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公開番号2024165377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081526
出願日2023-05-17
発明の名称乗客コンベアー
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B66B 31/00 20060101AFI20241121BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】走行路上での乗客の歩行を効果的に抑止することが可能な乗客コンベアーを提供する。
【解決手段】無端状に連結した複数のステップを循環移動させる走行路と、前記走行路上における乗客の移動速度を検知する速度センサーと、前記走行路上の乗客に対して移動停止の警報を発報する報知部と、前記速度センサーで検知した乗客の移動速度に基づいて前記報知部に対して前記警報の発報を指示する制御部とを備え乗客コンベアーにおいて、前記速度センサーは、前記走行路への乗り込み側においての前記乗客の移動速度を検知する乗客コンベアーである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無端状に連結した複数のステップを循環移動させる走行路と、
前記走行路上における乗客の移動速度を検知する速度センサーと、
前記走行路上の乗客に対して移動停止の警報を発報する報知部と、
前記速度センサーで検知した乗客の移動速度に基づいて前記報知部に対して前記警報の発報を指示する制御部とを備え乗客コンベアーにおいて、
前記速度センサーは、前記走行路への乗り込み側においての前記乗客の移動速度を検知する
乗客コンベアー。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記走行路は、異なる高さ位置にかけ渡して配置され、
前記速度センサーは、前記走行路において前記ステップの段差が所定段差となる中央領域のうち、前記走行路への乗り込み側に最も近い1ステップ分を含む端部領域における乗客の移動速度を検知する
請求項1に記載の乗客コンベアー。
【請求項3】
前記速度センサーは、前記端部領域よりも前記走行路の走行方向の下流側において、前記走行路の走行方向の上流側に向けて配置される
請求項2に記載の乗客コンベアー。
【請求項4】
前記速度センサーは、さらに前記ステップの段差がゼロから前記所定段差となるまでの調整領域における乗客の移動速度を検知する
請求項2に記載の乗客コンベアー。
【請求項5】
前記制御部は、前記端部領域における乗客の移動速度と前記調整領域における乗客の移動速度に対し、前記走行路の走行速度よりも速い判定閾値を個別に設定し、前記速度センサーで検知した前記端部領域および前記端部領域における乗客の各移動速度が、それぞれに設置した前記判定閾値を超えた場合に、前記報知部に対して前記警報の発報を指示する
請求項4に記載の乗客コンベアー。
【請求項6】
前記調整領域に対して設定された判定閾値は、前記端部領域に対して設定された判定閾値よりも速い
請求項5に記載の乗客コンベアー。
【請求項7】
前記走行路の走行方向に沿って、前記走行路の両脇に立設された一対の欄干を備え、
前記欄干は、前記速度センサーが用いる参照光の透過窓を有し、
前記速度センサーは前記透過窓に設置されている
請求項1に記載の乗客コンベアー。
【請求項8】
前記走行路の走行方向に沿って、前記走行路の両脇に立設された一対の欄干を備え、
前記欄干は、前記速度センサーが用いる参照光を透過し、
前記速度センサーは、前記欄干の外側に設置されている
請求項1に記載の乗客コンベアー。
【請求項9】
前記速度センサーは、前記走行路の走行方向を挟む両側に設けられた
請求項1に記載の乗客コンベアー。
【請求項10】
前記走行路は、走行方向の逆転が自在な構成であり、
前記速度センサーは、前記走行路における一対の乗降口のそれぞれに対応して設けられた
請求項1に記載の乗客コンベアー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベアーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
乗客コンベアーに関する技術として、下記特許文献1に開示の技術がある。この特許文献1には、「左右一対の欄干の乗降口に設けられた左右一対の正面スカートガードと踏段上の乗客の移動速度を検出する1個のToFセンサーからなる速度センサーとを有し、制御部は、速度センサーが検出した乗客の移動速度が、踏段の運転速度より速いときに報知を行う。」と記載され、「速度センサーの設置位置は、上階と下階のほぼ中央にあるスカートガードの上階と下階のほぼ中央である。…ToFセンサーよりなる速度センサーの検出範囲は、図2に示すように階段状の複数段の踏段がなす傾斜面のやや上方に沿った横方向の面に設定され、踏段上を移動する乗客の足を検出できる。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-97457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した乗客コンベアーは、上階と下階のほぼ中央においての乗客の移動速度に基づいて報知が実施される。このため、乗客コンベアーの乗り込み口から中央に達するまでの間は、コンベアーの走行路上を移動する乗客に対して移動停止を促すための報知ができず、走行路上での歩行抑止の効果は十分ではなかった。
【0005】
そこで本発明は、走行路上での乗客の歩行を効果的に抑止することが可能な乗客コンベアーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、無端状に連結した複数のステップを循環移動させる走行路と、前記走行路上における乗客の移動速度を検知する速度センサーと、前記走行路上の乗客に対して移動停止の警報を発報する報知部と、前記速度センサーで検知した乗客の移動速度に基づいて前記報知部に対して前記警報の発報を指示する制御部とを備え乗客コンベアーにおいて、前記速度センサーは、前記走行路への乗り込み側においての前記乗客の移動速度を検知する乗客コンベアーである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、走行路上での乗客の歩行を効果的に抑止することが可能な乗客コンベアーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る乗客コンベアーの外観構成を示す正面図である。
実施形態に係る乗客コンベアーの側面摸式図である。
実施形態に係る乗客コンベアーの変形例を示す要部構成図である。
乗客コンベアーに搭乗した乗客の移動距離と移動速度との関係を示す図(その1)である。
乗客コンベアーに搭乗した乗客の移動距離と移動速度との関係を示す図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態およびその変形例に係る乗客コンベアーの構成を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
≪実施形態≫
図1は、実施形態に係る乗客コンベアー1の外観構成を示す正面図である。この図に示す乗客コンベアー1は、建築構造体の下階床10aと上階床10bとの間に架け渡して設けられたものであり、乗客を高さ方向に搬送する。このような実施形態の乗客コンベアー1は、走行路2、欄干4、ハンドレール5、カバー部材6、速度センサー7、制御部8、およびスピーカー9を備えている。以下、実施形態の乗客コンベアー1を構成するこれらの主要な構成部材を、走行路2から順に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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