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公開番号2024168931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085999
出願日2023-05-25
発明の名称遊戯画像撮影装置
出願人株式会社セガ
代理人弁理士法人インターブレイン
主分類H04N 5/222 20060101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】遊戯画像撮影装置による撮影画像におけるレイアウトに多様性をもたらす。
【解決手段】遊戯画像撮影装置は、撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、撮影画像において、外部媒体への出力対象となる範囲を示す出力領域を指定する領域指定部を備える。領域指定部は、第1の方向においてはあらかじめ設定された条件にしたがって出力領域を撮影画像内の所定位置に固定し、第1の方向とは異なる第2の方向においてはユーザからの指示により出力領域を可変に設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、
編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、
前記撮影画像において、前記外部媒体への出力対象となる範囲を示す出力領域を指定する領域指定部と、を備え、
前記領域指定部は、第１の方向においてはあらかじめ設定された条件にしたがって前記出力領域を前記撮影画像の所定位置に固定し、前記第１の方向とは異なる第２の方向においてはユーザからの指示により前記出力領域を可変に設定する、遊戯画像撮影装置。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
前記領域設定部は、前記第１の方向においては前記出力領域を前記撮影画像内における変更可能領域の所定位置に固定し、前記第２の方向においてはユーザからの指示により前記変更可能領域内にて可変に設定する、請求項１に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項３】
前記領域指定部は、前記撮影画像に映る被写体の位置に基づき、前記第１の方向における前記出力領域の位置を設定する、請求項１に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項４】
前記領域設定部は、前記変更可能領域において前記第２の方向の中央から一方側に寄せた位置に前記出力領域を初期設定し、ユーザからの移動指示が受け付けられたときには前記出力領域を前記第２の方向に沿って変更する、請求項２に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項５】
前記領域指定部は、前記撮影画像に映る被写体の位置に基づいて前記出力領域を初期設定する位置を決定し、ユーザからの移動指示が受け付けられたときには前記出力領域を前記第２の方向に沿って変更する、請求項１に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項６】
前記領域指定部は、撮影人数に応じて、前記撮影画像内における前記出力領域の初期設定位置を決定する、請求項１に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項７】
前記領域指定部は、被写体の向きに応じて、前記撮影画像内における前記出力領域の初期設定位置を決定する、請求項１に記載の遊戯画像撮影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊戯画像の撮影、特に、撮影画像のレイアウト調整技術に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
プリクラ（登録商標）に代表される遊戯画像撮影装置は、女子高校生を中心として根強い人気を誇る。遊戯画像撮影装置において、ユーザは自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影画像にさまざまな装飾を施す。装飾後の画像は、シール台紙への印刷あるいはスマートフォンやパソコンなどの端末からのダウンロードによって、ユーザに提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５２４６５２４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
遊戯画像撮影装置でプレイするユーザは、自らを撮影した画像に対してメッセージを書き込む、あるいはスタンプを貼付するなどして、さまざまな装飾を施す。特にメッセージを書き込む場合には、撮影画像の余白部分にメッセージを書き込みたい場合も多い。たとえば装飾対象となる画像の中央部分にユーザの顔が映るよりも、画像の下部にユーザの顔が映る方が、画像の上部に余白部分は多く生まれる。これにより、ユーザがメッセージを書き込むためのスペースを大きくできる。また、このような余白部分の大きさは、書きたいメッセージに応じてユーザが任意に変更できる方が望ましい。
【０００５】
本発明は、本発明者らによる上記着眼点に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置において撮影された画像内の被写体の位置を調整するための技術、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のある態様における遊戯画像撮影装置は、撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、撮影画像において、外部媒体への出力対象となる範囲を示す出力領域を指定する領域指定部と、を備える。領域指定部は、第１の方向においてはあらかじめ設定された条件にしたがって出力領域を撮影画像内の所定位置に固定し、第１の方向とは異なる第２の方向においてはユーザからの指示により出力領域を可変に設定する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、遊戯画像撮影装置において、ユーザがより自由なレイアウトで撮影画像を編集しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
遊戯画像撮影システムの全体構成図である。
遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。
撮影ブースの外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。
遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。
遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。
静止原画像、撮影画像、調整済み画像および変更可能領域の概要図である。
第１実施形態における撮影画像を示す模式図である。
第１実施形態における静止原画像と撮影画像を示す模式図である。
第１実施形態における調整処理を示す模式図である。
第１実施形態における編集画面を示す模式図である。
第１実施形態における再調整を示す模式図である。
第１実施形態における再調整済み画像を示す模式図である。
第１実施形態における編集画像を示す模式図である。
第２実施形態における撮影画像を示す模式図である。
第２実施形態における静止原画像と撮影画像を示す模式図である。
第２実施形態における調整処理を示す模式図である。
第２実施形態における編集画面を示す模式図である。
第３実施形態における撮影画像を示す模式図である。
第３実施形態における調整処理を示す模式図である。
第３実施形態における編集画面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
まず、本発明における遊戯画像撮影装置の概要について説明する。次に、遊戯画像撮影システムの詳細な構成について説明する。次に、第１実施形態から第３実施形態までの各実施形態に関して、詳細な処理の流れを説明する。おわりに、変形例の説明を行う。以下、第１実施形態から第３実施形態を総称したものを「本実施形態」とよぶ。
【００１０】
はじめに、本実施形態における遊戯画像装置の概要について説明する。
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブース（撮影空間）と編集ブース（編集空間）を備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体（ユーザ）を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいてユーザの位置を基準とした表示範囲の位置の調整を撮影画像に施す（以下、このような自動の調整処理を単に「調整処理」とよぶ）。調整処理の詳細については後述する。以下、調整処理が施された撮影画像のことを「調整済み画像」とよぶ。
（【００１１】以降は省略されています）

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