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公開番号
2025097884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2024090416
出願日
2024-06-04
発明の名称
水没式充放電機構
出願人
浙江杭可科技股分有限公司
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高速消火の目的を果たすだけでなく、火災がもたらす他のポジションへの影響も減らすことができる水没式充放電機構を提供する。
【解決手段】水没式充放電機構は、機構枠アセンブリと、水タンクアセンブリ4と、運動アセンブリとを含む。機構枠アセンブリは、上枠1と、電池トレイ2と、中枠3とを含み、電池トレイ内には電池が載置されており、運動アセンブリは消火運動シリンダ及び運動軸を含み、運動軸は上枠及び水タンクアセンブリ固設されており、上枠と水タンクアセンブリの間に設置される中枠は、電池が発火すると、消火運動シリンダの作用下で中枠が電池を水タンクアセンブリ内に沈めて、消火する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水没式充放電機構において、機構枠アセンブリと、水タンクアセンブリ(4)と、運動アセンブリとを含み、
機構枠アセンブリは、上枠(1)と、電池トレイ(2)と、中枠(3)とを含み、上枠(1)の底部には充放電に用いるニードル板が固設されており、中枠(3)の長辺の延伸方向を前後方向、中枠(3)の短辺の延伸方向を左右方向と定義しており、中枠(3)の左右方向に沿って平行に間隔を空けて複数の電池トレイ(2)が設置され、電池トレイ(2)内には電池が載置されており、運動アセンブリは消火運動シリンダ(30)と、運動軸(34)とを含み、上枠(1)の底部には運動軸(34)が設置され、運動軸(34)の上端は上枠(1)上に固設され、下端は水タンクアセンブリ(4)内部に固設されており、中枠(3)は上枠(1)と水タンクアセンブリ(4)の間に設置され、かつ運動軸(34)に沿って上下に摺動することができ、消火運動シリンダ(30)は上枠(1)上に固設され、かつ消火運動シリンダ(30)の昇降端は中枠(3)と接続されて、中枠(3)を運動軸(34)に沿って上下に摺動させており、電池が発火した場合には、消火運動シリンダ(30)の作用下で中枠(3)が電池を水タンクアセンブリ(4)の中に沈めて消火の目的を果たすことを特徴とする、
水没式充放電機構。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記水タンクアセンブリ(4)は水タンク本体(401)を含み、前記水タンク本体(401)上には取水口(402)が設置されており、前記取水口(402)は外部管路と接続されて水タンク本体(401)に水を蓄えており、前記水タンク本体(401)の底部に水タンク本体(401)の水を排出するための出水口(404)が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の水没式充放電機構。
【請求項3】
前記水タンク本体(401)の上端に、水タンク本体(401)の液位が高くなりすぎることを防止するための溢水口(403)が設置されていることを特徴とする、請求項2に記載の水没式充放電機構。
【請求項4】
前記水タンク本体(401)内部の底部に接続板(405)が設置され、前記運動軸(34)の下端が接続板(405)上に固設されていることを特徴とする、請求項2に記載の水没式充放電機構。
【請求項5】
前記中枠(3)上に煙センサが設置され、前記煙センサはコントローラと接続されており、前記コントローラが、煙センサの情報を受信した後、消防警報を送信して消火運動シリンダ(30)の動きを制御することを特徴とする、請求項1に記載の水没式充放電機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電池製造技術分野に属し、具体的には水没式充放電機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の充放電過程では、長時間、大電流で電池を充放電するため、電池に異常や安全上の事故が発生することは避けられない。
【0003】
