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公開番号
2024171865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089130
出願日
2023-05-30
発明の名称
搬送システム、制御装置及び制御方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
B65G
1/137 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】オーダに対応する複数の物品の保管位置が、複数のエリアに跨る場合でも、仕分け作業の作業負荷を低減する。
【解決手段】第一オーダに対応する複数の物品が二つ以上の保管エリアに配置されている場合、制御装置は、第一オーダに対応する一部の物品が配置された第一保管エリアを選択し、第一保管エリアから当該一部の物品を出庫するように第一保管エリアのマテハン設備を制御し、一部の物品が出庫されるワークステーションである搬送先WSを特定し、搬送先WSに対応する停車エリアに移動するように、第一オーダに対応する第一オーダ容器を積載する第一搬送装置を制御する。第一オーダ容器に一部の物品が入れられた後、制御装置は、第一オーダに対応する別の一部の物品が配置された第二保管エリアに対応する停車エリアに移動するように、第一搬送装置を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インターフェース装置と、記憶装置と、前記インターフェース装置及び前記記憶装置に接続されたプロセッサとを備え、
前記記憶装置は、少なくとも保管方式、出庫方式、ピッキング方式のいずれかが異なる複数の保管エリア其々に配置された物品の在庫に関する情報を含んだ在庫情報を記憶し、
前記複数の保管エリア其々について、一つ以上のワークステーション(WS)と一つ以上の停車エリアとがあり、
前記一つ以上のWSの各々は、当該WSが関連付いた保管エリアからの物品の出庫先になり得るエリアであり、出庫された物品をピッキングする作業及び/又はピッキングした物品をオーダ容器に入れる作業が行われるエリアであり、
前記一つ以上の停車エリアの各々は、搬送装置が停車するエリアであり、
前記複数の保管エリアのうちの一つ以上の保管エリアが、マテハン設備を有しており、
前記インターフェース装置は、前記一つ以上の保管エリアのマテハン設備と、第一オーダに対応する第一オーダ容器を積載する第一搬送装置を含む複数の搬送装置と通信し、
前記第一オーダに対応する複数の物品が前記複数の保管エリアのうちの二つ以上の保管エリアに配置されていることを前記在庫情報から特定した場合、前記プロセッサは、
前記特定した二つ以上の保管エリアのうち、前記第一オーダに対応する一部の物品が配置された第一保管エリアを選択し、
前記第一保管エリアから、前記第一オーダに対応する前記一部の物品を出庫するように、前記第一保管エリアのマテハン設備を制御し、
前記一部の物品が出庫されるWSである搬送先WSを特定し、
前記搬送先WSに対応する停車エリアに移動するように、前記第一オーダに対応する第一オーダ容器を積載する前記第一搬送装置を制御し、
前記第一搬送装置が積載する前記第一オーダ容器に前記出庫された一部の物品が入れられた後、前記第一オーダに対応する別の一部の物品が配置された第二保管エリアに対応する停車エリアに移動するように、前記第一搬送装置を制御する、
制御装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記第一オーダを含む二つ以上のオーダ其々について、当該オーダに対応する物品が、前記第一保管エリアに配置されている物品を含む場合、前記プロセッサは、
当該二つ以上のオーダに対応する二つ以上の物品を前記搬送先WSに出庫するように前記第一保管エリアのマテハン設備を制御し、且つ、当該二つ以上の物品が前記搬送先WSに到着する順を特定し、
前記二つ以上のオーダ其々について、当該オーダに対応するオーダ容器を積載する搬送装置が前記搬送先WSに対応する停車エリアに到着する順が、当該オーダに対応する物品が前記搬送先WSに到着する順となるように、前記第一搬送装置を含む二つ以上の搬送装置を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第一オーダに対応する前記一部の物品が出庫されて前記搬送先WSに到着するタイミング又は前記搬送先WSでピッキングされるタイミングを特定し、
前記特定したタイミングにあわせて、第一オーダに対応する前記第一オーダ容器を積載する前記第一搬送装置が前記搬送先WSに対応する停車エリアに到着するように、前記第一搬送装置を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第一オーダを含む二つ以上のオーダ其々について、当該オーダに対応する物品が、前記第一保管エリアに配置されている物品を含む場合、前記プロセッサは、
