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公開番号2024171672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088812
出願日2023-05-30
発明の名称システム、コンピュータ、及びプログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人湘洋特許事務所
主分類G01W 1/00 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約【課題】全天に亘る雲高を高い精度で計測する。
【解決手段】1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備えるコンピュータ、プログラム、又はコンピュータとステレオカメラを含むシステムに関する。前記プロセッサは、雲が存在し得る上空を撮像したステレオ画像を、前記ステレオカメラから取得し、前記ステレオ画像の対応点における視差を抽出し、前記視差に基づいて前記雲までの距離を表す第1の雲高を取得し、前記第1の雲高、及び、雲底高度を表す第2の雲高及び雲頂高度を表す第3の雲高の少なくとも一方、に基づいて第4の雲高を決定し、前記第4の雲高を含む気象通報式を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステレオカメラと、
1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備えるコンピュータと、
を有するシステムであって、
前記プロセッサは:
雲が存在し得る上空を撮像したステレオ画像を、前記ステレオカメラから取得し、
前記ステレオ画像の対応点における視差を抽出し、前記視差に基づいて前記雲までの距離を表す第1の雲高を取得し、
以下に基づいて、第4の雲高を決定し:
前記第1の雲高、及び
雲底高度を表す第2の雲高、及び雲頂高度を表す第3の雲高、の少なくとも一方、
前記第4の雲高を含む気象通報式を生成する、
システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、
前記第2の雲高は、レーザを用いた雲高計により測定された値であり、
前記第3の雲高は、衛星画像に基づいて取得された値である、
システム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、
前記視差の抽出として、前記プロセッサは:
前記ステレオ画像から前記雲を検出し、
前記ステレオ画像を前記雲の領域毎に分割し、
前記ステレオ画像の前記領域毎に前記雲以外の部分をマスキングし、
マスキングしていない部分の対応点における視差を、前記視差として抽出する、
システム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムであって、
前記プロセッサは、以下の条件に合致する場合、前記第4の雲高を決定せずに前記第1の雲高を除外する:
前記第1の雲高の基となった前記ステレオ画像の撮像時刻と、前記第3の雲高の基となった衛星画像の撮像時刻と、の差が所定の閾値以内である、且つ、
前記第1の雲高が前記第3の雲高よりも高い、
システム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、
前記第4の雲高の決定として、前記プロセッサは:
同一の雲に対して前記第1の雲高と前記第2の雲高とが取得され、且つ取得された前記第1の雲高と前記第2の雲高とが異なる場合、前記同一の雲に対する前記第2の雲高を前記第4の雲高に決定する、
システム。
【請求項6】
請求項5に記載のシステムであって、
前記第4の雲高の決定として、前記プロセッサは、以下の条件に合致する場合は、第1の雲に対する前記第1の雲高と前記第2の雲高との比率に基づいて、第2の雲に対する前記第4の雲高を決定する:
前記第1の雲に対して前記第1の雲高と前記第2の雲高とが取得されている、且つ
前記第2の雲に対して前記第1の雲高が計測されて前記第2の雲高が取得されていない、
システム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、
前記第4の雲高の決定として、前記プロセッサは:
同一の雲に対して前記第1の雲高が取得されずに前記第2の雲高が取得された場合、前記同一の雲に対する前記第2の雲高を前記第4の雲高に決定する、
システム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムであって、
前記ステレオカメラは、可視光カメラ、または近赤外線カメラである、
システム。
【請求項9】
請求項2に記載のシステムは、さらに前記レーザを用いた雲高計を有し、
前記第4の雲高の決定は、少なくとも前記第2の雲高に基づく、
システム。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムであって、
前記プロセッサは:
生成した前記気象通報式を出力する、
システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、コンピュータ、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、空港において航空機の離発着を管制するに際しては、逐次変化し得る空港周辺の気象情報が必要である。METAR(定時飛行場実況気象通報式)は、航空気象情報を通報するための気象通報式の一種であり、空港や航空基地等の気象状況の把握に使用されている。
【0003】
METARには、風向、風速、視程、天候、雲高等の各観測項目の情報が含まれる。これらの観測項目のうち、特に雲高については、その計測が観測員の経験に基づいて行われており、自動化があまり進んでいない。
【0004】
なお、従来、雲高を計測する装置として、レーザを用いたシーロメータ等が存在するが、シーロメータは、直上の雲高は計測できるが、水平方向の計測範囲が狭いので、全天に亘って雲高を計測できない。
【0005】
雲高計測に関し、例えば特許文献1には「レーザからのデータを受信して、局所的な範囲の複数の雲底の高さを計測する局所雲高計測部と、センサから全天の画像データを受信して、画像データに基づいて複数の雲底の相対的な高さを推定する低精度雲高推定部と、レーザによる計測範囲と複数の雲底の交点を受け付け、交点と局所雲高計測部により計測した複数の雲底の高さを用いて、低精度雲高推定部にて推定した複数の雲底を補正する雲高補正部と、を備える全天雲高計測装置」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-13152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術は、遠赤外線カメラ(赤外線サーモカメラ)と、シーロメータとを組み合わせた技術であるが、雲高計測の精度に向上の余地がある。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、全天に亘る雲高を高い精度で計測できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るコンピュータは、
1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備えるコンピュータと、
を有する。
そして、前記プロセッサは:
雲が存在し得る上空を撮像したステレオ画像を、前記ステレオカメラから取得し、
前記ステレオ画像の対応点における視差を抽出し、前記視差に基づいて前記雲までの距離を表す第1の雲高を取得し、
以下に基づいて、第4の雲高を決定し:
前記第1の雲高、及び
雲底高度を表す第2の雲高、及び雲頂高度を表す第3の雲高、の少なくとも一方、
前記第4の雲高を含む気象通報式を生成する。
別視点では、このようなコンピュータで実行可能なプログラムが本発明の別な一態様であり、このようなコンピュータと、ステレオカメラと、を含むシステムがさらに別な一態様である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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