現在、通常の充放電設備のほとんどでは、水ガス一体消火設備及びスプリンクラー式消火設備を採用して電池の異常状況を処理している。そのうち、水ガス一体消火設備を採用して電池の異常を処理するケースには、消火ガスが放出され、火が消えた後、電池が再び空気中に曝されるので、依然として再燃の可能性があり、しかも消火ガスのコストがかなり高いという欠点がある。スプリンクラー式消火設備を採用して電池の異常を処理するケースには、あるポジションに事故が発生した後、スプリンクラーが水をプローブ上に散布すると、そのポジションは、短期間、生産を継続することができず、設備全列の使用に影響が出るため、電池製造業者の生産効率及び安全性に極めて大きな影響が生じるという欠点がある。
【発明の概要】
【0004】
従来技術に存在する上記の技術的課題を解決するために、本発明では水没式充放電機構を提示しており、高速消火の目的を果たすだけでなく、火災がもたらす他のポジションへの影響も減らすことができ、設備による生産をより柔軟にしている。
【0005】
本発明でその技術的課題を解決するために採用する技術手法は以下の通りである。
水没式充放電機構であって、機構枠アセンブリと、水タンクアセンブリと、運動アセンブリとを含み、そのうち、
機構枠アセンブリは、上枠(1)と、電池トレイ(2)と、中枠(3)とを含み、上枠(1)の底部には充放電に用いるニードル板が固設されており、中枠(3)の長辺の延伸方向を前後方向、中枠(3)の短辺の延伸方向を左右方向と定義しており、中枠(3)の左右方向に沿って平行に間隔を空けて複数の電池トレイ(2)が設置され、電池トレイ(2)内には電池が載置されており、
運動アセンブリは、消火運動シリンダ(30)及び運動軸(34)を含み、上枠(1)の底部には運動軸(34)が設置され、運動軸(34)の上端は上枠(1)上に固設され、下端は水タンクアセンブリ内部に固設されており、中枠(3)は、上枠(1)と水タンクアセンブリの間に設置され、かつ運動軸(34)に沿って上下に摺動することができ、消火運動シリンダ(30)は上枠(1)上に固設され、かつ消火運動シリンダ(30)の昇降端は中枠(3)と接続されて、中枠(3)を運動軸(34)に沿って上下に摺動させており、電池が発火した場合には、消火運動シリンダ(30)の作用下で中枠(3)が電池を水タンクアセンブリの中に沈めて、消火の目的を果たすことを特徴としている。
【0006】
さらに、上記水タンクアセンブリは水タンク本体(401)を含み、上記水タンク本体(401)上には取水口(402)が設置されており、上記取水口(402)が外部管路と接続されて水タンク本体(401)に水を蓄えており、上記水タンク本体(401)の底部には水タンク本体(401)の水を排出するための出水口(404)が設置されている。
【0007】
さらに、上記水タンク本体(401)の上端には水タンク本体(401)の液位が高くなりすぎることを防止するための溢水口(403)が設置されている。
【0008】
さらに、上記水タンク本体(401)内部の底部には接続板(405)が設置されており、上記運動軸(34)の下端が接続板(405)上に固設されている。
【0009】
さらに、上記中枠(3)上には煙センサが設置され、上記煙センサはコントローラと接続されており、上記コントローラは煙センサの情報を受信した後、消防警報を送信して消火運動シリンダ(30)の動きを制御する。
【0010】
従来技術と比較すると、本発明の有益な効果は以下の通りである。
1、本発明は、煙センサが検知して警報を発し、中枠上の消火運動シリンダをトリガして電池トレイ(電池がトレイ内に装着されている)を迅速に水タンク本体内に投じ、水タンク本体内の水に電池を浸すことにより、燃えた電池を酸素と遮断して再燃できないようにすることで、高速消火という目的を果たすことができる。
2、本発明は、中枠が運動軸に沿って上下移動し、電池が装着されているトレイを水タンク本体内に沈めることにより、従来の消火方式に存在する電池再燃の可能性を解決しており、コストが低く、しかもプローブが影響をうけることがなく、ポジションにおける生産を継続することができるので、設備全列の使用に影響が出ず、電池製造業者の生産効率及び安全性を保証している。
3、本発明では、通常の消火方式による設備へのダメージを軽減することができる。これにより、火災の発生を防止し、火災の隠れた危険性をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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