当該二つ以上のオーダ其々について、当該オーダに対応するオーダ容器を積載する搬送装置が前記搬送先WSに対応する停車エリアに到着する順を特定し、
当該二つ以上のオーダ其々について、当該オーダに対応する物品が前記搬送先WSに到着する順が、当該オーダに対応するオーダ容器を積載する搬送装置が前記搬送先WSに対応する停車エリアに到着する順となるように、当該オーダに対応する物品を前記搬送先WSに出庫するように前記第一保管エリアのマテハン設備を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記第一オーダに対応する前記第一オーダ容器を積載する前記第一搬送装置が前記搬送先WSに対応する停車エリアに到着するタイミングを特定し、
前記特定したタイミングにあわせて、前記第一オーダに対応する前記一部の物品が前記搬送先WSに到着するように、前記第一保管エリアのマテハン設備を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
複数のオーダに対応する物品について、出庫可能なWSを特定し、
前記第一オーダに対応する物品と、第二オーダに対応する物品について、出庫可能なWSが同じ物品が、少なくとも一部に含まれることを特定し、
前記第一搬送装置が積載する前記第一オーダ容器と第二オーダ容器について、前記第一オーダに前記第一オーダ容器を割り当て、前記第二オーダに前記第二オーダ容器を割り当て、
前記出庫可能なWSが同じ物品について、当該物品が配置された前記第一保管エリアから、当該出庫可能なWSである搬送先WSに出庫するように、前記第一保管エリアのマテハン設備を制御し、
前記搬送先WSに対応する停車エリアに移動するように、前記第一オーダ容器と前記第二オーダ容器を積載した前記第一搬送装置を制御し、
前記出庫可能なWSが同じ物品について、前記第一オーダにおける当該物品の数量であって前記第一オーダ容器に入れる数量を含む作業指示情報と、前記第二オーダにおける当該物品の数量であって前記第二オーダ容器に入れる数量を含む作業指示情報を、前記第一保管エリアの搬送先WSのステーション端末に出力する、
請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記第一オーダに対応する前記複数の物品のうち、前記第一オーダに対応する前記第一オーダ容器に入れられていない物品が配置されている一つ又は二つ以上の保管エリアの各々について、当該保管エリアでの状況、又は、当該保管エリアのWSでの状況を特定し、
少なくとも前記特定された状況に基づき、前記一つ又は二つ以上の保管エリアのうち移動先となる保管エリアに対応する目的位置を決定し、当該決定した目的位置に移動するように前記第一搬送装置を制御する、
請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第一オーダに対応する前記第一オーダ容器に入れられていない物品である第一物品と第二物品について、前記第一物品を前記第一オーダ容器に入れる作業を行う第一WSと、前記第二物品を前記第一オーダ容器に入れる作業を行う第二WSとの其々における作業タスクの状況を特定し、
少なくとも前記特定した作業タスクの状況に基づいて、前記第一WSより作業タスクが少ない前記第二WSに移動するように前記第一搬送装置を制御する、
請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記第一オーダに対応する前記第一オーダ容器に入れられていない物品である第一物品と第二物品について、前記第一物品を前記第一オーダ容器に入れる作業を行う第一WSと、前記第二物品を前記第一オーダ容器に入れる作業を行う第二WSとの其々に対応する搬送装置の待機状況を特定し、
少なくとも前記特定した搬送装置の待機状況に基づいて、前記第一WSより待機する搬送装置が少ない前記第二WSに移動するように前記第一搬送装置を制御する、
請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記第一保管エリアから、前記第一オーダに対応する前記一部の物品を出庫する場合、前記一部の物品を出庫可能なWSである第一WS及び第二WS其々における作業タスクの状況を特定し、
少なくとも前記特定した作業タスクの状況に基づいて、前記第一WSより作業タスクが少ない前記第二WSを、前記一部の物品が出庫されるWSである搬送先WSとして決定する、
