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公開番号
2024166888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083290
出願日
2023-05-19
発明の名称
再同定システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G06T
7/20 20170101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約
【課題】移動体の再同定の精度を向上させること。
【解決手段】特徴情報は、映像内の移動体の再同定特徴量と向きとの組み合わせを示す。2つの移動体の類似度に関するランクは、2つの移動体が同一であり、且つ、2つの移動体の向きが同じである場合に最高であり、2つの移動体が異なり、且つ、2つの移動体の向きが異なる場合に最低である。ランキングルールは、ランクが高いほど類似度も高いことである。再同定システムは、再同定特徴量に基づいて2つの移動体の複数の類似度を算出し、2つの移動体が同一であるか仮判定する。更に、再同定システムは、複数の類似度のそれぞれに対する複数のランクを決定し、複数の類似度と複数のランクとの対応関係がランキングルールに合致している度合いである合致度を算出する。そして、再同定システムは、合致度と複数の類似度に基づいて、2つの移動体が同一であるか判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体の再同定を行う再同定システムであって、
1又は複数のプロセッサと、
映像内の移動体の再同定特徴量と向きとの組み合わせを示す特徴情報を格納する1又は複数の記憶装置と
を備え、
2つの移動体の類似度に関するランクは、
前記2つの移動体が同一であり、且つ、前記2つの移動体の前記向きが同じである場合の最高ランクと、
前記2つの移動体が異なり、且つ、前記2つの移動体の前記向きが異なる場合の最低ランクと、
前記最高ランクと前記最低ランクとの間の中間ランクと
を含み、
ランキングルールは、前記ランクが高いほど前記類似度も高いことであり、
前記1又は複数のプロセッサは、
第1移動体の前記再同定特徴量と第2移動体の前記再同定特徴量の複数の組み合わせに基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体の複数の類似度をそれぞれ算出し、
前記複数の類似度の各々に基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体が同一であるか否かを仮判定する第1判定処理を行い、
前記第1判定処理の結果、前記第1移動体の前記向き、及び前記第2移動体の前記向きに基づいて、前記複数の類似度のそれぞれに対する複数のランクを決定し、
前記複数の類似度と前記複数のランクとの対応関係を前記ランキングルールと比較することによって、前記対応関係が前記ランキングルールに合致している度合いである合致度を算出し、
前記合致度と前記複数の類似度に基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体が同一であるか否かを判定する第2判定処理を行う
ように構成された
再同定システム。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の再同定システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記複数の類似度の各々に基づいて、前記各々の類似度が高くなるほど高くなるスコアを算出し、
前記スコアに基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体が同一であるか否かを仮判定する前記第1判定処理を行い、
前記合致度に基づいて前記スコアを補正することによって、補正スコアを算出し、
前記補正スコアに基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体が同一であるか否かを判定する前記第2判定処理を行う
ように構成された
再同定システム。
【請求項3】
請求項2に記載の再同定システムであって、
第1重み係数は、前記第1移動体の前記向きと前記第2移動体の前記向きが同じである場合の重み係数であり、
第2重み係数は、前記第1移動体の前記向きと前記第2移動体の前記向きが異なる場合の重み係数であり、前記第1重み係数より小さく、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記複数の類似度の各々に関して、前記第1移動体の前記向きと前記第2移動体の前記向きに基づいて、前記第1重み係数あるいは前記第2重み係数を前記重み係数として選択し、
前記各々の類似度と前記重み係数を掛けることによって、前記スコアを算出する
ように構成された
再同定システム。
【請求項4】
請求項2に記載の再同定システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記複数の類似度と前記複数のランクとの前記対応関係を前記ランキングルールと比較することによって、前記複数の類似度の各々に対して前記合致度を算出し、
前記各々の類似度に対する前記合致度を前記各々の類似度に対する前記スコアに掛けることによって、前記スコアを補正して前記補正スコアを算出する
ように構成された
再同定システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の再同定システムであって、
前記特徴情報は、前記移動体の前記再同定特徴量と前記向きとの前記組み合わせをトラック毎に示す
再同定システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体の再同定(Re-identification)を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
人物再同定(Person Re-identification)は、複数の映像の中から同一人物を識別する技術である。映像を構成する画像の中から人物が検出され、検出された人物全体の特徴量が抽出され、抽出された特徴量に基づいて人物再同定が行われる。特徴量の抽出は、機械学習に基づく人物再同定モデルに基づいて行われる。
【0003】
人物の特徴量の抽出や同一人物の識別に関連する技術として、例えば、特許文献1~4に開示されているものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-100175号公報
国際公開第2014/132841号
特開2017-097549号公報
特開2017-033547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
移動体(例:人物、ロボット、車両)の再同定について考える。複数の映像に映っている同一の移動体の見た目の“向き”が異なる場合がある。例えば、視点が異なる複数のカメラのそれぞれによって撮影される複数の映像間で同一の移動体の向きが異なる可能性がある。複数の映像間で同一の移動体の向きが大きく異なる場合、再同定処理の精度が低下するおそれがある。このような課題を再同定モデルの学習だけで解決するためには、多大な労力が必要となる。
【0006】
本開示の1つの目的は、移動体の再同定の精度を向上させることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの観点は、移動体の再同定を行う再同定システムに関連する。
再同定システムは、
1又は複数のプロセッサと、
映像内の移動体の再同定特徴量と向きとの組み合わせを示す特徴情報を格納する1又は複数の記憶装置と
を備える。
2つの移動体の類似度に関するランクは、
2つの移動体が同一であり、且つ、2つの移動体の向きが同じである場合の最高ランクと、
2つの移動体が異なり、且つ、2つの移動体の向きが異なる場合の最低ランクと、
最高ランクと最低ランクとの間の中間ランクと
を含む。
ランキングルールは、ランクが高いほど類似度も高いことである。
1又は複数のプロセッサは、
第1移動体の再同定特徴量と第2移動体の再同定特徴量の複数の組み合わせに基づいて、第1移動体と第2移動体の複数の類似度をそれぞれ算出し、
複数の類似度の各々に基づいて、第1移動体と第2移動体が同一であるか否かを仮判定する第1判定処理を行い、
第1判定処理の結果、第1移動体の向き、及び第2移動体の向きに基づいて、複数の類似度のそれぞれに対する複数のランクを決定し、
複数の類似度と複数のランクとの対応関係をランキングルールと比較することによって、対応関係がランキングルールに合致している度合いである合致度を算出し、
合致度と複数の類似度に基づいて、第1移動体と第2移動体が同一であるか否かを判定する第2判定処理を行う
ように構成される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、移動体の向きを考慮して再同定処理が行われる。より詳細には、移動体の向きを考慮して、再同定処理における類似度に対してランクが付与される。更に、ランキングがランキングルールに合致している度合いである合致度が算出される。そして、合致度も考慮して再同定処理が行われる。このように、移動体の向きも考慮して再同定処理が行われるため、再同定処理の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係るReIDシステムの概要を説明するための概念図である。
実施の形態に係る特徴情報取得処理に関連する機能構成例を示すブロック図である。
実施の形態に係る再同定処理に関連する機能構成例を示すブロック図である。
実施の形態に係る再同定処理の一例を説明するための図である。
実施の形態に係る再同定処理の一例を説明するための図である。
実施の形態に係る再同定処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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