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公開番号2025098386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214486
出願日2023-12-20
発明の名称リチウムイオン二次電池の処理容器
出願人DOWAエコシステム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 10/54 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】リチウムイオン二次電池から、アルミニウム等の溶融金属と、非溶融の材料とを安定して分離する。
【解決手段】650℃以上1000℃以下で溶融する金属を含むリチウムイオン二次電池を収納し、金属の融点よりも高い温度で焼却処理する際に用いられるリチウムイオン二次電池の処理容器であって、焼却処理中にリチウムイオン二次電池から流出する溶融金属を容器外に分離するための複数の孔を底部に有し、底面外側に、筒状の支持部が複数設ける、リチウムイオン二次電池の処理容器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
650℃以上1000℃以下で溶融する金属を含むリチウムイオン二次電池を収納し、前記金属の融点よりも高い温度で焼却処理する際に用いられるリチウムイオン二次電池の処理容器であって、
焼却処理中にリチウムイオン二次電池から流出する溶融金属を容器外に分離するための複数の孔を底部に有し、
底面外側に、筒状の支持部が複数設けられている、リチウムイオン二次電池の処理容器。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
側面の少なくとも一面が容器の外側へ向けて傾斜している傾斜部を有する、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項3】
前記複数の孔がスリット形状である、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項4】
前記孔の長手方向と、前記支持部の長手方向との交点が底面上に存在する、請求項3に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項5】
前記複数の孔の合計面積は、該処理容器の底面積の10%以上40%以下である、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項6】
側面上辺に凹部が設けられており、
該処理容器を複数積み重ねた際に、上段の該処理容器の前記支持部と、下段の該処理容器の前記凹部とが嵌合する、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項7】
深さが、50mm以上400mm以下である、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。
【請求項8】
内壁にアルミナがコーディングされている、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン二次電池の処理容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
使用済のリチウムイオン二次電池を焼却処理し、有価物を分離回収する方法が知られている。例えば、特許文献1には、700℃から1000℃で溶融する金属を含むリチウムイオン二次電池を前記金属の融点よりも高い温度で焼却処理する焼却炉に用いられる溶融金属の回収容器であって、前記リチウムイオン二次電池が載せられ、前記リチウムイオン二次電池から流出した溶融金属を受け止める形状を有し、該回収容器の内面は前記溶融金属の固着を抑制する固着抑制面となっており、該回収容器の底部内面より高い位置で前記リチウムイオン二次電池を支持する支持部と前記溶融金属が貯留する貯留部とが形成されるように、該回収容器の底部内面から上方に突出する前記リチウムイオン二次電池の支持部材が設けられている、溶融金属の回収容器が開示されている。
【0003】
また例えば、特許文献2には、電池ケースの構成材として少なくともアルミニウム材が使用されている廃リチウムイオン電池を660℃以上の温度で加熱してアルミニウム材を溶融せしめることによって、溶融したアルミニウム材と、電池本体部を構成する非溶融の材料とを分離する溶融分離工程と、前記溶融分離工程で得られた非溶融の材料を粉砕して粉砕物を得る粉砕工程と、を含み、前記溶融分離工程において、網状体の上に載置した前記廃リチウムイオン電池を660℃以上の温度で加熱することによって、アルミニウム材を溶融させて前記網状体の網目から落下させ、電池本体部を構成する非溶融の材料を前記網状体上に残存させることにより、溶融したアルミニウム材と、非溶融の材料とを分離することを特徴とするリチウムイオン電池からの有価物の回収方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-138996号公報
特許第6268130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、リチウムイオン二次電池から、アルミニウム等の溶融金属と、非溶融の材料とを安定して効率よく分離することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、
650℃以上1000℃以下で溶融する金属を含むリチウムイオン二次電池を収納し、前記金属の融点よりも高い温度で焼却処理する際に用いられるリチウムイオン二次電池の処理容器であって、
焼却処理中にリチウムイオン二次電池から流出する溶融金属を容器外に分離するための複数の孔を底部に有し、
底面外側に、筒状の支持部が複数設けられている、リチウムイオン二次電池の処理容器である。
【0007】
本発明の第2の態様は、
側面の少なくとも一面が容器の外側へ向けて傾斜している傾斜部を有する、上記第1の態様に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器である。
【0008】
本発明の第3の態様は、前記複数の孔がスリット形状である、上記第1の態様に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器である。
【0009】
本発明の第4の態様は、前記孔の長手方向と、前記支持部の長手方向との交点が底面上に存在する、上記第3の態様に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器である。
【0010】
本発明の第5の態様は、前記複数の孔の合計面積は、該処理容器の底面積の10%以上40%以下である、上記第1の態様に記載のリチウムイオン二次電池の処理容器である。
(【0011】以降は省略されています)

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