側に接触する接触部を有している。
【0003】
シェルは、コネクタの信号端子を外部からの電気的ノイズから遮断するとともに、上段グランド端子のグランド接続を確立するための部材である。シェルは、正面および下面が開放された箱型の形状を有している。シェルの上面の一部は切込みを入れて外側に折り曲げられ、コネクタを収容するユニット筐体のグランド端子と接続されるシェル側グランド接続部となっている。シェルの背面は、上段グランド端子の接触部と接触する接触面を有する。
【0004】
上段グランド端子は相手側コネクタのメスグランドと接続されることにより、グランド接続されるグランド端子としての機能を有する。上段グランド端子の接触部はシェルの接触面に接触し、シェル側グランド接続部はユニット筐体のグランド端子に接触している。これにより、メスグランド、上段グランド端子、シェル、シェルのシェル側グランド接続部を介してユニット筐体のグランド端子に至るグランドラインが構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-207411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のコネクタでは、シェル側グランド接続部がシェルの上面のみに設けられているため、高速通信の場合、ノイズの影響を受けて通信性能が悪化する。
【0007】
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ノイズの軽減ができる基板用コネクタおよび機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の基板用コネクタは、回路基板に取り付けられる基板用コネクタであって、前方に開口するフード部を有し、前記フード部が開口する前端部と反対側に設けられた後壁を有するハウジングと、前記後壁を貫通して前記ハウジングに固定された外導体と、前記外導体の内部に配された絶縁性の誘電体と、前記誘電体の内部に配された内導体と、前記外導体に接続されるアースバネと、を備え、前記フード部は、前記回路基板とは反対側に配される第1壁と、前記回路基板側に配される第2壁と、前記第1壁と前記第2壁を連結する第3壁と、を有し、前記アースバネは、前記第1壁の外面側に配された第1の筐体接続部と、前記第2壁と前記第3壁の双方またはいずれか一方の外面側に配された第2の筐体接続部と、を有する、基板用コネクタである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ノイズの軽減ができる基板用コネクタおよび機器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1の基板用コネクタを示す斜視図である。
図2は、機器の分解斜視図である。
図3は、基板用コネクタの正面図である。
図4は、基板用コネクタの側面図である。
図5は、外導体がハウジングに圧入される前の基板用コネクタを示す斜視図である。
図6は、図3のA-A断面図である。
図7は、図3のB-B断面図である。
図8は、図4のC-C断面図である。
図9は、図4のD-D断面で切断した基板用コネクタにおいて、外導体がアースバネを介して筐体と電気的に接続された様子を示す機器の横断面図である。
図10は、外導体がアースバネを介して筐体と電気的に接続された様子を示す機器の縦断面図である。
図11は、実施形態2の基板用コネクタを示す斜視図である。
図12は、実施形態3の基板用コネクタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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