請求項2乃至5のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、搬送装置の走行により搬送物を搬送する技術に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、「商品を集品のために保管する保管エリアに沿って集品コンベアを設けて構成される集品ラインを複数ライン備えており、前記複数の集品ラインのそれぞれで、前記集品コンベアを流れてくる集品容器に作業員が前記保管エリアから必要な商品を取り出して投入する作業であるピッキングを行うことにより商品を購入者向けに仕分けて集品するようにされている商品仕分けシステム」に関する技術がある。例えば、特許文献1に記載の技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-182290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物流センタにおいて、各保管エリアからオーダに対応する物品(例えば商品)をピッキングして、梱包単位に仕分けをする作業は、負荷が高い作業である。特に、EC市場の拡大する一方で、物流センタにおける作業員の不足等の問題も生じており、作業負荷を減らすニーズは高い。
【0005】
そこで、オーダに対応する複数の物品の保管位置が、複数のエリアに跨る場合でも、仕分け作業の作業負荷を低減可能なシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
制御装置は、少なくとも保管方式、出庫方式、ピッキング方式のいずれかが異なる複数の保管エリア其々に配置された物品の在庫に関する情報を含んだ在庫情報を記憶する。複数の保管エリア其々について、一つ以上のワークステーション(WS)と一つ以上の停車エリアとがある。一つ以上のWSの各々は、当該WSが関連付いた保管エリアからの物品の出庫先になり得るエリアであり、出庫された物品をピッキングする作業及び/又はピッキングした物品をオーダ容器に入れる作業が行われるエリアである。一つ以上の停車エリアの各々は、搬送装置が停車するエリアである。複数の保管エリアのうちの一つ以上の保管エリアが、マテハン設備を有している。制御装置は、一つ以上の保管エリアのマテハン設備と、第一オーダに対応する第一オーダ容器を積載する第一搬送装置を含む複数の搬送装置と通信する。第一オーダに対応する複数の物品が複数の保管エリアのうちの二つ以上の保管エリアに配置されていることを在庫情報から特定した場合、制御装置は、二つ以上の保管エリアのうち、第一オーダに対応する一部の物品が配置された第一保管エリアを選択し、第一保管エリアから、第一オーダに対応する一部の物品を出庫するように、第一保管エリアのマテハン設備を制御し、一部の物品が出庫されるWSである搬送先WSを特定し、搬送先WSに対応する停車エリアに移動するように、第一オーダに対応する第一オーダ容器を積載する前記第一搬送装置を制御する。第一搬送装置が積載する第一オーダ容器に出庫された一部の物品が入れられた後、制御装置は、第一オーダに対応する別の一部の物品が配置された第二保管エリアに対応する停車エリアに移動するように、第一搬送装置を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、オーダに対応する複数の物品の保管位置が、複数のエリアに跨る場合でも、仕分け作業の作業負荷を低減することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態における複数種類のエリアの概略を示す図である。
移動エリアの構成の説明図である。
搬送装置と搬送装置への積載の例を示す図である。
搬送装置と搬送装置への積載の別の例を示す図である。
平置きエリアの例を示す模式図である。
自動倉庫エリアの例を示す模式図である。
棚搬送エリアの例を示す模式図である。
流動棚エリアの例を示す模式図である。
梱包エリアの例を示す模式図である。
搬送システムにおける要素の具体的な構成例の一部を示す図である。
搬送システムにおける要素の具体的な構成例の残りを示す図である。
オーダテーブルの構成例を示す図である。
在庫テーブルの構成例を示す図である。
保管エリアテーブルの構成例を示す図である。
搬送装置テーブルの構成例を示す図である。
移動エリアテーブルの構成例を示す図である。
出荷箱テーブルの構成例を示す図である。
積載作業管理テーブルの構成例を示す図である。
ピッキング作業管理テーブルの構成例を示す図である。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
オーダ処理の流れの一部を示すフローチャートである。
出荷箱選択処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
【0010】
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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